静岡おでんの会が楽しかったので日帰り予定を急遽変更して静岡駅近くの和風ホテルに泊まりましたら、大変良く隣室の声が聞こえる造りで、隣もどーもストレンジシードかSPACを観に来てた(あるいは出演してた?)らしく「そもそもあの台本の解釈は…」とか「演出的には…」とか「曲が…」とか話してて、でも肝心な語尾の方はよく聞こえないんだな、ああっ消化不良。
そういう調子で夜中の3時まで熱く演劇討論をしなさっていた、若いな。演劇学生さんかな。
そんなわけであんまりよく寝られず、ちょっと疲れも出てきて、6日はご一行様と再合流して静岡名物「さわやか」のハンバーグを食べに行こうねと言ってたのだけど食欲ないわこれ、と、早々に早朝に諦めてひと足先に電車で帰名。
げんこつハンバーグで有名なさわやかのハンバーグはハーフサイズでさえお昼に食べたら夜までお腹空かないボリュームフードだったとのことです。
海鮮丼の後に肉食っておでん食える人たちを一食で半日以上満腹させ続けるとは、さわやかあなどりがたし。
そして夜はお車で名古屋に帰ってきた一行と落ち合って千種モノコト、しげちゃんの個展「テッペンカケタカ ビビビビビ」会場で詮子さんの朗読&だいこさんの踊り&田岡さんとしげちゃんのトークというイベントへ。
今回のイベントテーマは河童だとか。
この頃の石丸さんの踊りを観ると謡曲『山姥』が浮かんでしかたありません。
『山姥』のあらすじをかいつまんで説明しますと、創作舞踊「山姥の舞」を得意演目にして人気を博していた白拍子(ダンサー)がある時山越えをしていたら本物の山姥が現れて、「おまえ山姥の舞が得意ってチョーシこいてるらしいな、あたしが本物の山姥の舞を見せてやる」って夜中の山中で舞い狂う話。ちょっと違うかもしんないけどだいたいそんな話。
で、踊るだいこさん観ると「わあ、本物が出ちゃった」と思うわけですよ。山で。独りで。舞い狂ってる。人智及ばんもんが。
しげちゃんトーク、興味深く聞きました。立体を作るにあたって図解も描かず言葉を書き出して作り始める、というのにびっくりした。マインドマップ的なやつかな。
イベント終了後はそのままご歓談タイム、おーしまのおーしまっぷりに毎回胸を熱くしたり声を荒げたりする。30年ずっとこう。きっとこれからもこう。「飲酒運転って昔は罪じゃなかったよね?法律が厳しくなった時に変わったんだよね?」、どこのフランス人だおめー。
二次会はぱうぜでした。居合わせたギター弾きのお兄ちゃんにボブ・マーリーの名曲歌ってもらったり、自作のテーマソングがどえらい身に染むせつないソングだったり。
後半だけ詰まってるゴールデンウィークだったね。