物理的に燃えたのかと思ってビクッとした見出し。
ミスリード狙ってるよね。こうしてクリックさせちゃうんだよね。
古いデータを探してますが持ってませんか、の問合せ。
物理的にはすぐに見つかった。だが媒体はフロッピーディスク。しかもワープロ時代。
こんなこともあろうかとFDD内蔵PCも保管してあるのだが「A:¥フロッピーディスクにアクセスできません」エラー、Aドライブとか久々に聞いたなあ、それはともかく別の比較的新しいFDは読み込めるからこれはドライブの問題ではなくFDのフォーマットが違うのか、思えばこれ打ち込んだのは21年前でまだ実家にいた頃、ということはワープロも古い機種でテキストコンバート機能なんか無かった時代、うん、そりゃ読めんな。
で更に押入れの奥からワープロ書院(テキストコンバート機能有)を引っ張り出してきたのであるが、度重なる転居のためAC電源ケーブル紛失、またこのケーブルのコネクタがなんか他で見たことのない特殊形状で他の製品の電源ケーブルで代用できない、なんて「互換性」意識のない時代だったんだ!
データ探しててコンデンス台本の一太郎データとかも出てきたよ、一太郎ってこれまた懐かしいな。
◇
朝のワイドショーで司会者が「重さが違うから落ちる速度が違うのかねえ」って言ってました。
ピサの斜塔からやり直しましょうか。
◇
秋分の祝日にはオープンしたてのシンフォニー豊田ビルに行ってきましたが、日曜日にはこれまた6月にオープンしたばかりのKITTE名古屋ビルに行ってきました。
名古屋駅は新ビルラッシュだねえ。
用事は郵便局だったのでKITTEのおしゃれ飲食店は覗いただけなんですが、1階の「ラ・メゾン・ジュヴォー」が特に気になりました、生ロカイユ(メレンゲ菓子)ってどういうこと?生?生って。
サロンではオシャンティモーニングもやってるそうなのでそのうち行ってみます。
なんか久々に見たな、マッキントッシュの椅子(ヒルハウス)。
ちょうどさっき「高価な椅子」話の中で話題に挙げたとこだったよ。
◇
「『名を名乗れ。』(君の名は。のこと)の背景画が凄い描き込みだそうですよ」
「興行収益が100億突破したらしいですね」
「シン・ゴジラ抜かれちゃいましたね」
「木曜、ミッドランドシネマで上映時刻が被ってたんですよ。シン・ゴジラと名を名乗れ。(君の名は。のこと)が上映開始10分違いくらいでどっちも満席で。開場前のロビーが物凄いごった返しててエレベーター開いた瞬間にお客さんが『えっ何これ』って驚いてましたよ」
「『名を名乗れ。』(君の名は。のこと)を観たんですか?」
「観ませんよ。なんでですか?」
何か問題でも?
