『名古屋の喫茶店』が絶賛発売中のバカルトさんこと大竹さんの新著、『名古屋の居酒屋』が出ました、出版社も同じくリベラル社刊。
居酒屋かー、最近とんと縁がないな居酒屋は、特に「いい居酒屋」は。15年前なら枚挙に暇がなかったのであるが。お店自体も変わったし、自分も飲まなくなってるし。
それでも金山とか滝子とか、2、3軒は頭に浮かぶ。いい居酒屋がある街はいい街。
仕事場のPCのIMEちゃんが「愛知一宮」を「愛知一飲み屋」と誤変換なさった。さすが団子先生が生まれた地、愛知県一飲み屋市。
ついでに、「名古屋金山」は「和やかな山」と誤変換しなさった。ピクニックでもいきましょうか、和やかな山。
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それぞれがそれぞれに発達して、結果、全体のバランスというか、統合が失なわれることは、あるなと思う。
これが行き着く果てなのか、それとも一過的なもので着地点はちゃんとあるものなのか。
人力なんかどんどん要らなくなるばっかりなのに、人は死ななくなる一方。下々までのべつまくなしに長生きになって、どうすんのよこの不均衡。
自殺率が高いって、こんなに人が余ってるのにほっといたらいつまで経っても死なないようになっちゃってるんだもの、どっかで区切りをつけたくなるのもバランスじゃないのか。
自殺だって自然死だ、が、ここ数年の持論。神の見えざる手だ。
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薬局のチラシの中にいたナイス酔っぱらい。
ダンサーのようなしなやかな脚と強靭な腰、上気した頬には笑み、ウインク、口元から出るエクトプラズム、そして折り詰め。
完璧だ。
こんな酔っぱらいいたら惚れるわ。