駐車場隣はSF秘宝館跡地。愛の殿堂!
海を背にしてリアス式海岸の山側に向かって歩いて行きますと、これまた「ちょっと不安になる頃に」看板を発見するという距離。
途中には御木本幸吉生誕の地などもありまして所縁の名士巡りのような観光ルートね。
行ってみたいノスタル中華飯店。
今は寂れているけど昔はさぞやな歓楽街であったろうという街並み、建物の作りも妙に色っぽいのです。
「きっと昭和30年代くらいまでは船乗りが繰り出して、酒持ってこいのねーちゃん呼んでこいのと羽振り良く遊んだ街だったんじゃないでしょうか」
という読みは当たらずとも遠からずだったようで、旅から帰ってもちくんや田岡さんが調べたところによるとこの辺一帯遊郭があったらしいのね。暴風で寄港した船乗りが「風待ち」の間に待合に寄って賑わったのが始まりで、戦後も赤線として繁華に栄えたらしいです。風待ちろまんですよ。
するてえとSF秘宝館もその流れの客筋を狙ってたのかしらねえ。いやあれはまた独自路線か?
そして売春防止法施行及び赤線廃止が昭和33年ですから、昭和30年代で時を止めたような街と感じたのは概ね外れてなさそうです。
関東風居酒屋…とは。
らうんじあちき。
乱歩館は館長さんの案内付き、入館料300円。
乱歩に思い入れがないため資料館の「キネマと芝居」「映画藝術」の方に見入るわしわし。
びっじーん。乱歩館を出て、鳥羽藩主の菩提寺・常安寺の前まで歩いて本町通り側を引返す。
玄関の脇の菱形の小窓。
元は酒屋かな。廃墟だけど自販機は現役という。
妙性寺に抜ける小道におもむきがある。
後から知ったところによれば、常安寺近くには木造3階建の元妓楼なんかもあったそうで、それは見落とした。中村大門といい、花街の廃墟は見入るところが多い。元赤線マニアがいるのもわかるな。
ねじりまんぼ猫。
ある意味秘宝な町歩きをした後、ツアー解散。お車組と電車組に分かれて帰路へ。
わしわしは電車で帰ってその足で市長選挙投票へ。
行き当たりばったりのわりにてんこ盛りの小旅行でした、楽しかったね。
疲れて帰宅した夜のアオサうどんはいいよ。