2014年12月21日日曜日

ラブレ姫

植物性乳酸菌・ラブレ菌がアレルギーに効果的という噂なのでなるべくラブレを飲むようにしている。


植物性乳酸菌というのはすぐ気づけ、もとい、すぐき漬けの発酵菌株らしい。言われてみるとラブレはなんとなくあと口がすぐき漬け味。


そしてすぐき漬けといえば沙石集の姫である。


 


おヨメ入りに当たって、乳母殿から「つまらないことでべちゃくちゃ喋っていては殿方のハートは掴めませんよ。春の鶯のように、声が聞きたいものだなあと望んでいるところにそっと一声発する、そんな態度でいてこそ男性は萌えるのです」と教えられて、「そんなことわかってます!乳母はいつまでわたしをお子様扱いするのですか!」と答えるのだけど、いざおヨメ入りしたら2日も3日も一言も殿と口をきかないありさま、傍らの乳母が「これはちょっとやりすぎでは」と心配になったある日、お膳のすぐき漬けがよっぽどお気に召したのか姫が突然「すーぐき、食おう、すーぐき、食おう」と鶯の鳴き真似ですぐき漬けを所望し、乳母が「やばい、黙らせよう」と慌てて「はいはい今すぐおかわりをお持ちします」と言うのだけど時遅しで、ご丁寧に「ケキョケキョケキョ」と最後まで鳴き真似をされて、殿もなんじゃこの姫はとあっけにとられたとのことです。


 


というのが沙石集のすぐきの姫のあらまし、2日も3日も無言でいた新婦が突然ケキョケキョケキョでは新郎も驚くやら呆れるやらでしたでしょうが、事情を聞けば可愛らしいというか微笑ましいというか、これはこれである意味萌えではないでしょうか。


ラブレを飲みながらすぐきの姫に思い馳せて、ラーブレ、飲もう、ケキョケキョケキョ、と心で唱えてみる。


 



 


すげー、おーしま、直木賞ノミネートだー。


賞とっていっぱい本が売れるといいねーとメール、返信は「ちょっとした手違いみたいなものでー」とのこと、確かにぶっちゃけおーしまさんは直木賞とかのメジャーな賞が似合わないイメージではある、こう、平林たい子文学賞とか野間文芸賞とか、権威はあるのに一般人には今ひとつ知られていない(=セールスに直結しづらい)賞の方が、なんかしっくりくる。


おーしまの本がいっぱい売れていっぱい儲かればいいと思うのは、「将来あたしは絶対食いっぱぐれるから、そうしたらなおちゃんとバルの家に泊めてね」という約束(ものすごく長いこと言ってた)がこちらの都合により果たせなくなっているので、そういう事態を回避できなさったらいいなあと思うからであるよ。


 



 


コクシネルって今も活動続いてるのか!


本日のびっくりであった。