倉庫整理の日は一旦回復したのに翌日の会社でかなり辛くなり、土曜日は病人。
息をしても喉が痛くて悪寒が続く。
体温見ると心が折れるから計ってなかった、改めて計ると7度5分とかの半端微熱、あーもう焦れったいやつだこれ。パーっと熱出てサッサと治りたいのに。
熱出す体力が無いとかだったら嫌だなあ、年々低体温が酷くなります。体内出血のせいで血色素量は8~9をウロウロしてます。毎日が高地トレーニングでした、特に和装で歌って踊る辺り。気力で動いています。そのうち気力で空を飛びます。
気力が尽きるとおしまいなので芝居が終わるまではなんとかかんとか気を張っていますがその気張りのせいで衝突もします。拘りが過ぎるというか視野が狭いというか。芝居のこと以外考えたくない、ご飯はちゃんと食べた?とか早く寝なきゃダメだよ、とか、たまには台本から離れてリラックスしなきゃ、とか、そういう日常的な一切の配慮が煩わしい、そういう心境に陥ってしまって優しい人を傷つけたりもしました。猛反省しています。
どこまでこだわるべきなのか、どこで妥協するのがいいのか、ここで折り合うのが最善なのか、それは諦めなのか止揚なのか。
日常では諦め慣れていても、こういう時にこういう場で諦めたくないこともあります。大概たいがい、そんな大したことじゃありません。他人からしたらドウデモイイことです。それでも。
作演出家の頭の中にある声やリズムや姿や、舞台美術家が思い描いた整然としたシンメトリカルな画や、振付家が作り出したキレ良くうつくしい動きを、ここに目の前に表し出したいのです。イデアのパルタージュです。あの想念どもを分割し共有したい。そしてその上に自分を乗せたい。自分では力不足かもしんないと思っても、それでも諦めたくはないのです。お前では駄目だと言われても。妄執かもしんない、それでも。
なんで舞台に惹かれるんでしょうね。リテイクもアンドゥも無い世界。それでいてこんなキリキリに攻めた構造。それがいいんだな、きっと、それで脳汁が出るんだな、きっとね。