2012年10月29日月曜日

煙草と珈琲

おなかが痛くなるまで笑ったのひさしぶり。


怒るから余計に笑いが止まらなくなって。


苦しいくらい笑う。たのしいくるしいもある。


 



 


もう毎年毎年毎シーズン毎シーズン、「去年の今頃は何着てたっけ…?」って悩む、何年おんなじことやってんだ。


土曜、ファストファッションのハシゴ。ユニクロで土日限定値引きセーター買ってH&Mでジャケット買って。


ユニクロの接客教育がすごい徹底してるってゆうのは有名だけど、ハシゴすると特によくわかるなあって。


どっちもクレジットでお願いってカード渡したんだけどね、H&Mのお姉ちゃんはクレカ受け取ってピッて機械通してポンってトレイに置いておしまい、ユニクロのお兄ちゃんはレシートとクレジット明細票を並べて「ご確認お願いします、○○円、一括払い、お間違いございませんね?」でオッケーですって答えるとちゃんと両手でカードに明細添えて手渡ししてくれるの、


土日限定の1280円のセーター1枚の客にそんな丁寧なご接客しなくてもいいですようって照れるくらいに丁寧だ。これが「お客様は神様」の日本的サービスか。


H&Mのお姉ちゃんには「カード返します」くらい言って欲しいけど、でもあんまり「お客様々」扱いも、なんつうか、中間の、「お客さん」くらいの過剰ではない適度な敬意と距離感が、個人的には理想なんだけどな。


 



 


漢方薬のむ。


腸症のいろんなパターンが入り混じってるそうなので、食事のことを言い出すと「刺激物ダメ、冷たいものダメ、熱いものダメ、肉ダメ、油脂ダメ、繊維質ダメ、牛乳ダメ、発酵食品ダメ、炭酸飲料ダメ、チョコレートダメ、あんこダメ、小麦製品ダメ」ということになる、おかゆで生き抜けってか。


二階堂正広の『極楽町一丁目』のネタであったなあ、姑に熱すぎず冷たすぎないもの食わせてたら通りすがりのおばはんの会話が聞こえてくるの。


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どないせーっちゅうねん。


実感として、刺激物を徹底的に排除するとストレスが溜まって精神に、ひいてはカラダに悪い気がしてくるわね。


というわけで、適度に刺激物摂ってます。コーヒーとか七味とか。たまにはビールとか。


 



 


完成までまだまだあるけど根気が続かず一旦切り上げた絵。  


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絵を描くときってなんでしばしば息を詰めて作業してるんでしょうね。くらくらする。



2012年10月25日木曜日

振り向けば秋空に昇る星

寒いし不安だしおなかの具合ふるわないし(持病の過敏性腸症)、終業前にどばどばかたまって仕事入るし、なんだかもう。


猫を抱えて体揺らしながら大声で歌う夜。近所メイワク。


意外と猫は嫌がらない。


 


なんか荒れ気味ですね。


珍しく積極的に煙草を吸いたくなっている。良くないですね。


 



 


ズボラ飯見逃したんだけどえっれえ評判悪いのな。


ズボラは原作も読んでない。うさくんは知っげふんげふん。


 



 


あ、カトチのライブ、仕事とかぶった…


しまったな、遅ればせで駆けつけるかなー。



2012年10月23日火曜日

秋猫

あ、そうそう、『孤独のグルメ』2期は名古屋でも放映してるので視聴してます。


ここんとこ胃腸の具合があんまりよろしくないのでヒラコーみたいに「テロか!戦争か!」てなふうにはならない。


笹塚の皐月の甘味喫茶室行きたかったな…とか思いだすくらい。


久住さんほんといい笑顔ですね。


 


『花のズボラ飯』実写化の方、OPとドラマBGMでカトチの曲が使われるとか、あー『蟻と梨』発売に寄せた「ボクの読者全っ員に今すぐ聴かせたい」って言葉は社交辞令じゃなかったんですね。


 



 


きのこ汁が美味しい季節です。この季節だけは寸胴があってもいいと思う、一人暮らしだけど。


 


猫が膝の上に乗る季節です。しかし勝手に滑り落ちそうになって爪立てるのはやめてもらおうか。


 


寒くなる前にお散歩がしたいな、どこをどうっていうんじゃないけどどこかを、あてもなく散歩したいな。


 


食欲がどうも低空飛行がちな日々。食べたい欲、はあるんだけど、なんかこう、意識と胃腸が連動してない。 


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コンパルのハムエッグトーストサンド。初めて頼んで、ああ、こういう形状のものだったのか、と思った。


