2013年10月31日木曜日

陽樹の極相

ちょっと厚手のカットソー素材のロングワンピースを着てた。


ほしたら何人かから「それって、コート?」と訊かれた。


「いや品名はワンピースだったんす、ていうか、コートだとしたらわたし今日一日室内でコート着て仕事してるってことすよ」


「そっか、ワンピか」


同じ会話を複数回。


 


昔似たような服着て美容院行った時に、受付の人に「上着お預かりします」「コートお預かりします」って何回も言われて断り続けたことあったなあ、だってワンピだもん下は肌着だったんだもん。


無地の前開きロングワンピは難しい。


 



 


なんだっけ、「最適を追求する生物は滅びる」だったっけ?なんかそんな逆説みたいなのなかったっけ。


繁殖繁茂のクライマックスに向かうと陽樹は枯死する、みたいな話。


「部分最適」の譬えだったかな。


 


そうは言われても最適を目指しちゃうよね。


どんな病気も克服したい、長生きしたい、ていうのもそうだし、


仕事を効率化したい、機械化して単純作業から開放されたい、てのもそうなのね。


うん、結果、仕事も無いのに寿命ばっかりやたら長いという、貧民高齢化社会がやってきたのね。


 


…最近そんなことばっか考えてるなあ、暗い暗い、日本の未来も自分の未来も不安でね、必要とされていない人はどこへ消えたらいいんだろう。