新聞の見出しの写植級数が非常時用の巨大級数から通常の大級数に変わって、ちょっとホッとする朝であった。
巨大な白抜き角ゴチックは、それだけでなんか怖い。
テレビもだんだん通常営業になりつつありますね。
CMはほとんどAC一色、そこにときどき携帯各社の災害掲示板の利用方法のお知らせCM。
ACには何か勘違いした視聴者から苦情が殺到したとかでとんだとばっちりだ。
今まで企業CMが一斉に自粛してAC一色になったことって何回か記憶にある、昭和天皇崩御の時と湾岸戦争勃発の時と阪神の震災の時。
あの頃は「AC」じゃなくて「公共広告機構」って言ってたかもしんない。
あと前の時はACの他にJAROのCMもよく流れたと記憶してるけど今回JAROって見かけないな、広告審査機構だっけ。
今日、テレビ観てたらさっそく今回の震災対策用にACが作ったCMが流れてて「早い!」と驚いた。誤解を受けても苦情を受けても頑張るAC。
マイクロシーベルトって馴染みのない単位だな、と思った。昔は被曝基準値は「レム」って使ってた。ごせんろっぴゃくミリレム。ミリバールがヘクトパスカルになったみたいなもんか。
たったのレントゲン一回分ですよ、てな言い方は、昔のマルチ商法のセールスの「一日たったコーヒー一杯分のお値段ですよ」というのに似ている、と思う。
レントゲン一回はたいしたことないかもしんないけど、普通、365日1日24回レントゲン撮ったりしない。持続とか蓄積とかの問題。
津波被害にあった町の映像をみて太陽劇団の『堤防の上の鼓手』のラストシーンを連想した。
拾い上げる手はあるか。