 



 


コータロー氏のプロデュースしたドラマが国際エミー賞にノミネートされたとかで、夫人同伴でNYでの授賞式に出席しなさるという、うん、夫人にはぜひインパクト片手にホットパンツ姿でレッドカーペットを歩いて頂きたい。妄想ハイジ界の正装ですよ。


 



 


「今回のFEの午後問は楽勝だった」


受けなかった時に限ってそんな声が耳に入ってくるもの。繁忙期的なあれで春試験受けるの厳しいから秋狙いだったのに忘れてたんだよう。ちっ。



2012年10月21日日曜日

時事とか

時事いくつか。


 


若松監督死去。びっくりした。


あとスコーレがまだ開館30年そこそこというのも、ちょっと驚いた。


いや、うどんがバイトしてた頃とか、まだ開館4、5年目だったのかって。


 


亡くなったといえば、指名手配界で有名な「おい、小池!」も死亡。


 


新聞の夕刊一面のでかい記事で、西田シャトナーが「折り紙作家」として紹介されていた。


小さく「劇作家としても知られている」と補足記事があって、なんか、可笑しかった。


 


時事としては旧聞に類す、7月の幕張の「No Nukes 2012」出演時のクラフトワークの演奏を今頃YouTubeで視た。あのニホンゴで歌ったRADIOACTIVITY。


たどたどしいガイジン訛りの日本語詞を聴いてたらまるでわからない涙が出てきて困った、感動とか悲しい苦しいとかでは決してない。


先月のアパッチ観劇の時につらつら思ったことを、もう一度考える、が、語弊なく過不足なくまとめるのは難しいな、つまり一つのフィクション作品が内包していた予言性(ではないのだけど)が当の作品を殺す、これも正確な表現ではない、ええと、標本のように展翅されてしまうこと、本来持っていた荒唐無稽さや両義性を失くして一義的なものになってしまうこと、そんなことについて考える。


 


つい数年前まではスーツ着るとお仕事風だったのに、ここんとこ、スーツ着ると、子供のお受験の付き添いっぽいです。


 


東京行くとケータイバリ5でもすごく読み込みが遅い。あれは周辺に利用者が多すぎて基地局が輻輳気味ってことなのかなあ?


LTE利用者が増えたらLTEも輻輳で遅くなっちゃうのかなあ?


 


アルファルファを洗っていて、精液の匂いに似ている、と発見する。


カルキ?


 


秋映が美味しい季節で嬉しい。かたいリンゴが好きなんだな。


 


フロア移動が近づいてて憂鬱。でも同僚たちが気を使ってあんまり神経すり減らさずに済むであろう席配置を考えてくれた。無慈悲の中のお慈悲に感謝します。


 


会えば会うほどもっと会いたくなる、なんででしょうね、麻薬的効果。



2012年10月17日水曜日

こととはむ

同僚が自作スイーツ男子でたまにシフォンケーキを焼いてきてくれる。今日はかぼちゃのシフォンケーキだった。


シフォンケーキ、ってチョイスがなんかすげーなーと思う。作り慣れてる感っていうか。


 


 


おいしいもので気持ちが盛り上がってくれればいいんだけどじわりじわりと平坦に沈んでいる。


じわじわ寒いしね。


会社は不安を解消してくれないまま事を進めるしね。


もうね。


 


 


うちの会社の人達が大好きな言葉が大っ嫌い。


「自分を守るために~」とかいうフレーズ。ことあるごとに耳にする。したり顔で。保身の化物。死んでしまえ。


 


そういえば、あの人は、言わないな。


 


嫌いなことを考える。好きなものを考える。


笑うことと笑った顔を見ることが好きだな。


いざ言問わん、いつまで笑えるだろうか、笑ってくれるだろうか。



2012年10月14日日曜日

冷え始め

寒い!寒いよ!


