コンデンス観ると金子光晴の「ドンカクの唄」思い出すのよね
「ドンカクは酒場『どん底』のカクテル」と添えられた詩。
ドンカクをなみなみ注いで
コップをまへにおくと
ふしようぶしように
この世界はうごきだす。
ではじまる。
ドンカクをなみなみ注いで
コップをまへにおくと
コップのふちにつかまって
小さな人魚が唄をうたふ。
"おいで、放蕩者、
お前が死ぬときに
悲しむのは
この母一人だよ。
お眠り。私の腕で。
お前がどんな悪党でも
私にはおなじだよ。
かはいゝ坊やだもの。"
まあ、コンデンスだけじゃなくて、イキルのときも、金子光晴の詩を思っていたのですが。
「アルビノス」