24日、名古屋ではトモヒロさん演出のお芝居とか坂本さん生演奏の人形劇とかあるゲイジュツの秋曜日だったのですが、田岡組一行は瀬戸の招き猫まつりへ。
お目当ては白崎映美さん率いる「東北6県ロールショー」ライブです。
猫といえばカリスマ猫漫画家・ますむらひろし、で、ますむら繋がりで白崎さんにお声がかかって今回の祭参加に相成ったそうな。
ていうか瀬戸物市は有名だから知ってるけど、瀬戸で招き猫まつりなんてやってるんだな。今年で21回目。
招き猫といえば常滑のイメージだけど瀬戸物もあるんやねえ。
ライブ会場は瀬戸電駅前のホールで、なんかお芝居にも使えそうな場所だなあ、小綺麗なところでした。
で、ライブ開始よりちょっと早めに着いたので招き猫まつりに沸く「銀座商店街」を散策、なんかすごい「鄙び」な商店街。
かっこいい写真館の建物。
それから商店街を抜けて工芸館で白崎さん作の招き猫を見に行ったり。駅周辺をぐるっと歩いたり。
朽ちかけ。
朽ちかけ2。
ペラペラのお城。
やったるどー!な狸。
東北6県ロールはすごいパワーでした。黄金の瀬戸っ子ダンサーズと巨大招き猫やますむらひろし氏もゲストで登壇。
ライブの後に猫グッズ買おうと思っていたら、もうどのお店も撤収していてガッカリ。6時終了って早くないか。そんなもんなのかい。
銀座商店街に戻ってニシキゴイのいる鮮魚居酒屋で1杯。カワハギ、新サンマ、旨うござんした。
その他でっかいだし巻きや、卓上こんろでキムチ豆腐など。んまーですよ。
「こういうこんろって何でこういう謎の筆文字が書いてあるんだろう?」
「…呪い?」
「えっ」
ハイジさんがなんかすごいこと言った。
まじめな話に戻しますと、この「飛騨こんろ」の和紙はたいていは謡曲『菊慈童』の詞章が書いてあるんですけどここのは菊慈童じゃなかったです、どうやら西郷隆盛作の七言絶句らしい。豪気将に呑まんとす五大州。ゴマ点は詩吟用かしら。
そのあとちょっと主催者側打上げにお邪魔しておまつり主催者にこのおまつりの経緯を聞いたり。わりと驚いたのはこの主催の方が瀬戸の人じゃないってところだな、21回ずっと関東から駆けつけておまつりを主催。
打上げは「あの人が猫界のカリスマで」という謎の肩書きの人がいっぱいいらっしゃいました。招き猫5000体コレクターとか薬師猫像が当たって猫御殿建てた造形作家とか。猫界のカリスマなんて岩合光昭くらいしか知らんかったが猫界内カテゴリが多彩だな。
造形作家さんはその昔じゃがたらのライブの美術をやっていたそうで、ほお、思わぬところで懐かしい名前を聞いたわ。
ところで打上げ会場のホテルが神社の境内にあってびっくりした。鳥居くぐって社殿の脇、普通なら社務所とかある位置にホテル。
神社で神前式挙げてそのままホテルで披露宴的な?
鳥居の脚がタイル貼りだったり狛犬が陶製だったり、瀬戸の氏神様じゃーって感じの神社です。
銀座商店街の鄙うどん屋さん。
駅前ホールでヤジキタ公演の際にはこのうどん屋さんで出前ですね!
軽くてコンパクトで大容量なカバンを探している。
軽くてコンパクトで大容量。この矛盾する要望、童顔でスレンダーで巨乳、的な。
A4ファイルが入ったり500mlペットボトルが入ったりしてくれると嬉しい、でも登山みたいなリュックはイヤ。
◇
わたしのおうちはスイッツァランドよ。
「おおブレネリ」を鼻歌に歌いながらなぜかブレネリはオランダ人だと思っていて、おうちはスイッツァランドよ、まで歌った瞬間すごいびっくりした、スイスじゃん!なんでいつの間にオランダだと思い込んでたのよ!
こんなにわかりやすくスイッツァランドを明言しているのに、なあ。
◇
最近「生乾き」の文字を「生姜焼き」と空目するんだ。
「生姜焼き臭を予防!」ってどんな洗濯洗剤だろう、と一瞬思う。
◇
豊洲その後。
地下のコンクリ槽の水溜りにリトマス紙を浸して「青くなりました!」と重大事実発覚のように報じる記者さんをテレビで見ながら。
一事が万事…と思うほど乱暴な思考の持ち主ではないつもりであるが、とりあえず、打ちたてのコンクリに溜まった水はそりゃ強アルカリ性だろうよ、とは思う。原料は石灰だからねえ。
理系とか文系とか関係ないだろ基礎知識だろ、と思うんだが今時は違うんか。
◇
ハイレベル会合の席で低レベルな罵倒合戦。
◇
先ごろオープンしたシンフォニー豊田ビルの飲食街、1階のガレットカフェ「ラ ボビン」に寄ってきた。
卵とチーズとエビとアボカドとサラダのガレット。
ボリューミー。1つでかなり満腹するやつです。お飲み物はシードルじゃなくて白ワインを選択。
ラップドガレットってことでせっかく綺麗に包んであるのでこのままかじりつきましたが、お皿とナイフとフォーク借りて食べた方がスマートだなと後から思いました(用意はされている)。
クレープの方は生地にアーモンドの砕いたのを混ぜ込んでるとか。それも香ばしそうですね。次回はロックフォールとイチジクとクルミとはちみつのクレープを頂きたいと思います。
貴方が噛んだ小指が痛い、ではなく、自分で剥いたささくれが痛い。例の「思ったより生肉に繋がっていた」ってやつだよ。いてーよ。
◇
お出かけから帰ってきて地元駅で別の観光スポットのポスターを見た瞬間に「あっちの方が良かった!」と言い放たれてとてもガッカリ&しょんぼりな休日。えー。それ言っちゃうのー?
