著作権…に関して俄に騒がしい昨日今日、思い出す、そういえば以前にてんぷくさんで聞いたっけ、安部公房の戯曲の上演の場合。
著作権者(遺族)の上演許可の条件が、「上演にあたって戯曲を一言一句変えないこと」って。
だもんで言葉遣いがえらい古臭いままになるという。
まあそれはそれ、安部公房世界、昭和文学を堪能したいならむしろそうでなきゃいけないんだろうなとも。
でもまた別の話。
美輪様演出の『黒蜥蜴』では作中の道具立てを現代風に書き換えてあったと聞く。
FAXが登場したりご褒美の「トルコ石」が「アクアマリン」に置き換えられたり「女もジーンズを履くような時代になった」が「女もサッカーをするような時代になった」に言い換えられたり。
当時美輪様がインタビューに応えて「だって、トルコ石なんて今どき渋谷の若者だって身につけてる石になってしまったじゃない?」と言ってた。
演出家の裁量において修正は有り得るという考え方。
どちらが有りの無しの…ということではなく、著作者と演出者の権限から連想的に思い出した次第。
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洗濯機を買いに行ってケイタイ買い替えてきた。
店員さんに話聞いたらかなりの値引きがあったのでイキオイでMNP。
と、いうか、実家の母に電話すると特に何を話すでもないけど長電話になるので、auの家族割とかそういうのを利用したいと思っていたのだ。
家族通話が無料になっても基本料金がハネ上がったら意味ねーよな、と思って料金プランやらキャンペーンやらを詳しく説明してもらって、今より安く維持できることがわかったのでそのまま契約へ。
iPhoneが使えればどこのキャリアでもいいのです。
5Sになりました。
初期設定のauのアカウント作成に泣くほど時間取られました。
正確にはアカウント作成前の「パスワード設定」がなかなか認可されず、(8文字以上必須、英数混交必須、類推されやすい番号却下、日付とおぼわしき数列却下、その他謎理由の却下多数)、パスワードを設定しようとしては弾かれ、設定しようとしては弾かれ、思いつくかぎりの組み合わせを試して「今何入力したか覚えてないよ!」となるまで試行錯誤を繰り返し。
そこまでしてセキュリティレベルの高い複雑なパスワード設定したところで、「パスワードを忘れた時の秘密の質問:あなたのペットの名前は?」とか設定してたらバックドアが開けゴマ状態じゃねえかよ、バカ!
アカウント作ってau側の準備が整ってしまえば、あとはもうiTunesから読み込むだけで今までと同じように使えるのでとても手間いらずなんですけどね。
林檎様を信奉し始めるのってきっとこんな時。どんだけキャリアを渡り歩こうがiPhone使っていれば同じ環境が即座に用意できるんだもの。素晴らしい。
というわけでキャリアメールがezweb.ne.jpになりましたよ。
でもこの頃はSMSのやりとりが多いのであんまりケータイアドレス関係ないですよ。
相変わらずLINEはやりませんよ。
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心を亡くすと書いて忙…か。
こんなもん単なる形声文字で「亡」には「ボウ」の音符としての意味しかないと知ってはいても、忙しいと心が死んでるよなよくできた漢字だな、などと思う。
仕事でね。
忙しいと殺伐としてくるのね。
「この怒りにはやり場はないんだ」と意識してないとすぐヤツアタリや悪者探しになっちゃいそうでね。
基本、やり場のない怒りなのよ、あるとしても目の前の些少なものじゃなくて相当大局で俯瞰したときにやっと見えてくるようなものなのよ、テキは。
手近に矛先を向けてはいけません。
そういうことって多そうだな。