まるで秋みたいに朝方冷えるねー、とか言ってたら、
あれ、なんだこのたわわな銀杏は!
…なんだ?大丈夫かこの6月は?
捨ててないんだから家の中のどこかにあるはず、
という前提が揺らぐ今日この頃。
廃棄の神様が降りてくるとイキオイであれもこれもと捨てはじめますので、後から「絶対に捨ててない」かどうかちょーっと断言しかねることが。
カメラのバッテリーチャージャーが見当たらないなあ。うーん。ヤバいかなあ。
◇
田岡さんハイジさんの作った、コータローさん演出の舞台が本番開始。
「カラ舞台の撮影をお願いしたいんですが。照明さんも付き合ってくれるんで」
「わかりました、セッティングが終わったところでおもむろにふところからiPhone取り出して撮影したらいいですね?」
「iPhoneはやめてください」
「数年前のハイエンドコンデジより最新のiPhoneの方が機能的にもレンズ的にも優れてたりしますが」
「iPhoneだけはやめてください!」
おかしいなあ。
三脚バッグから自撮り棒だしてiPhone装着して撮影しだしたらもう田岡さんに斬られそうな気配だったので、ちゃんと三脚とカメラ持っていきました。
そして三脚を使ってグリッドで確認してなお水平が取れないのがわしわしです。おかしいなあ。
夜はちまちまRAW現像です。
会場ではジル豆さんに会いました。
「誰か知り合い出とったん?」
「いえ…あの、舞台作ってる人が知り合いで」
「あー、そーだったん?」
「あと演出がコータローさんで」
「あー、そーだったん?」
「(演出と美術担当をまるで知らないということは)ジルさんは知り合いが出てたんですね?」
「そー、悪役の女の子」
出演者からチケットを買うと、何にも予備情報がないまま芝居を観ることになったりしますね。という好例。
◇
自分より頭のいい人を書くのは難しいですよね。
◇
また前髪を切りすぎました。
◇
「カメラマンぽい格好で来てください」と言われて脳裏に浮かんだのは、ツナギのボタンを3つも4つも外して胸の谷間をあらわにした金髪女性カメラマン、なんだろうそのイメージ、たぶん子供の頃に視た深夜の海外ドラマでそれに近いのが出てきたんだろう。チャーリーズエンジェルあたりか?
◇
診断、動脈解離で確定しました。緊急性はないようなので3ヶ月ごとの経過観察へ。
そして「これ腹腔動脈だから右季肋部の痛みとは関係ないねー」「えっ」
すぐ下の「上腸間膜動脈」なら右腹痛の原因になるのだけど、血管違ったらしいです。
こんだけ検査して肝心なことがわからないって、どうしてそうなるの。
だもんで腹部の検査は続く。
アルティザン&アーティストというブランドがあるね、職人にして芸術家、バッグとかポーチとか扱ってる、もともとはプロスタイリスト向けのメイクアップ用小物を作ってたらしい。
はじめて名前みたとき、アルティザンをパルチザンと空目して、「レジスタンス軍と芸術家?ゲリラライブ的なことですか?」と、思った。間違った第一印象はなかなか抜けず、今でもこのブランドのリュックとか見るとゲリラ軍の背嚢を連想する。
間違ってるんだのに。間違ってることも知ってるんだのに。
◇
仕事帰り、脳内で急に鳴りだすタンゴ、これは「真珠採りのタンゴ」だっけな。ハナウタしながら帰る。
昔のデパートとかの店内放送、低音量のイージーリスニング、パーシーフェイス楽団とかマランド楽団とか、ああゆう、聞くともなく聞いて知るともなく知っていたメロディって好き。
フィギュアスケートを観るのが好きな理由の一つに、そんなタイトルも知らぬけどいつの間にか知っていた有名クラシック音楽やオペラ曲のサビの部分をあれこれ聞けるから、というのもある。
◇
電車とバスを乗り継いで、郊外の病院は遠い。雨の日はいっそう億劫。
でも雨の日は、病院近くの民家の軒下のエアコンの室外機の上に2匹のにゃんこが座っているのがバスの車窓から見えて、ちょっと楽しみ。
なんで雨の日は室外機の上に乗るのかなあ。
「雨だからお外行けないねー」
「ねー」
「ここ濡れないからここでお外見てようねー」
「ねー」
とかいう感じなのかしら。2匹で。
なんだか忙しいですよ、休みの日なのに出勤より早く家出たり、で何時間も待合で待たされる、もう。
あと、家の中の片付けが着々と進んでおります。よく捨てるいっぱい捨てる。
