2018年7月11日水曜日

カトチ町1丁目

カトチの歌は、町田だったり一社だったり「歌う地図みたいだな」と思うのがときどきある。街とカレンダーの中をてくてくワクワク歩いているカトチの姿を思う。

街と記憶と。粒々になって降りかかる光と。『街ノ麦』はとてもカトチらしい。

ずん&原組とゆうちん&中村組を結ぶ線上にはつんがいて面白かったんじゃないかなと思う。

デビューの時から一貫して、カトチの頭は「乗り」がいい。

「黒板拭きを履くのって、『街ノ麦』が元ネタだったんだね」
「違いますよマリリンさん、『星ノ天狗』が初出ですよ、あなた出てらした芝居じゃないですか」
クションが効いててファッション性もグー、のカトチがたまらないのですよ。星ノ天狗のカトチはいろいろヤバかった、ずっきゅんもので。

今回おばねいちゃんにとハイライトの包みで傘を作って東京まで持ってったのに、バタバタしてて渡し忘れてそのまま持って帰ってきちゃった。あーあ。
突貫で作ったので円がいびつです。菱田さんの母君の作は凄かったっけな、ラインがビシッと決まってて。

あれは10年くらい前かな、スズナリのロビーで、なんかの芝居の後で。
井村さんが「カトチももう一回一緒に舞台やろーぜ」っつって、カトチが「うーん、10年くらい経ったらいいかも」と答えたら、井村さんが「10年経ったら俺70じゃん」「え、でもなんか60と70ってそんなすごい違うって感じしなくない?」とか言ってた。

はからずもカトチは言葉どおり舞台に立ちましたのに、井村さんが別の現場と丸かぶりという。イムコー。そしてやっぱり、60でも70でもそんな変わんなかったね。