四日市公演は木曜金曜の2回公演という不思議な日程、赤鬼の時も土曜昼・日曜夜公演って不思議なタイムテーブルだったし、四日市市民の観劇リズムはなんか違う。
名古屋以外はフツーにお客さんで観るもん宣言、で、木曜仕事終わりに駆けつけ。近鉄名古屋駅ホーム売店はエスプレッソ屋とかあっておされだなあ。
そいやあ年明けからこっちの「毎週末観劇」がけっこう続いてるっけ、今年はそういう星まわりかしら。
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四日市は、天井が高くなって間口が広くなって、舞台奥深いし大黒一杯でこれは「声を吸われる」舞台パターンだ、精華の舞台がそうだったっけ。
でも天井が高いのはいいね、梁も無くなって美術はのびのび、名古屋で隠れてたトラスもクレーンもよく見える。
あとシンメトリな構成がより顕わになって左右リバーシブルに見える、可逆性(リバーシビリティ)は今回の芝居のテーマかもしんない、メルロ=ポンティ的な、いや美術家と作・演出家の創作上のクセ(シンメトリ委員会)だとは知っているけど。
可逆性。接点をイベントとしてそのあとさきに呼び出される反転可能なメソッド。接点のこちら側とあちら側の鏡映しと連続。「わたしが存在する」ということが接点であること、それからまた、わたしの身体はわたしのものであり且つわたしそのものであるということ。
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「お手伝いすることがないと早く行ってもなんか所在ない…」
「モチヅキセンパイ、そんな時こそカメラっすよ、カメラ持ってるだけでなんか仕事か取材してるかのようなカモフラージュが可能です」
「でもわしわし舞台撮ってるかと思えば変なとこ撮ってるんでしょう、昇降機構とか」
そのとーりだ。
こんなん撮らなきゃじゃんね!
昨年の綱元に続いてよんぶんのグッとくるゾーン発見、開放型スプリンクラーのアラーム弁だげな、もちくんと2人で撮影会した。鉄はええね。