10年くらい使っていた扇風機のモーターが壊れたので扇風機買い替え。
猫がいるからぶつかっても倒れにくいボックス扇を使っていたけど、もうそういう配慮もいらないので一般的な形状の扇風機へ、ただなんかDCモーター式とかいう流行りのやつで、本体がコンパクトで低消費電力で風量調節が細かくて首がぐるんぐるん回る。おもしろい。
今年は製作期間中に誕生日を迎えた田岡さんのお祝い。
両手にハナ。
両手に青っぱなの方のハナかな。
叩き場の猫。
グラッパでさくらんぼ漬け込み中です。
ちょっと前、あれは春か、つんく声帯摘出のニュース見たとき、失語症になった作家のことを思い出した。
早野貢司という。1985年文學界新人賞受賞、その授賞式に出るための上京の途中で脳梗塞を発症して失語症と半身まひが遺ったという。ずいぶん劇的というか、悲劇的というか、な話なので、30年経っても覚えていた。
歌手が声を失う。小説家が言葉を失う。その道の人がその手段、才能の発揮方法を失くすこと。
これだけは失いたくない身体機能ってなにかしら。
何を失いたくないかなあ、声、は、あったらあったでいいけど、無くてもいいや、困るけど、喋らなくて済むならその方が安気でいいや。
言葉は失くしたくない気がするけど、それはそれで安気かもしらんとも思う、あんまり切実に「それだけは失いたくない!」って感じじゃない。
これはと思うのは目かなあ、視力、視界、見ることができなくなったらかなり辛い。耳聞こえないのも辛いけど目の方が辛い。目から入ってくる快が多いし絵的なコミュニケーションが好きなのだ。笑っている顔を見るのが好きなのだ。
◇
https://mobile.twitter.com/smogami/status/607123430685601792
タンブラから。
ペンテコステ派かな。なんとなく。異言的言語センスってこんなかなって。異言だから。
◇
今週末は、東京ではパスカルズ+少年王者舘のダンス公演。であるが。
通院三昧のため断念。
精密検査を重ねるばかりで一歩も根本治療に進んでません。
猫ネイルは、血管外科の先生にウケました。
◇
黒板にひっかからず、力を込めても折れないので「板書しながらの思考整理に最適」と世界中の数学者が愛用し、その廃業を惜しんだという「羽衣チョーク」の羽衣文具って、春日井の会社だったのか。
で、技術継承した同業者っていうのが、山王の馬印(名鉄やJRの車中から看板見えてる会社)。
世界クラスの品質が、地元のこじんまり企業から生産されてたようですよ。無くなって始めて知るわけだけど。タイガー商会とかね。
そういや、白衣のハカセが興奮のあまりチョークを叩きつけるように黒板に書き付け始めてチョークがバキバキ折れるっていう描写、海外のアニメだったか映画だったかで見た覚えあるなあ。海外のチョークは折れやすいんだな。
小中学校が羽衣で高校は馬印だったかな、たしか、馬印のチョークはコーティングされてて手が汚れないというひと工夫があったのよ。
◇
お値打グラッパ入手!
返す刀でお買い得佐藤錦購入!
あとイキオイでマルスウイスキー3&7購入!
お酒に超弱くなってるのにどーするんですか、浸かった頃には治ってることを期待して、祈願の果実酒。
◇
猫がいるとさあ、嫌なこととか、腹立つこととか、不安とか、負の感情が湧いた日でも1日の最後には猫抱いて柔らかい感触と感情になって終わるんだけど、猫いないとそういうのがないのね。なんていうか、いろいろあっても猫で流してフラット&クリーンな状態になれた水洗便所的な精神環境から、ただひたすら毎日毎日溜め込むボットン便所的な精神環境になっちゃったのよ、もうなんかヤバいよ、世間の人は猫もいないのにどうしてるの?
猫がいますよ。
荒れた指をごまかすために画像アプリで紗をかけたよーに加工。便利だねえ。
体調がすぐれない日が続くと、気晴らしというかうさ晴らしというか、そういう系で、化粧欲が湧くのです。普段はしないような…マスカラ下地からしっかり塗ってアイメイクとか…
こないだ、あれはTVで聞いたんだったかネットで見たんだったか、なんかのアドバイザー的な人が「マスカラの使用期限は開封後1ヶ月」って言ってて「うそお」って声出ちゃいましたよ。えー。1ヶ月でマスカラ捨ててる?
