2015年3月22日日曜日

春の彼岸

新ネタ追加。


岸田今日子を思い出したら市原悦子が思い出せなくなりましたぜ。


 


違うとわかっているのに先に出てきた名前が消えてくれない、間違ったタグ付けで脳内データが上書きされちゃったあの感じのどーしょーもなくジレッたい現象に名称はあるかしら。


 



 


田岡さんと例のお気に入りでおとっときの居酒屋で春呑み。


失猫のなぐさめ、ありがとうございます。


ホヤにつくしに白貝にアオヤギ、春の味覚を堪能。


お品書きのするどいラインナップと価格帯とお店の雰囲気と築年数が、どうにもこうにも木の実さんっぽいのだな。


「煮付けは不幸があったので、サービスで」(ちょっと焦げ付かしたらしい)とか言っておまけが来たり。


木の実世代の人はここ好きかろうな。


ただ何の最寄りでもないので(駅からも遠い)紹介しにくいのだな。


 


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調理台を挟んでカウンターが向かい合う構造なのだが、どうやら、奥側のカウンターは常連席と決まっているようで、選ばれた人達が並んでいる。


「彼岸ですね」


「彼岸ですか」


「あれが彼岸に行ける人達ですよ、波羅羯諦(ハラギャテイ)です」


修行を積まないと行けないのです。


 


長居する店ではないのです。春の宵もまだ明るいうちから呑みはじめてさっさと締めて、暮れてもほの暖かい夜道を歩いて栄で小休止、コーヒーとアップルパイ、それからまた歩いてトモヒロさんとこ、偶然なまず映画のプロデューサーさん(天願監督の弟さん)と入れ違う、そして芸文で作業終わりのハイジさんと合流。


先週の『カム伝』観劇行の顛末を聞いて、笑…えないな、労う。


その後なんかちょっとだいぶ先の話とか聞いて、散会。


 



 


いちご…だと思ったら腹側がいちごそっくりに擬態した毛虫で、しかもその毛がモッサモッサに長くて多くて、イヤーあんなの触ったらかぶれちゃう、と逃げ回っているうちにその毛虫が猫の尻尾になって部屋中を練り歩くのだけど尻尾が毛虫の猫は触りたくなくてベランダ出た隙に窓を閉めてふーってひと息つく夢をみました。うちの故猫とは似ても似つかぬ三毛猫でしたが締め出された後も部屋に入りたそうにしてました。


 


その次の日にはふみちゃんが出てきました、今年に入ってからふみちゃんの夢をしょっちゅう見る、現物にも会ったけどまだ夢にも出る。どんだけふみちゃん好きだ。夢の中ではふみちゃんに「カシワの『風旦那』おもしろかったよ」と、書いたことない掌編を誉めてもらいました。風旦那。たぶん坂口安吾『風博士』のパロディです、書いたことないけど、きっと。