子供の頃は死ぬということがよくわからなくて、よくわからないがとにかくもう会えなくなるということなんだなと思った。
大人になって、死というのは会えなくなる以上の喪失だと思った。
さらに年を重ねて、またよくわからなくなっている。
悲しいというより、納得いかないとか腑に落ちないとか、そんな感じ。
電話で瀬辺さんの訃報を聞いてびっくりしすぎてお腹下した(年取ったら腸が精神的刺激に弱くなった)、でもその後1時間2時間経つうちにだんだん実感が薄れて、お別れの会に行ってお顔見てもぜんぜん実感が無いのだった。
たぶんもうしばらく後、たとえば燐光群の芝居観た帰りなんかに「よしこの後はエロバー行こう」とか言っちゃって、それからやっと、会えないことを実感するんだろうなと思う。
その夜瀬辺さんが黒髪をなびかせてサッカーしてる夢みた、ちゃんとどこかのチームのユニフォーム着て、夢の中でも格好イイお姉さんだった。
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ここ数年、ほとんど来なかったプロバイダメール宛の迷惑メールが昨年後半あたりからどっと増えた。
そうか、そういやアドビが漏らしたんだったな。
コンチクショウ。
B-CASカードは持ってるっつってんだろ(噂には聞いてたけどほんとにこのメールばっかくるのね)。