思いだす、むっかーし、ながちゃんまゆみちゃんと女子トークしてて「マスカラって使い切ったことがない」という話になったことがありました。あれから十数年(たぶん)、いまだにマスカラって使い切ったことない。使い切る前にダマになって捨てる。
◇
フルーツみつ豆好き。
夏は、透明感ある食べ物が好ましいです。
具合悪くて寝てたら、夢うつつに、猫がベッドの上に来ておなかにくっついてきたり胸の上に乗ったり、姿はハッキリと見えなくて「あー、夢だなー」とわかってるんだけど久しぶりの猫の感触を堪能する。もふ。
なんかだるいなあ、なんか苦しいなあ、なんか痛いなあ、寝たら治るかなあ、猫もそんなこと考えながら毎日寝てたのかなあ、と思う。
◇
職場の人が有給消化のため長期休暇へ。
「どこか行くんですか?」
「キューバへ…」
予想外の場所であった。
いいなあカリブ海、ラム酒、ゲバラ、カストロ、ヘミングウェイの通ったモヒート屋(わしわしが持っているキューバについての知識のすべて)。ビバ!キューバ。
モヒートの季節ですね。
梅雨。
しかし毎年天王祭の日だけは雨があがるんだよね、不思議ね。
今年の筒井町のお祭りは、50年ぶりに山車が「裏筒井町」を巡回するという歴史的な日だったらしい。
なんでも、もともと筒井町と裏筒井町とで共同購入した山車だったのが、所有権でもめて裁判沙汰になってからずーっと「裏筒井町外し」があったようで…
今回、50年越しの和解。
…それ、やっぱり、ずーっと猛反発してたお互いの町の重鎮とか長老たちが亡くなってそれぞれの自治会が柔軟になったとか、そーいう事情もあるんだろうなー、と勘ぐってみる。
「よぉ考えてみたら俺んたらぁにはまぁ関係にゃぁ話でにゃぁか」とか口火切った次世代がいるんだわ、きっと。
で、肝心のお祭りの当日、見に行かなかった。引越して来てからはじめての祭り無視。
角の神社まで湯取車が来たのを通りすがりに見ただけで、建中寺公園に建ち並ぶ夜店も、お祭りの夜だけ開く紅い本屋さんも、お祭りの夜だけ肌着を売る家具屋さんも、お祭りの夜だけテイクアウトやってるイタリアンも、行かなかったの。
そんな年もあるの。
◇
シュレッダーに熱中するあまり、週末のニュース知らない。
細断は、ハカはいかないがカサはいくのである、引き出し2杯分が45ℓゴミ袋4袋分に膨れ上がっとる。砂ネズミの巣材っぽい。
「なんでこんなに溜めてたの?」という感じですけど、クレジット明細とかどーやって捨てたらいいのか思いつかなかったんだもん、で、そのうちなんとかしよう、と思い続けて残っちゃってたんだもん。
「捨てあぐねる」。
そういうもんでいっぱいだよ。
◇
昔、雁道商店街に公設市場があって、その中の魚屋さんの自家製塩辛がたいそう旨かった。大学への行き道にときどき塩辛買ってったものだった(夜学だったので行きに寄らないと営業時間に間に合わないのだ)。
今もあるかどうかは知らない。
あと八百屋さんで青梅買ったなあ、この季節になると思いだす。
果物酒の季節ですね。
昨年だったかに「グラッパでさくらんぼを漬けたら旨かろう」と思いついて、そろそろ良い季節なのだけど、近所にグラッパ売ってない。あう。お酒だけ先に用意しといたらよかったなー。どっかでやっすいグラッパ売ってないかなー。
部屋をスッキリさせたく、とするとアレをソコへ移したく、とするとソコのソレをコレへ移したく、とするとココのアレコレをどっかへやらねばならん、と、玉突きに、整理整頓の計画を練り、とりあえず、いらん書類を捨てる準備。引き出し2杯分くらいの紙物を、必要なものだけ寄って、後はシュレッダー。カード明細とか昔の保険契約書とか、大量に。
ご家庭用のシュレッダーは3分間の連続稼動でモーターがヒートアップして電源オフになる仕様。
玉突きは、遠い。
夜、そんなはかのいかない作業を中断して田岡さんハイジさんと今池旨中華で旨茸煮、それから、トモヒロさんとこ。
お酒飲むとやっぱり酔うより先にめまいがしてくる、メカニズムはわからねどもこれダメね。
痛み止めの麻酔薬で舌の奥がピリピリ痺れ熱い感じ、その違和感にも慣れたと思った頃に横腹痛復活、あれ、早くも耐性が?
