こないだ友貞さんとあれやこれやおしゃべりしたなかに。
新子さんの出した本がすごいって話になって。
新子さんが心理療法士だったか臨床心理士だったかの資格を持ってるらしい、という話はすごい昔に人のうわさで聞いたことがあるけど、
へえ、本も出しはったんや、後で本屋行って見てこよう、と思いつつするんと忘れてた。
ほしたら今日の朝刊に広告出てた。
患者として都内の精神科に診察されて廻って、「初診の患者にいきなりこんな薬を処方するのはいかがなものか」というような評価をしてまわるという、精神科覆面調査というか病院ソムリエというか、都内ラーメン店グルメガイドみたいなのの精神科病院版、らしい。
すごいな。
お読みものとしても面白そうです。
イイ精神科ってどんなんだろう。
ふと絲山秋子の『逃亡くそたわけ』思い出す。
精神病院脱走の道行きの途中で薬の補給のために偶然立ち寄った山の上の診療所。
逃亡仲間の方言も自分の幻聴も意味不明で、「理解できない」ことがスタンダードみたいな世界ではじめて「あ、その幻聴『資本論』の一節」って言い当てた医者。
絶対二度と行かない(行けない)診療所で、たまたまその医者が資本論のそのセンテンスを知ってただけなんだけど。
なんか夢に出てくる最高の古本屋とおんなじにおいがするんだよね。もしかしたら唯一の理解者との邂逅だったのかもしれない、みたいなね。たぶんそんなことはないんだけどね。くそ田舎のてきとーな藪医者だったのかもしんないんだけどね。
◇
たいふん。
やだなん。
会社、なに着てこう。
着替え持ってくのめんどうだなあ。
◇
コンパルのコーヒー好き。
親の代からコンパル好き。
コメダよりコンパルな名古屋っ子。
秘妙な味。
他で聞いたことのない言葉、秘妙な味。