果物食べた後で体が冷え冷えとしているのに気づく、そんな初秋の頃。


秋の収穫、イチジクも梨も秋映も美味しいんだけどねえ。


 


会社の同僚が「寒い時期の方が長いよね…」と言い、そういうふうに考えたことはなかったけど言われてみりゃ確かに、暑い時期がせいぜい6月~9月の4ヶ月なのに対して寒い時期は11月~4月の6ヶ月はあるなあ、と思い至る。あ、名古屋あたりの場合。


寒さや冷えのやつとうまくやっていかなきゃなわけです、はあ。


 


職場は来月また小規模な改組が予定されてまして、今から前途多難、関連会議でいろいろ衝撃的な話もでてくる、上は何考えてんでしょ。


「○さんや、手が空いたら一件報告があります」


「かっしー、転職の報告だったらあたしは受け入れるよ」


「いやデータ抽出終了の報告なんすけど」


転職…を考えたくなるくらい、翻弄され続ける下っ端共であった。


 


休日はだるくてだるくて眠り続ける、なんだろうこのだるさ、体を動かさないから余計だるくなるって悪循環だろうなと頭で判っていても意識が朦朧として寝てしまう。


 


 


仕事に限らず好きに限らず。 


生きているということは、移動し続けるということ。


「ちょうど良い」はいつまでもちょうど良くはないかもしれない。


でも状態に合わせて変化するならいつまでもちょうど良いをキープできるかもしれない。


ちょうど良い状態。ちょうど良い関係。ちょうど良い日々。


まあ、かもしれない、かもしれない。


 


 


世界は狭い。とても狭い。私の世界はとても狭い。


狭くていい。どこにも繋がらない。どこにも繋がらなくていい。


ポケットの中の宝物。いいえガラクタ。大切な。


ポケットに手を入れて笑う。


狭ければ失くさないと思った。そんなことはないのだけど。


狭い世界の小さなポッケはクラインの壺で、勝手にわたしの知らないどこかになってしまうのだった。



2012年10月12日金曜日

麺くらう人々

閉店間近ということで各方面で話題の大丸が『ロケットニュース24』で取り上げられてた。


http://rocketnews24.com/2012/10/09/255357/


あ、まだ閉店(ビル解体)してなかったんだ…


というか、大丸って確かずっと取材拒否・撮影禁止で、こんなふうに店名も所在地もそしてラーメン現物写真もがっちり載ったのって長い歴史で初めてじゃない?


『食の軍師』でも店名はぼかしてたと聞くし(掲載号は読みそびれました)。


最後だからもういいよってことかね、それもさびしいねえ。


まあさびしいけど食い納めしたいとは、思わないが。


 


私が大丸食べた頃はまだ単に「すごい大盛りのラーメン屋」でした。夜10時には開いてたしラーメンの味してたし。


ただ食べても食べても麺に辿りつけず、そうこうしているうちに麺が汁すって増量してゆくという、ああすごい子供の頃は麺類ってこうゆう食べ物だった!と再体験したラーメン屋だった。


 



 


休日に大家が勝手に鍵開けて入ってきた話はたいそう反響を呼びました。


「絶対ふだんから留守中に入ってきてるに違いないから早く引越しなさい」と複数の友人から勧められ。


具体的な被害がなにもなくてもとにかくイヤ、という、このイヤな気持ちに共感して頂けただけでも少し慰められました。これが仏教でいうところの慈悲maitrīというやつでしょうか。テキトーこいてみました。


 


あと、「自分が留守のうちに誰かが家に入った気配がするような気がする」というのは、意外と普遍的な錯覚のようです。何人かから「あたしもそんな感じがする時あるよ」と言われました。


なんでしょうね、あれ。シャンプー中に誰かが後ろに立ってるような気がするとか、そういうのの一種でしょうか。まあ疲れて気が張ってる時に多いし原理は同じなのかな。


 


 


引越すとしたら次はどこかなー。


冬寒すぎず夏暑すぎず春花粉飛ばないとこがいいなー。



2012年10月6日土曜日

誕生日とかサプライズとか

週末。お誕生日のお祝いしてもらいました。よんじゅうにちゃい。いくつになってもお祝いしてもらえて嬉しゅうございます。


 


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寝転んでたら腕をがっちり押さえつけて「お出かけしないでね光線」を出してくる猫。


あーもーかわいいやつだなあ。


 



 


本日の衝撃的出来事。


家でうたたねしてたら玄関の施錠を開けておばちゃんが入ってきた。


今日に限ってドアチェーンしてなかった。


サ、サプライズ。


 


びっくりして飛び起きたらおばちゃんも目を丸くして「あらまーごめんなさい」「チャイムを鳴らしたけどお留守のようだったから」「びっくりしたわ、ねこちゃんが飛び出してきて…」


どうやら大家さんの奥さんらしいんだけど、お留守のようだったからって賃借人の部屋の鍵開けるか!?むしろ留守だったら開けるなよ!


