2011年8月29日月曜日

メモ

FRAGMENT


日々は重ね合わせに。先に今を重ね今に後を重ね。雲母片のような一片一片であり、且つ一巻のFILMのように連なっていた。


日々は振れている、左右に上下に傾斜する。ぶれながら進む。傾斜係数は変動する。振り幅の大きさ、落差の大きさ。その摩擦によっていよいよ白熱する。


かけらの数だけしるしがある。ばらばらのそれぞれにしるしがある。まるで細胞。神経―神を経るか。更に細分化して物質以前。かけらの中に神はあるか?物質以前に神はあるか?


 


FILAMENT


夜には白熱する。


あかりあつく、触れれば焼けそうな、熟れて落ちそうな、破裂を思いながら灯った。


ぱちん、と飛んだか、たちまちにしん、と止んで、しるしをつけて闇にねむった。


ロマンチストのロマンス。不実ですが無実です。虚構でも結構です。


真空にばらばらの芯であった。かけら星くず燃えつきる。流星。


 


FRAGILITY


かけらの数だけ眠りがある。分断化された夢の脆弱性。侵入しやすさ。


ぱちん、と弾ける。傷つきやすさ。ほどけやすさ。侵入する。混入する。


フラギリテイト。プレパラート砕ける。フィラメント蒸散する。封入したしるしも散る。神も四方散る。お前もかけらか。断片か。


大きなとても大きなただひとつの断片。