橘荘立ち退き。解体前にお別れの酒宴開催。
天野部屋で最初で最後のパーティーをやりました。
体調崩してておそがけに駆けつけましたので、明るいうちに来て帰ったメンバとはすれ違い。
橘というか王者というか天野さんというか、ま、この辺と縁深かったあの人この人が入れかわり立ちかわりに同窓会状態、サヨナラ橘というより王者解散パーティーのようだ。
西村めんちゃんとか何年ぶりに会ったろう。思えばシューの永田さんと知り合ったのは西村さんの紹介だったっけなあ。
夜更けても遠方から仕事帰りに駆けつける人たちがわらわら。
最後の夜は賑やかでした。
たまたま誕生日だったのでついでに祝われるのりぴー。30年前の雄姿の似顔絵ケーキを共食い。
部屋の壁の貼付物はまだそのまま。懐かしい写真やポスターやいろんな人の絵たち。田岡さんの小学生の頃の絵、ハタチ前のずんちゃんの絵、珠ちゃんの絵、ゴロちゃんの絵、その他いろいろ。
約4半世紀に渡って天野さんを見守ってきた(?)バルの「きっと上手くいくさ」。護符のように部屋のいたるところに。
かれこれ20年前、おーしまがもの凄まじく信じやすかった頃に、びっくらさすために天井に書いた「♡4」。トランプマジックの仕込み。
廊下では『トワイライツ』フィルム上映会。
映写技師のりちゃん。
上映開始。
上映後は裸電球の下、階段で知久君が歌う。
感極まる水谷雄司氏。
「らんちう」「おるがん」「鐘の歌」「金魚鉢」「ぎが」「ヒガシマルうどんスープの歌」「ひょうたん池」「月が見てたよ」「南風」それから自由ノ人形テーマ「朝顔」、などなど。
寒い中次々リクエストに応えてくれた知久君ありがとう。
しかしなんだ、歌声と歌詞に圧倒されてつい忘れがちなんだけど、こうして改めて生歌を目の当たりにするとギター演奏もすごい腕前なんだよなーって思う。
時間も空気も留められるものではないけれど、当日来られなかった人たちにちょっとだけ宴席の雰囲気を。
昔は良かったとか絶対言わねーと嘯いているわしわしであるが、こやって知久君の歌聴きながら水谷さんと田岡さんが阿呆やるのを見てると昔のことを思わずにはいられません、橘っていうより興映マンションの思い出ね。
夏で稽古終わってはビール飲んで。ある夜田岡さんがバイクでこけて手首腫らして帰ってきたらそれ見て心配した雄ちゃんが外飛び出して「これで応急手当を!」って蕗の葉摘んで帰ってきたこととか。名古屋中心部にほど近い住宅街のどこに蕗が生えていたのかどうやって見つけてきたのか今もって謎。(翌日、蕗の葉の湿布でちゃんと腫れはひいてた。)
午前2時。かなり終焉な感じの光景。
サヨナラタチバナ。
こんな場所があったことも、こんな手向けの夜があったことも、いづれ夢のように思い出すのでしょうね。