なんか疲れが出ちゃう。
◇
カズオ・イシグロとイサム・ノグチを稀に取り違える。
いっこも似てねーよ!
どっちも名前だけ知ってて作品(つうか製品つうか)に縁が無いので名前の中黒しか印象に引っかかってないんだろうな。
なんと大雑把な分類か。
◇
味の想像がつかなくて買ってしまったいかソーセージ、日本ハムの新製品。
いかに練り肉を詰める新発想。
いやいや、ご飯詰めるくらいだし今までこの発想が無かったのがむしろ不思議か。
◇
豊洲新市場盛り土問題。
さっきNHKのニュースで「関係職員の間で認識がずれたまま議論が進められていたことがわかりました」とか報道されてた。
認識がずれたまま進む議論!
「ではこの件に関してはそれ(盛り土有り)が最適という結論でよろしいですね?」
「はい、その方向(盛り土無し)で計画を進めます」
みたいな?
すげーな、三谷幸喜のドタバタコメディみたい、三谷幸喜よく知らんけど。
◇
行くたびにくれるので増えゆくステッカー。消費するあてはないのよ。
パンフに「ネタバレ注意!」の封帯するくらいネタバレに気を使ってたのに入場時に名台詞ステッカー配布って、わりと台無しじゃないのか?それはもういいのか?みんな2巡目以降なのか?
リアルに身近な人たちは「面白かったよ」と勧めてもあらすじや感想をググるだけで観に行かない人たちばかりなので語る相手がおりません、幸か不幸か。幸か、幸なのかも、早口で熱く語る姿とかあんまり人前に晒したくはない。
鉄ちゃん前上長にも勧めたけど観に行ったろうか。
働く電車が好きです。
日常の通勤電車も好きだけど貨物関係はもっと好きなのであれがもしDD51やDE11にタキコキ連結だったらヤバかったなと思います、ヤバイの意味が自分でもわかりませんけどヤバかったのです。
初期はやわこくて水平でぬめぬめしてて進化した末に硬くてでかくて屹立するのってちんこのメタファーですよね!とか言ったら真面目なファンに殴られるかな、自重を支えるために外殻(外骨)化した故の外皮の頑丈さですかね、ともっともらしい考察もしておく。
◇
美容院の店先に飾られていた古い美容院椅子。
この朽ち方がおどろおどろしくて、「これまでに数えきれない悪党どもを始末してきた電気椅子だぜ」と言われたら信じそう。
◇
あ、おぐおぐだ。
あ、年齢が伏せられてる。下欄の人は年齢乗ってるのに。なんでだろう。
寝落ち寸前の朦朧脳に本日の日記タイトルの一文が脈略なく降りてきました。なんだなんだ。
◇
長電話の末に手元のメモ用紙にヴォイニッチ手稿第2章をものし、キーボード打ちながら寝落ちして尾形亀之助を降霊する、みみみららら。
降りてきてますね。嘘ですけどね。
◇
しわよせは〜歩いてこない♪
歩いてきちゃ困るわな、そりゃな。
◇
観に行ったらなんかしらんが公式ステッカーくれた。
嬉しいかっていうとちょっと微妙なんだけど、とりあえず、「無人在来線爆弾」は横書きであの書体でクリア地に白文字だったら写真やカレンダーの上から貼って楽しんだものを、と惜しむ。
人少ない・締め日・クレーム事後処理多発・突然のサーバ変更
と、休まらない月初め1週間であった、疲れて家帰って食欲なくてキャベツの千切り食べながら寝落ちする日々。一旦きれいに治まった湿疹が暴発しとる。眠い。痒い。辛い。
アタシに相談なくサーバ変更とかしないでくれる!?ていうかもうちょっと仕事が落ち着いてる時期にやってくれない!?って悲鳴を上げた、ま、言うだけ無駄なんですけど。
◇
疲れてくると被害妄想が膨らみます。
「あたしの行きつけのイオンだけ品揃えが悪くされる陰謀」的な。
