7/2は月に一度の丹生川駅の貨物鉄道博物館開館日だったのですが。
ちょっとなんだらかんだら用事をしてたら午後になってしまい、あーもう今から行ってもすぐに閉館時間だなーとアキラメて。その代わりっていうか、金城ふ頭のリニア・鉄道館でリベンジを図る。
金城ふ頭まではあおなみ線(名古屋臨海高速鉄道)に乗っていくので、車窓から貨物列車も楽しめるというプチ鉄の旅。中島駅の手前でDD51とすれ違い停車中のコキを眺め。
リニア・鉄道館に着いたら2階のデリカコーナーで「復刻東海道新幹線弁当」を購入、屋外展示の117系車両内で頂く。この車両だけ車内飲食可なのです。
久住さんの漫画に出てきそうなオーソドックス弁当。
夏の雲。こんな地味な疑似体験せんでも駅弁買って大垣でも飯田でも出かけたらいいじゃないすか、とか言わないの。このオママゴトっぽい感じと微妙に古い車体がいーの。
ワガママを言えば食堂車完全再現レストランとか欲しいところであるが、まあ、コスト的に無理かなあ。展示車内でお弁当食べられるだけでも良しとしよう。
屋内展示車両も見応えあり。
この辺りはまだ見覚えがあるような造り。
天井の扇風機、あったねー。
灰皿付き。
博物誌的な古い車体もあります。
機関部分を客車内に組み込み1車両で走行可能にしたというホジ6005形、その内部。明り採りの天窓がある。
汽車製造くゎいしゃ。
電気機関車ED11はGE社製。電気仕掛けの将軍、じゃなかった、エジソン総合電気会社。
内部もアールを多用したデザイン。1937年製ですって。
1階展示室にはJR東海が本気を出したジオラマ、製作は丹青社。企画・設計2年、製作1年ですって。本気本気。
丹青社は、知ってるとこで言うと四日市公害と環境未来館・市博物館の展示企画・展示設計から制作施工までを手がけた会社。鉄道ジオラマ部分だけじゃなくてこのリニア鉄道館そのもののレイアウトデザインを一手に手がけてるみたいです。メイン展示室の車体V字展示とか、ジオラマ新幹線16両編成とか夜間の寝台車やバラスト更換車走行とか、鉄心をわかっていらっしゃる構成ですね。
展示室のさほど広くない空間の中にJR東海の営業区、東京-大阪間の主要な都市を作り込みつつ方角は合わせつつそしてHoゲージ新幹線フル編成(全長5m)を走らせる。デフォルメしながら細部も描き込む鳥山明ばりの画面構成力です。すごいなあ。
新橋駅前にはちゃんと汽車がいますよ。
夜中は保線作業車が走ります。もちろん夜明け前には確認車が走りますよ。
働く電車好きのハートを掴んでくるじゃないですか。
なんでかお山ではさるかに合戦が繰り広げられている。
山梨方面ではリニアモーターカーの試験走行もしてました、そうよねリニア・鉄道館の主役2柱の一つだもんね。
そんな感じでリニア鉄道館は思った以上に大人も楽しめました。
抽選制で運転シュミレーターなども体験できます、これ年齢制限ないとこがいいね。対象が子供オンリーだとガッカリしちゃうからね。
保線に興味を持ったら次はこれだな。
喫煙所から眺める夏空と対岸の新日鐵住金のプラント。