寝穢(いぎたな)い、という言葉がありますね。なかなか起きられなくてフトン離れの悪いことをいう。
その感じで、呑み穢い、というのもあるなと思うんだな。いつまでもまぁ1軒まぁ1軒と呑み歩いてしまう、サケ離れの悪い状態ね。
もちろん対極には呑み綺麗な人というのもいてて、良い加減の酔い加減のうちに乱れもせずにさっと帰っていかはる。
そうゆう人の振る舞いをカッコイイなー、キレイだなー、オトナだなー、とアコガレのような気持ちで眺めつつ、うん、自分は、なかなかこれが、呑み穢い。
いつまでもまぁ1杯まぁ1杯とやっていますと、当然、酒に呑まれまして、言わなくていいことを言いやらなくていいことをやるわけで、しかもそんなこともそろそろ分かりすぎるほど分かってて、それだのに未だに綺麗な呑み方ができないのはなんの呪いだろう、飲酒始めがオージャカンとか天野さんとかとだったのがイカンのか。来世でリセットかかるまでこのままか。
アセトアルデヒドに長時間晒されてると食道がんリスクが膨れ上がるそうですよ。
適度に酔うんだけど身体に残らない夢のようなサケは発見されないかのん。中島らものアル中小説にそんなの出てきたっけな。
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パウンドケーキのレシピを検索した翌日。
「会社で手作りのまずいお菓子を配る同僚に辟易しています」的な投稿記事がレコメンドされてきた。
…やふうぅぅぅぅ。
Yahooに悪意があるとしか思えない。
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脳梗塞の後、母はあまり歩行がお得意ではない。
夜の繁華街をものすごくゆっくり歩いていたら。
母の歩き慣れている駅前まで出た途端、急にさっさかさっさか歩き出してビックリした。
理屈はわからんが自分のフィールドに入ると速いらしい。「と金」と呼ばせていただく(将棋の成駒は敵のフィールドに入ると動きが変わるんだけど)。
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ながめせしまに花の色が移りました、降り出す前はピンクのお花が盛りだったのに、久々の晴れ間に見渡したら白い花が満開だった、ハナミズキかな。5月が近いですね。