詰まんないなあ、感情なんかは無かったらいいのになあ。
◇
iPhone7の発表の裏でひっそりと、iPadやらSEやらの既製品が一斉値下げしてた、SEの64Gが5万円切ったなあ、これは買い時かしら。
◇
シン・ゴジラの何にそんなにはまっちゃったんですか、は、訊かれる。
だって好きなんだもん、で、別に理屈で答えがあることでもないと思う、強いて言えば、伊福部昭の名曲がここって場面で使われてるのが気持ちいいとか、何気に近未来東京駅の完成図が見られる(八重洲地区および常盤橋街区再開発ビルが建ってる)とか、通勤電車や戦う車や働く車の活躍が見られるとか、うん、でも、パーツで好きになるわけでもないでしょ、だって観たいんだもんとしか。
◇
そら鰯雲。
たぶんまだわたし妄想の階段を上っている。
醒めたらアレのアレみたいに目鼻と悲鳴だけ残して真っ逆さまなんだわと思う。
だけどまだ上っていく。
雲の上行くって。
ちょっとしたキッチン雑貨を探していて。
お手頃なのを見つけたんだけど色のバリエーションが無くて、でもそのお店に無いだけで大型店に行けば色の選択可能らしいと知り。
エコ切符で電車とバス乗り継いで名古屋茶屋のイオンまで行ってきた。
いや遠いこと。気分は初秋の小旅行。
行きはエコ切符使えない路線だけどあおなみ線を利用。10年ぶりかなあおなみ線乗るの。途中に貨物施設があるのでコキ104や大量のコンテナやND552なども見られて楽しい。働く電車好き。
イオン名古屋茶屋店に行くにあたってアクセス確認しようと検索して出てきた情報。
最初に出てきたページが「イオンスタイル」のサイトで、そこのアクセス案内ページだとこういう機械的なゼンリンデータがばーんと表示される、徒歩45分て。
「イオンモール」のサイトにはもうちょっと親切な公共バス情報が載ってます。ちなみにシャトルバスは無い。辿り着いたときの陸の孤島感が半端なかったですよ。
でイオン着いたら映画館あってゴジラやってたんでついでに観る。
それとフードコートでドラゴンクレープデリのクレープ食べた、シンプルなのが食べたくてシナモンシュガーをオーダー、なにこれ美味しい。外はサクサク、中はモチモチ、みたいな。ラシックの地下にあったときに食べておけばよかった、茶屋なんて滅多に来ないし。
くいさし。
「外はサクサク、中はモチモチ」と形容しておけばもう大抵の流行りの美味しい甘味が該当するのではないかと思います、安易なようですがしかしやっぱり「外はサクサク、中はモチモチ」は最高だな。
当てはまらない例。
外はモチモチ、中もモチモチ…かなあ。この季節の限定商品、完熟いちじく大福。
看板に偽りなし。ものすごくいちじくなのです。
8月、定時で仕事が終われた日は獣医行くかシンゴジラ観るか飲みに行くか、みたいなふうだったので、人医の優先順位がすっかり下で、じくじくしたりカサカサしたりを繰り返しているうちに湿疹の指先がわりと酷いことになってしまい、血だらけになってようやっと医者行った。アレルギーとのことでとりあえずステロイド塗りたくって包帯で密閉して抗ヒスタミン剤を服んでじわじわ修復中。
パッと定時で上がれることが少ないだけでそんなシンゴジラ日参して観に行ってるわけじゃないよ。通常版2回とIMAX1回。ポップコーンは食べてないよ。
◇
盛夏も過ぎてつるべ落としの夕闇です、迷子になりながら知らないまちを歩いてみた。
名物・まずいまずいころかつ。
このほんのちょっとのスキマの時間、暗くなる前に寒くなる前に、いっぱい散歩したいのです。
ある日の新聞の全面広告。
「お葬式でTポイントが貯まります」
…新しいな!
