2014年11月25日火曜日

来週って来月らしいよ

若い頃…10代とか結婚前とかそのくらいの頃は、家族で映画やドラマ観てはよく「この俳優は売れるね!」とかなんとか母や姉と好き勝手言ってた。


今でも覚えてるのは「この主役の子、今回はハマり役だけどちょっとクセがあるよね、他の映画で使うのは難しいかも」「もともとミュージシャンで大抜擢されたらしいよ」「じゃあ映画出演はこれっきりかもねー」


とかなんとか言ってたのが、若い頃のジョニー・デップですな(『シザーハンズ』の時)。役者を見る目のない一家です。


あと、『存在の耐えられない軽さ』で初めてダニエル・デイ・ルイス観た時も、「カッコいいけどアク強いよね」「舞台の方が合いそうだよね」とか好き放題言ってました。なんかすみません。その後アカデミー出演男優賞を3度受賞する活躍ぶりですね。役者を見る目がないんです。


 


その後、年取りましてわしわしはあんまり「この子は売れる」とかは言わなくなりました、実家帰ると母は相変わらず「あたしが当たるって言ったあの子、やっぱり売れたね!母ちゃんは人を見る目があるね!」と自慢げに言い切りますが、ハズレ率も高いんだよその予想、と思う。


だいたい田舎のばあちゃんが見るようなメディアに出てきてる時点で、そこそこ売れ筋の人なんだしさあ。


 



 


gifをギフと読むかジフと読むか問題を筆頭に、アルファベット略称の読み方ってわかんない。


ボイスオーバーLTE、略称VoLTEの提供開始の噂が出てきたとき、わたし「音声LTE」とか「ボイスLTE」とか呼ぶのかなと思ってたら、「ボルテ」なんだよね。VoLTEでボルテ。素直といえば素直。


なんか、なんだろ、「ボルテ」って、地方都市の駅前のファッションビルの名前っぽい、という印象が消えない。「ボルテ歳末大バーゲン」とかいう響きが似合う。


 



 


今シーズンは町田樹が凄いと思うんですよ。フランス大会は入れ込み過ぎな感じだったけど、タイミングが合えばあの腰の強さと技術と表現力の最高傑作になりそうな。


表現力、凄い高いよね、バレエかなにかの素養があるのかなあ。


 


今季フリー演技の冒頭、音楽開始から滑り出しまで20秒の静止という型破りな構成に、トービル&ディーン組の「ボレロ」を彷彿する。「ジャッジ全員が芸術点に満点をつけた」という、サラエボ五輪の伝説の演技。


あれも演技時間の計測が「音楽開始から」ではなくて「スケーターが滑り出した時点から」とする規定を突いて、滑らないで演技開始する導入部だった。そして展開するドラマチックな内容構成も、アイスダンスの規定ギリギリのリフトも、氷上に倒れ込むラストも、一から十まで度肝を抜く演技だったのだ、今ビデオで見てもドキドキするわ。


というか、そもそもわしわしがフィギュアスケートを見るようになったキッカケがそのトービル&ディーンの「ボレロ」で、当時はもちろんそんな規定や定番構成があることは知らなかったけどそれでも十分「なんかすげえ!」が伝わったのだ、それでフィギュアにハマってだんだんルールに詳しくなって、それから見直すと「実はものすごいエポックメイキングなことやってた!」と気づくのだ。


 


今シーズンの町田樹の演技も「なんかすげえ!」なんですよ、何が凄いのか解説でも入らなきゃ具体的なことはわからないんだけど、とにかく圧倒的だなあって。今季で引退だから、「自分のスケートの集大成を演る!」って意気込みなんだろうな。


GPFも楽しみにしています。