絶版で古書店価格も結構なお値段だったポール・クローデル『朝日の中の黒い鳥』が復刊。ありがとう講談社学術文庫。
日本文化に造詣の深いフランス大使で詩人で戯曲家というざっくりしたことしか知らないのだけど、ぱらっと読んで、そーか、この人が駐日してた時期って、関東大震災だの大正天皇崩御だの、日本てんやわんやだった頃なんだねえ、と思い至る。
『繻子の靴』は昨年末に京都造形芸術大学で上演されたんですよね、上演8時間(11時開演20時半終演)と聞いて「歌舞伎の通し狂言並みだな」と思いました。演る側も大変だ。
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ふみちゃんがあすなろう鉄道に乗った話がうらやましく。
いや、金満列車ななつ星なんかと違ってうらやましがらんでも乗ろうと思えばいつでも乗れるんだけど、乗ろうと思えばいつでも乗れると思っていると、結構、乗らない。ていうか乗ってどこか行くあてがないので「あすなろう鉄道に乗りに行くぞ」ってハッキリと目的化してことに挑まないと、乗れない。
目的地があって乗りたい電車といえば三岐鉄道ですよ、四日市行くとき富田あたりで交差する。かわいい車体が多い。丹生川駅に貨物鉄道博物館があるのです、いつか行って見たいなあと思いつつ、月1回しか開館してないのでなかなか行けない。あと三岐線終点駅から2キロくらい歩くと養鱒場があってマス釣りが楽しめます。
わしわしは電車のお顔(先頭車両)が撮れれば満足という程度のあれなんですけど、鉄課長の言うに撮鉄は1枚の中に先頭車両から最後尾の車両まできれいに収めるのが腕の見せ所なんだそうで、ああ、そういう角度を狙おうとするからあれな人が線路内に立ち入ることになるのか、延々続く16両編成貨物を1枚に収めようと思ったら轢死覚悟で殆ど真正面から撮らないといけないのではないでしょうか。わしわしはやっぱり電車のお顔が写っていればいいのです。
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鉄の人といると電車に興味が湧き、ミリオタに付き合うと戦闘機に興味が湧く、なんて分かりやすい。
「週間F-4EJ改を作ろう」のCMに反応してしまうが、2号以降1799円×全109巻と聞いて頭を振る、約20万円ですよあなた。いやあ、週間商法、怖い商売だ。