◇
また別の日の新聞の新刊広告。
『聞いてビックリ「あの世」の仕組み』
…そもそもビックリだよ!なにかと!
これノリとしては昔の丹波哲郎霊界シリーズだよな。
◇
何年ぶりかでミニシアター以外の映画館に行くようになってへーと思ったこと。
一帯がキャラメルポップコーン臭い。
「映画館でポップコーン」って、「気になる臭いがしない、食べる時に音がしない(小さい)」っていうのが定番化した理由じゃなかったっけ。
なんでわざわざ超臭うキャラメルフレイバーにしますか。
と、怒り新党の投稿みたいな疑問を持ったが別段怒りは感じていないのであった、まあ「へー、今はそうなんだなー」って思ったくらいです。
においといえば4DX上映では石原さとみの登場シーンでいい匂いがするらしいですね、じゃあもちもん「少々臭います」の場面では少々臭うんだろうな?
◇
大きい映画館に行かなくなった理由は昔たて続けに痴漢に遭って腹が立った(お金払った上で観賞の邪魔されてお触りサービスを強要される理不尽)からであるが、今時のシネコンは指定席だしシート巾広いしすっかり安心できます。ナオミここに住む。
◇
ふと。
「東洋」という言葉の昭和くささを思う。
「東洋一」、「東洋の○○」言わなくなったね。
東洋いいよね。
ふたたびの東洋。
◇
マニヤな本だなあ。
廃線以前の未成線特集本。
面白かったよ。
◇
炎天下歩いてて唐突にこの看板が目に入ってなにかと思った。
ねずみ。と言われましても。
夏ね。
間引き人参の袋詰めを買ってきてピクルス作る。辛みも効かせて辛酸っぱいピクルスです。
変わり種ピクルスもやりたい。こないだ市販ので見かけたのは白葱ピクルス。あとゆで卵ピクルスとか。夏は酢漬けよね。
◇
それでも少しずつ涼しくなってきている気もします、夜中寒くて扇風機を止めた。
今年もあと4ヶ月半です。あっという間に寒くなるのです。「暑い暑い」と「寒い寒い」は文句じゃないのです、勝手に口から漏れちゃうのです。
◇
今年は愛知トリエンナーレの年です。目下開催中。
港千尋というかなり好きな写真家・評論家が芸術監督なのですが、トリエンナーレ自体にはあんまり惹かれず…
愛知トリエンナーレっていまひとつ特色がハッキリしてない気がする、越後妻有とか瀬戸内とかはわりと色がハッキリしてるのにね。あ、どっちも北川フラム総合ディレクションなのか。名前だけ聞くとハーフの美少女みたいなおっさん。この人の傾向って土着的だよね。この場所じゃないとできない、ここまで来ないと立ち会えない、ていう感じはすごくする。越後妻有は行ってみたい。
◇
あ、そうそう、エンドロールのクレジット見て初めて知った派ですが『シン・ゴジラ』の美術が林田さんでした。以前維新派で美術やってた。
夏が終わると維新派ですね。
IMAX上映が最終日で尚且つ109シネマズ割引の日だったので、定時退社後猛烈に走ってささしまライブの109シネマズ行ってきたよ。初回は上映前の予告が長くてうんざりしたけど今回はありがとう予告編!だったよ。後妻業の女はすごくTV画面で観たい感じだよ。金ロー的な。
何回観る気でしょう。いやちょっと。場面転換早すぎて聞き取れない(聞き取れても解釈する前に次のシーンに移行してる)とこいっぱいあったし。とりあえず石原さとみが「ZARAはどこ?」って言ってたのが2回目でやっと聞き取れたよ。あとIMAXで効果音とかはそんな違うと思わなかったけど音楽はカッコ良さが増したよ。やっぱり伊福部は凄いな。あと細かいとこ見る余裕があったから矢口の執務室に0系新幹線(多分)の模型が飾ってあるの発見したよ。鉄ちゃんだったか。あとパンフの増刷分が入荷してたよ。グッズは10式の1/35モデル以外全部売切れてたよ。