あいかわらず、あイタタ、程度の痛みなので、大過はなさそう、ただただうっとうしくはある。
暑い暑いと寒い寒いは文句じゃないのよつい言っちゃうのよ、なのだけど、痛い痛いも、つい、ほとんど無意識に言っちゃうのね。
◇
母が通ってるデイケア(通所リハビリ)には陶芸コースがあるそうで、箸置きやら、コップやら、毎月なんかかんか小間物をものしておられる。
今回は、数ヶ月がかりの大作で、
ねねさん
だそうです。
えっ
先日、ランチの帰りに同僚がコンビニでアイス抹茶ラテ的なものを買ってた、あの、今時のコンビニコーヒー式のやつ。
レジのおねーさんは手渡しながら「氷が溶けると薄くなりますのでお気をつけください」と言い添えていた。
…どうやって?どうやって気をつけるの?
「熱いのでお気をつけください」はわかるよ、持った瞬間「あちっ」ってならないようにとか、こぼすとヤケドするよとか、気をつけることがいくつかあるよね。
でも氷って溶けるじゃん!気をつけても溶けるじゃん!氷が溶けて味が薄くなるのは道理じゃん!
コンビニおねーさんから見ればホットコーヒーが熱いのだって同じレベルでアタリマエすぎることなのかもしれないけど、なんかこう、なんか違うような、熱いのでお気をつけくださいはアリガトーだけど氷が溶けると薄くなりますはヨケーなオセワな気がした、どうだろう、受け手の問題?
◇
痛み止めがとんぷくから分服の麻酔薬に変わりましたよ、最初の2日間くらいは違和感があったけど慣れましたよ。
痛みがわりと止まりましたよ。まあ、麻酔だから当たり前なのかしら。
◇
女子力高めなWECKのガラスのキャニスターににんにく大葉醤油がびっちり浸かってます、おされ食材なんか容れてやらない。
にんにく大葉醤油は夏向きの調味料です、カツオのたたきにも塩辛パスタにも夏カレーにも。薬味万歳。
◇
整理整頓をしましょう、というより、要らないものを捨てましょう、なのよね。
「これを捨てた直後に、今有れば良かったのに!捨てるんじゃなかった!っていう事態が起こるんじゃないかしら」というレアケースの想定、不安、そして現状維持…の流れを変えなきゃー。
「親が生きているうちに実家の片付けをしませんか」という片付けサービスが流行りはじめているそうでTV番組で紹介してた。
実際の片付けの様子の取材では押入れや天袋やタンスの上や…に所狭しと積まれた段ボール箱の中身が全部「わりばし」で箱開けた息子さんが失笑してた。コンビニとかお弁当屋さんとか仕出し弁当とかについてくる、大きさも袋もバラバラのわりばしがどの箱にもギッシリと。
…それを視た後、自分ちの台所の引き出しにみっちみちに詰まってたわりばしを捨てました。いやあ、笑えなかったわ。
新品未使用だし…あれば何かの時に役に立つかも…人がいっぱい来た時とか災害時とかピクニックに持ってく用とか…捨てるのもったいないし…と長年の習慣で、やっちゃってました。わりばしはキケンだ。
4、5年前にもそれなりに(自分なりに)大掛かりな捨て作業をしたはずなのに、溜まるんだよなあ。
で押入れから10年以上前に買ってだいたい10年は着てないジャケットが出てきまして、捨てる前にちょっと着てみようかな、となり、で、周囲でその服の評判がわりと良い、のでこれは捨てないことになった。そういうこともある。
生地と縫製はいいはずなのよ、当時あったレナウンのブランドで…と検索して、そのブランド(ΣΧΘΛΗ スコレー)が撤退してから既に20年近く経っていることを知る。物持ち良すぎだ!だから物が溢れるんだよ。
わりばしから服までのべつまくなしに取っとくんじゃなくて、残すもんと捨てるもんを早め早めに日常的に切り分けていかないとなあ。はあ。
こないだぱうぜで友部正人の後にジブリ映画サントラ集を聴いてて。
その後、会社で仕事してても頭の中で安田成美の歌うナウシカのテーマソングが流れ続けています。
耳に残って忘れられないチカラはすごいと思う。良い悪いは別とする。
同じくらいの年代に角川で『少年ケニア』もアニメ映画化しましたよね(監督は大林宣彦)、キャッチコピー&主題歌が「口移しに、メルヘンください」って渡辺典子が歌うやつ…と思い出すと、今度は少年ケニアの歌が頭の中でエンドレスリピートされる。あああ。
◇
はー、6月だね。
去年の今頃はピスコの開店準備の頃だっけ、やっぱこんなに暑くなかったよなー。