2014年11月14日金曜日

意識のパララックス

水なしでシチューや煮物ができる「無水鍋」の話題をよく聞く。


水を使わないから素材本来の味が濃くて美味しい、とかなんとか。


従来のレシピどおりに作ると、水からゆがいてる間にいっぱいアクが出てきてそれをこまめに掬うのが美味しい出来上がりの秘訣、みたいな感じだったけど、無水鍋ってアクも出ないし掬いようもないような。


長いこと台所界を支配していた「こまめにアク掬わなきゃ」は単なる強迫観念だったのかしら。


 


テクノロジーの発達でそれまでのセオリーが旧くなるのは、まあ珍しいことではない。


充電池の「継ぎ足し充電」を頑なに拒む年配の方とかまだ見かけます。リチウムイオン充電池は継ぎ足しOKですよ。


 



 


WiFi、wifi、表記が気になるっていうとこいつかなあ。Wi-Fi、正式な記述はハイフンが入るらしい。


あと、docomoは、古くはDoCoMoでした。途中で変えられると間違える。


最近はほぼGoogleIMEの仰せのままに変換している。


 



 


新聞。


ワンワールドトレードセンターのことを見出しで「テロ跡ビル」と書いていなさった。


文字数制限のある中で最もわかりやすい表現ではあるが、テロ跡ビルって。


 



 


「まだ私は自分の人生に満足していない」だったかな、なんかそんなモノローグのCMを。


「麿赤児は自分の人生に満足していない」と聞き間違えました。


TVから流れるいきなりの麿赤児押し。何があったのかと思った。


 



 


最近はなんで「人種差別」や「差別発言」まで横文字なのよ、オシャレかよ、だれが嬉しいのよそのオシャレ感はよ。


 



 


あー、えーと、リアルタイムで見てましたよ。


で、動揺しすぎて、しばらく、ちょっと。


翌日会社で「羽生君大変だったねー」と話題振られても、「その話はちょっとゴメン」でパスしてきました。


途中まで、明日のフィギュアファンの間じゃリプニツカヤちゃん泣いちゃったねーとかそんな話題で持ちきりになるかと思いながらのんきに見てたら、いきなりあれでしたよ。


 


日常なら、階段とかで転倒して頭から血流して顔面蒼白の人がいたら、「立つな、動くな、すぐ救急車だ」ってなるのが居合わせた人間の通常の反応というか適切な判断なんじゃないかと思うんだけど、そうならないのは、ちょっと、スポーツとはいえ、やっぱり、人としてなんか。