2010年10月30日土曜日

四十惑惑

しじゅうワクワク。


いやいや。


まどってばかりですわ。


まよってまどって。人それを迷惑と呼ぶ。


半溶けどころかもうとっくにぐにゃぐにゃのスイスチーズみたいな脳に成り果てているのではないですか。


 


最適の半溶け加減、最適のなまぬるさはほんのわずかな時間しか存在しないのです。あとは冷えるか熱くなるか。


このくらいのかんじでいつまでもいたいよね、沸きたくないのですぬる湯でいたいのですなのに焦れているのですそれで煮えてしまうのです。


煮えるぬるま湯。なんでしょうかそのアンビバレンスな状態は。物理的には気圧が低いと考えられますが。


 



 


むかし、北の新地あたりに、中年の女性がひとりでやっている酒亭があった。この店の酒の肴は伊豆から取り寄せたワサビ一品で、摺りおろしたワサビをなめながら、酒をのむ。

池波正太郎『むかしの味』


 


ううん。渋いですね。お店は「ひとり亭」という名前だったそうです。名前も渋いですね。


ハイジさんがワサビなめながら酒を飲む派でした。おっ渋いねおねいちゃん。しかしグラスふちにワサビを塗ったくったハイジさん作のカクテル「バンビー・パンチ」は渋さの対極にあります。


 



 


美術チームプラスはまじの飲みに呼ばれる、KUDANスタッフチームは仲良いわねえ、がもう泣けるほどしんどかったのでちょっと休んで夜半に参加。


着く頃にはもちろん全員すっかりお酔いでゴキゲンさんでござんした。


「次はもう3月まで芝居ないのか…寂しいよ~」


8月からの怒涛の舞台漬けをやっと終えて疲労コンバインも覚めやらぬうちにそのような発言が出るとは、やはり幹事長は只者ではないと思いました。凄いです。敬意を覚えます。