動転してたので今月分の家賃の請求書受け取って(いつもは新聞受けに入れられている)そのまま帰ってもらったけど、ほんとに大家さんちの人かどうかもよくわからん(オーナーは昭和区在住)、悪気のないおばちゃんに見せかけて実は窃盗団の下調べだったかもしれない、ケーサツ呼んだほうがよかったかしら。


 


いやたぶん大家さんちの奥さんで間違いないだろけど、もしや普段から留守の間に勝手に鍵開けて入ってきてるんじゃないだろうなー、と、それはそれで疑心暗鬼になる一件でした。


 


精神的に疲れてる時、会社から帰ってきて「留守のうちに誰かが部屋にいた気配がする、ような気がする」とやたら神経症的になってしまうことがありまして、まあ理性が「あなた疲れてるのよ」となだめて終わるんですけど、こーゆーことに遭遇するとただの神経症症状に説得力が出てしまうので堪忍して欲しいっす。


 


ちなみにねこちゃん飼ってるのは大家さんに申告済みです。家賃に猫分の家賃も上乗せされてる(月3000円)。


 



 


お誕生日といえばケーキだもん。


パティスリー白亜館のイチジクのタルトー。


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実りの秋です。



2012年10月3日水曜日

今回の公演会場、東京芸術劇場も10年ぶりくらいに行きました。


リニューアル後の杮落としの一環だったようです。


ちなみに杮(こけら)はかんなくずの意味だそうですよ。


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吹き抜けの天井を見上げる。


ここの階段は登りたくないもんだ。


 


こないだ載せたのと同じ人形の写真、違う角度でもういっちょ。 


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2012年10月1日月曜日

思う

舞台の魅力ってなんだろうなあ、と時々思うのです、何にも残らないしやり直せない巻き戻せない。


場に居合わせる、その現場に立ちあうということがこんなにも貴重です。


やる方も。観る方も。


 


だからねこれはと思ったらちょっとぐらいは無理してでも居合わせなきゃなんですよね。


 


東京三日目。


場所によってはまだミンミン鳴いてて驚いた。


もう10月も近いですのにね。


 


土曜はマチネもソワレも一時間ずつ開演早く、あれっだったら余裕でソワレ後帰名できるなあ、と今さら気づき。


4ステージ連続で観るのがいるとはやってる方も思わなかったでしょうが、わたしだって計画外のことです。


というかすべてがノープランなんだけど。芝居は当日券で新幹線は駅についた時乗れるやつで。前売り入手とかぷらこ予約とかができない1週間だったんですよ。体調悪かったし。


4回目観て帰ることに決めた時、ハイジさんが「いくらなんでも4回目はタダで…」と気を遣ってくれたけど、今回は他所様のことであるし、ながらく芝居とか芝居の制作とか関わってて「賞賛につりあうだけの興業収入が欲しいよう」と切実に思ってきたので、お申し出はありがたく断る。価値は、あると思いますよ。お金のことだけではなく。


 


しいて言えば脚本がもう少し良ければな…とは思いまして、それが残念でした。


長い状況説明の後でやっと動き出したと思ったら終わっちゃう感じのストーリー展開なんだよねえ。どうも勘所が。


語り手の物語上の役割もなにか半端な感じで。お能で言えばワキですね、異国から来て土地の謂れを聞いてシテの見せ場に立ち会って。


いやさそれを言ったら能楽(夢幻能形式)も要約すれば、長い状況説明の後に動き出したかと思ったら終わる、ていうスタイルなんだけどさ、こういうことじゃないぞと。


なんだろうねえ、もしかすると構成次第ではもすこし面白く観られたかもしれない。


 



 


一週間ほど遡って。


残暑厳しき中での美術製作作業。看板描く田岡さん。


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美術家がなんで裏に入ってるんですか。


と、何人もの方から言われたご様子。


もういっそ配役表に「バオバブ・田岡一遠」とか「倒壊建物・小森祐美加」とか載せちゃえば、くらいの。


すごい転換の回数でしたね。


 



 


名古屋に帰ったら台風来てた。


今回の舞台、「暴風雨が近づいてる夜に満月が見えるもんかい」と思って観てましたが、すみません、台風直撃の夜の名月、美しいです。



東京二日目

マチネ観て、終演後、ハシジュンに声かけられて「うわー久しぶりだねーっ」「変わってないですねーっ」、もう結城座8年目だそうである。


いろんな縁や奇遇がありますねえ。


さらにハシジュンとユーゴりんがたまつながりで親交あったという奇遇。


ロビーに飾られた今回の宣美用の人形うつくしかった。


 