◇
しかしなんですね、最新鋭の上映施設というのは、IMAXとか4DXとかd-BOXとかULTIRAとか、なんかいろいろ付加価値付きがあって、何がどうなんだかいちいち調べないとサッパリわかりませんでしたよ。
IMAX上映で一番「おおっ」って思ったのは上映前のIMAXの広告(デモンストレーション映像)でしたよ。
4DXといえば『ヤクザと憲法』を劇場へ観に行った人が「本職さんが観に来ていて、要所要所で大声を出したり席を揺らしたりするので4DXみたいでした」というような内容をツイートしていたのが記憶に新しいです。そうか、4DXって揺れるんだ、と理解した瞬間でした。
そしてシン・ゴジラ観てきた。
Tumblrで連日のように評判が流れてくるけどなるべく事前情報は入れずに、「東宝の特撮新作だ、わーい」的なノリで観に行って、予想外に生々しくて前半辛かったり。いや製作側としては狙い通りなんでしょう。あ、凄い面白かったよ。
「生々しい」にもいろんな意味があるけれど、鰓が苦手なわしわしは第二形態の外鰓から体液が滴るあたりがとても辛かった。製作側としたら狙い通りなんでしょう。
あとまあ震災時の報道映像とオーバーラップしちゃうので、あああって。初代ゴジラ公開も昭和二十年代なんだよな、まだ戦火の記憶も消えやらぬ復興中の東京の街を容赦無く破壊してくんだよな、当時初代ゴジラを観た人もあああって思ったろうな、もちろん初代も今回も製作側の狙い通りなんでしょう。
前夫が円谷ファンで繰り返し初代ゴジラを観てた(注・授業資料)のを横から観てたのであちこちの場面でつい初代を思い浮かべる、初代がサーチライトに照らされながら夜の東京を練り歩いたのに対してシンゴジラは身から光線が出るのか、ビジュアル系だなあ、などと思う。白黒の絵面だと黒っぽくて大きな塊がうごめいているだけで怖いけどカラーだとそうはいかないし、変態したり生々しかったり光ったり今時の未知の形態をしているのです、多分。
タルい人やタルい場面がほぼなくてタルむ暇なくスピーディに展開します。基本全員切れ者で職務を全うすることに心血を注いでいる。この感じって何かで、あ、プロジェクトXだ。
一見頼りない首相も決して進言を無下にしたり議事進行を妨げる行動はしないのです。それ重要。すごく重要。
場面場面でいろんなこと想起する。
「なんでこっちに来るんだよ!」の答えは特に示されなかったよね、ブラッドベリだったか他の作家だったか、核モンスターが放射性物質を補食する為に原子力研究所を襲う短編があるのを思い出してそういう何かの理由があるかなと思ったけど。
4DXでもIMAXでもないスタンダードなスクリーンでしたが、ものすごく久しぶりに見上げるほどのスクリーンで観たので最初ちょっと画面酔いした。
今時の映画館って近代的ですごいねー、トヨタ系列なのでお座席はトヨタ紡績の高級シートだったよ。
そしてパンフレットは品切れで目下増刷中だそうだよ。入荷時期未定、そうですか。
◇
昨日の展覧会の美術といい…細部まできっちり作り込まれた虚構ってわくわくするねえ。
中島敦の短編「狐憑」を思う、なんだって人類は、うそのはなしに胸躍らせて聞きたがるようになったのかしらねえ。