2010年9月7日火曜日

いいしあわせ わるいしあわせ

と、いうわけで大矢知の金魚印冷麦購入。


二束で478円のお高級品ですじゃ。


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推奨茹で時間が100均冷麦の倍ある(裏面の調理例に8分とある)。


茹で時間は麺の「腰」に比例するだろか。


 


あと麦茶がなくなるので次のお茶っ葉買う。


最近は煮出し専用の香り高い「丸粒麦茶」を愛飲してましたが、ちょっとだけおもむきを変えて京番茶にした。


夏の冷やし京番茶も燻し香と苦味がいいですよね。


大衆食堂のテーブルに黄金色のやかんでどんと置いてあるイメージだな。


汗かいたやかんの下には布巾敷いてあって。


 


まだ食卓は夏の趣きです。


 



 


夏前。


別れ際、桑山さんに「幸せになってください」と真顔で言われた。


以来。


時折思い出して幸せってなんだろうなーと思う。


今の望みは安定雇用確保しか思いつかないけど。


きっと、どうでもいいことを仕事にしたら「こんなことこの先延々とやっていかなきゃいけないのか…」と愚痴り、


好きなことを仕事にしたら「好きなことを飯の種にするもんじゃないわ」と言って嘆くのであろう、性格的に。


だいたい自分のパターンなんかわかってるわよ、何の職に就いたって息吐くように不平不満が出てくるのよ。


ま就業不安は除くとして。


どういうのが幸せって、今、わりと幸せよ。


行きたいところに行けて。やりたいことをやろうとすることもできて。会いたい人に会えて。猫もいて。


良いしあわせではないかもしれないけど、足りているよ。


それだけでは駄目なのかな。


 



 


「生きてゐますことはこんなに切なくうれしいものですのに。あたくしの丈夫なきゃうだいたちのいくにんかはもうこの世界にはをりません」というたのは草野心平、「聾のるりる」の一節。


生きていますことは、ええほんとにこんなにも切なく嬉しいものですのに、わたしの大好きな人たちの何人かはもうこの世におりません。


 


こんなご時勢ですし、ただ長らえることがきっと嘉すべきことかどうかよくわからなくなってきて、


「長生きしてください」と言うのもためらってしまいます。


でも置いていかれるのはもう真っ平御免です。なるべく長く生きてください。