見てきた。かわいい鬼あり怖げな鬼あり、いろいろと。
しげちゃんのてづくりお守り付きおみくじ引く、仕事運大吉、朝歌いながら回って仕事をはじめるとグーらしい。
pH帰りに鳥屋で鳥料理。鳥でらうま。ここはでらうまで値段相応のお店。だからあんまり来れない。
また翌日。パルコで開催中の「大人の秘密基地展」見てくる。一部を除き写真撮影可。
「大人の秘密基地」、知らんかったけどテレビ愛知の番組でそういうのがあるのね。大人の凄ホビー野郎紹介的な。やっぱり模型関連が多いかな。
昨日のグループ展の方が「秘密基地」感はあったな。あと、確かに凄いけど「これ秘密基地とかホビーとかじゃなくて普通に職業ですやん」という作品もあったな(ステンドグラス作家のステンドグラス作品とか)。秘密基地の定義が揺らぐな。
模型系は作品とともに製作手順の解説パネルを置いてあるのもあってそれも興味深く見ました。
木材で戦艦を作る工程とか、石膏粘土で作るミニチュア瓦の製作方法2種とか…
で、アーミー物のジオラマ作ってる人の解説がちょっとすごかったな。
①スチロールを削り出して土台作成
②コルクとほぐした麻縄で植栽
③完成
③完成って!いきなりめっちゃ飛んでますやん!笑っちゃった。
模型・ミニチュア界の有名人といえば荒木智とか田中智とか、あっどっちも智だ、それはともかく何人かは名前や作品が浮かびますが、ミリタリーとか軍艦とか戦闘航空機とかそういう界にもやっぱり名の知られた人がいるわけで、会場で「岐阜基地?岐阜基地(所属の戦闘機模型)だったら中村さんじゃない?」「あ、そうだやっぱ中村さんだよこれ」と戦闘機模型ファンですかね、男性が何人か盛り上がっていて「各界に第一人者がいるんだなあ」と思いました。
中村喜久男さんの岐阜基地F-2B(爆装)
で、今年って岐阜基地100周年なのね。正確には岐阜基地開庁60周年・各務原飛行場開設100周年。秋の航空祭凄い人かなあ、やっぱお祝いにブルーインパルス来ちゃうかなあ、ブルーインパルスが嫌いなわけじゃないのよただ猛烈な人混みが苦手なのよ。
◇
たぬきで。
なんか田岡さんが「100万円もらえる代わりに5億年1人で過ごさなければならない」という(ネットでは「5億年ボタン」と称されているらしい一種の哲学問題)、いわゆる究極の選択系の話をしようとして、
「えっ5億年分のご飯とか着替えとかは用意してもらえるの」
「5億年経ったらインフレで100万円の貨幣価値が無くなってるんじゃあないすか」
と次々に女性たちに現実的な疑問を投げかけられ、話、頓挫する。
「思考実験ができない女子たち」というモチーフのコメディってすごくありそう。書くとしたら三谷幸喜あたりか?
シュレディンガーの猫には「かわいそう!絶対反対!」と愛護方針を打ち出し、トロッコ問題には「サブブレーキ付ければいいじゃん」と鉄道安全対策を提案し、マリーの部屋には「年頃の女の子なのに鏡も見たことないの!?」とマリーの身だしなみを気にかけ、中国語の部屋には「中の人の時給いくらくらいだろう、というか小穴しかない小部屋は労安衛法的にアウトではないだろうか」と労働環境としての部屋を思い、そして5億年問題は「1年に1枚でもパンツ5億枚要るよ!」と旅支度に心を砕く。そんな女子たち。
とりあえず5億枚パンツの入るスーツケースください。
5億年で100万円って時給換算したらいくらくらいかしら。最低賃金は確実に割ってるね。
◇
人って7時間寝るうちの何割くらい夢みてるんだろう。
思い出せない夢の累積って記憶に残らない5億年みたいだよね。
◇
なんだか切実に、頭が良くなりたいなあと思いました。
この歳で地頭の良し悪しはそう変化しないと思うので、さしあたってたくさんの事例を知っておいて、考える力はそこそこでも知識から適切なシミュレーションができるようにしておきたいなあと思います。
たかが「知ってるか知らないか」程度のことでも、知ってたほうがスムーズにいくことがあるからね。
古来モノシリが尊敬されてきたのはそういうことだよな、「知ってる」ってのはやっぱ価値のあることなんだろう。