話変わって。 


煙草を止めたら太ったっていうわけじゃなくて煙草を止めてからちょっとした気分転換や気持ちを盛り上げるためにちょこちょこ食べるようになって結果太った、と言う、それって要はいわゆる「煙草を止めたら太った」じゃないですか、なユーゴりんに「カシワさんがiPhone持ってるのってなんか馴染まない」と、自分でもうすらうすら思っていたことを声に出して指摘される。


「『○○と△△で事足りてるからiPhone要らないんだよねー』とか言ってそうで…」


「あー、しかもメジャーなスマフォとかじゃなくてEモバイルのブラウザ専用端末とかbモバイルSIM運用とかマイナーでマニアックなこと言いそうなんでしょう?」


「そうそう」


自覚はしています。でもそんなコダワリはないです。楽で安ければそれが一番。


 


トトちゃんと池袋東口のロクシタン・カフェへ行って遅いランチ。


その名の通りロクシタンのカフェです。ハーブティーとかオーガニック系とか。たまには女子的な感じで。オープンサンド美味しゅうございました。


下のショップで同僚におみやげ購入。今季限定発売のハンドクリーム。


 


今回の結城座は最低2回は観たいなと思っていて、細部を見たいのと全体を見たいのと、あとは体調しだいのゆるゆるの予定、体調は、万全じゃないけどまあなんとかいけそうだったのでその日のソワレも観る。


前列2列目最下手、坂本さんのとなりあたりで観劇。人形がよく見えてこれも良いです。


 


わたし人形遣いの巧拙なんてぜんぜんわからないけど、孫三郎氏の人形はいつもちゃんと重心が腰にあって足の裏に体重がかかっているように見える、のは、なんでなんだろう、操作の巧みなのか人形の造形上のことなのか、錯覚なのか。


 


夜は武蔵小金井でサフさんのカフェへ。店主が曜日替わりのお店だそうで、金曜はサフさんのゆんたくカフェ。


今週はインド・ラダック帰りのご友人のおみやげ展とラダック飯というイレギュラーな週だったそう。


ラダックすいとん、おいしゅうございました。


オープンスペースで月を見上げながらビール飲むという贅沢。 


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のんびりできて良いです。


のんびりしすぎて終電逃す人がわらわらいるようす。目覚まし時計置いとくといいかもしれん。



人形の芝居

さて、日記記載順が前後してますが、東京二日目は結城座へ。


 


結城座観るの10年ぶりくらい。『昭和怪盗伝(けいはくピカレスク)』と『アンチェイン・マイ・ハート』を観てますな、10年以上経つのか。


糸操り人形と俳優が共演する結城座スタイル、好きです。


 


叩き場訪問はしましたが、芝居の内容的なことはなんも前情報なしで観劇。


席は後ろから2列目中央下手通路側、はまじボックスの斜め前くらい。全体を見渡せる席ですね。


 


イントロダクションの、小さい人を操る人を操る人…の後ろ姿で、もう、胸詰まりまして。あああ、もう。


 


今年の月は大きゅうございました。


 


その昔、あれは25年くらい前か、「天野さんの芝居の役者はみんな人形みたいだ」とI飼君が仰ってました、その時はぜんぜん良い意味ではなかったんだけど、「人形」というキーワードで思いだす。天野さんと人形芝居ってすごく親和性が高いと思うのね。人形になれるものならなりたい。


 


生きていますことはこんなにも、嬉しく、せつなく、小さいものですのに。


 


小村雪岱だったかな、生身の人間よりも、能面がこくりと首をかしげた時の表情の動きなどのほうがずっと胸に迫ると書いていたのは。


その感じはわかります。


いや、生身の役者もうつくしいもんですし勿論好きですけれども、その生身の役者が目を剥いて表情を作っている姿より、それこそ、ダンスのポジション移動の時なんかに見せる無表情、頭に糸ででも吊られたような静かさに灯りが差しこんだりするのが実に印象的というようなことがありまして。


こうゆうこと言ってるから「マニアックな…」とか呆れられる、まあ良いではないですか。


 


なんでしょうね、ある種の感慨をもたらす人形の力みたいなのがあるんだけどそれはどういうものでどう説明したらいいのやら。


あと、「古来演劇とは人形のものであった」と書いていたのは誰だったかしら。


 


 


 


太陽劇団のラストの人形を掬いあげるシーンも相当に印象的でした、人形といえば未だに思いだす。


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あの場合は、本編がエア文楽…じゃなかった、人間文楽様式だったんで、人形の意味が濃かったこともあり。