ねねむさん達兄弟は
こんな猫毛虫状態の頃にすでにそれぞれの性格が出てました。
人懐っこいの、乱暴なの、おっとりしてるの、面倒見がいいの。
ねねむさんはあかんぼのくせに面倒見のいい猫でした。
兄弟たちの毛づくろいをえんえんしていた。
今も変わらず「舐め猫」です。しょっちゅう毛づくろいされる。してくれなくていいのよ…
幼猫にしてすでに「すべての箱はあたちのもの」宣言
あとねねさんはこの時期からすでに人の好き嫌いがあった。
いまだに基準がわからないのだけど、一目見てあかんとなったらびびりまくって姿も見せないし、大丈夫な相手にはすり寄ってちゅーしてなつきまくる。
人との暮らしはストレスにならないタイプらしいので助かっている。
里子に出した仔猫(祝命名・さーや)はたいそうなつっこく、物おじせず、人間大好きな振る舞いで獣医さんを微笑ませ初猫飼の里親さんをとりこにした。
そういう性格というか才能なんでしょうな。
もし、人におびえて逃げ出すような仔猫ならわたしも無理に追いかけてとっ捕まえてまで保護しなかったと思う。
見えない目でトテトテ寄ってきて靴にすり寄ってきたからほっとけなくなってしまった。
自ら助くるものを助く。猫なのに赤ちゃんなのに、偉いやつじゃ。
ねねむさんの名前は宮沢賢治の童話「ペンネンネンネンネン・ネネム」に由来してます。
特別宮沢賢治ファンていうのじゃないんだけど、変な名前だったんで頭のどっかに残ってた。
「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」って呼ばれてるかな。原稿紛失で正式タイトルがわからない賢治童話の一つ。
ペンネンネンネンネン・ネネムが成長して出世してばけもの世界裁判長になって…ていうすっとぼけた冒険物語で、説教くさいところがないのがいいと思う。
いつだったか小牧で健ちゃん(すうどん)に「猫の名前は?」と訊かれて「ねねむ」と答えましたら、
「ペンネンネンネンネン・ネネムの?マニアックだなあ!」と言われました。知ってるあなたもマニアックだと思いました。
自主的に体重測定 8週令で約1000グラム
ハト坊Quadra遣いだったのか
健やかにご成長なされました