伊勢の時も今回も、主目的はお芝居とかパフォーマンスアートとかなんですが、ついつい貧乏性が出て「伊勢行くなら今度こそ一月家で呑もうよ!」とか「2日目予定ないなら鳥羽まで行っちゃう?」とか、「静岡行くならうなぎー!」「いやいやこのシーズンの静岡って言ったら生しらす生桜えびでしょう!」とか、「夜は静岡おでん行こうね」とか、結局食い歩きかい!出かけたらご当地の旨いもの食べなきゃ気が済まないのです。一人一人の心にうっかり八兵衛なのです。
というわけで
ガラス細工のように繊細に透ける生桜えびと生しらすをてんこ盛り頂きました。場所は焼津おさかなセンター、まだ目的地にはついておりません。
海鮮丼もね。
会場の駿府城公園では肉フェスなるものも開催中、肉食女子たちは肉に群がる。わしわしともちくんはスイーツ女子になって粒々のシャーベットみたいなやつ食べた。考えてみたらえらいフェス価格だったな。
すんぷじょー。
なんか喫煙所で煙草のサンプル配布してたんで貰ったり。
そうこうしてる間にオージャ特別構成チーム・カタンコトンによる野外ダンス始まる。
初夏の夕暮れの芝生の上の女子たち、まるい飾りボタンにまるいシャボン玉、まるいバルーン、シャボン玉の妖精さんのようですね、そして木陰に転がる白風船はオニフスベに似ている。
前後にはシルブプレとかアンティゴネー公演とか気になるの他にもあったんだけど時間が微妙に合わなかったり観ると終電逃しそうだったりで結果女子会ダンスだけ観てまた呑みの算段、ぶーとん一押しの多可能がお休みだったため青葉おでん横丁へ直行。
おでん横丁ってこんななってたのかー。
なんかTV番組のセットみたい、「演歌の花道」ならぬ「おでんの花道」。カウンターオンリー8〜10席くらいの一坪おでん屋がずらり並びます。元々は戦後の屋台街を行政が整理してこんな横丁を作ったらしいですね。
まだ早い7時前だったにもかかわらず、連休中だからか普段からか、端から順にどのお店も満席。空いてる?と思うと「予約なのよ〜」だったり。横丁のかなり奥の方のお店でやっとむりむり4席空いてるお店みつけて入店。やっぱ手前のお店から混むのかしら?
隣のお店、おでんのお店に「新婚」ってなんでその名前つけた?
入ったお店の静岡おでんは噂ほど黒汁じゃなかったです、鰹と昆布の品のいい出汁で甘めの白味噌つけてだし粉振って頂くスタイル、静岡名物黒はんぺんは知ってたけど白焼きってはじめて聞いた。正体は鱈のすり身、要は揚げずに焼いたさつま揚げですって。
んまい。
お茶サイダーの瓶がおしゃれ。図案化された「茶」の字が可愛い。
お店のマダムも常連さんも気さくで感じのいいところでした。おでんは1本100円、鍋からセルフでサーブする方式。途中でふみちゃんが顔のぞかせたり(物理的に)、先客チームもストレンジシード観に来た演劇青年だったり、シルブプレさんとご一緒できて大道芸ならではの苦労を伺ったり、7時前から12時近くまで楽しく呑みました。
ずっと茶焼酎を飲んでて、途中でチェイサーにあったかい日本茶頼んだら急須で丁寧に淹れた美味しいお茶が出されてお茶の旨さに感動。流石にお茶処です。後から知ったけどおでん横丁の中にもぼったくりで有名なお店とかあるそうなんで(当然空いてる)、たまたま行って席が空いててイイお店に当たった私たちラッキー。