2018年1月17日水曜日

三岐鉄道の旅③ 鉄は黒

庭箱鉄道さんのシャトルバスで丹生川の貨物鉄道博物館に到着です。
…阿下喜(あげき)だの丹生川(にゅうがわ)だの北勢線は難読率高いな。穴太(あのう)も平津(へいづ)も初見殺し。

丹生川は駅周辺に飲食店が一切ないのですが、先月はhazuki kitchenさんが軽食テント出店、今月はさらにフレイトレシピさんもお店を出すとの情報…え、フレイトレシピ?山田晋吾さん?

なんだろうなー、忘れた頃にというか忘れるちょい前に偶然バッタリ遇うのよね。今回は豊田美術館でもちくんが甘夏ソーダ飲んで以来の再開、1年半ぶり?
豊田の時はテント式。
今回はお車式。でっかい文旦。
ハンドドリップコーヒーと胡麻の焼菓子頂きました。晴天の線路側で機関車(静態保存)を眺めながら香りの良いコーヒーで一服、サイコーだなー。
なんか時間によっては山田晋吾さんのギター演奏もあったらしいですよ、えーいいなあ。

貨物鉄道博物館の展示はお正月特別企画ということで鉄道写真展でした。

今度こそクマちゃんと写真撮るぞ!と意気込んで先月乗りそびれたワフ21000形に乗り込んだところ、ボランティアで案内役をされてる撮鉄おじさん達に「そのカメラ広角レンズ付けてる?」「はい、広角です」「じゃあぜひこのだるまストーブ撮ってって、扉開けてあげるから」とストーブ撮りを勧められる。
核燃料使用でーす(うそ)
オープンセサミ~

「黒いもの撮る時はね、明るいところに合わせると綺麗に写るよ。順光より逆光の方が黒が締まって良いんでね、『逆光は勝利』ってね」
とおじちゃんが教えてくれるので、リアルたわば先輩か?って笑ってしまい、「あ、笑ったね、本気にしてないね?僕は逆光撮影紹介用の名刺も持ってるから見せてあげる」と、逆光鉄道写真の名刺を見せてくれる。そういう意味で笑ったわけではないのだけど話すといろんな意味で長くなりそうなのでお名刺頂いてワフを後にする。あ!またクマちゃんと写真撮りそびれた!
車窓撮ってたらルーパー窓を下げたりもしてくれた。わふっ。


撮らずにいられない大型貨物シキ。この大きさ、黒さ、鉄さ、そして大量のリベット。
逆光は勝利ってか~。

愛嬌のあるDB101。
真鍮とか配管とかも好物です。

冬の短い日が傾きだしたので三岐線に乗って帰ります。
ナローに乗った後に乗るとすっごい広々と感じる!

帰りの電車では鉄父に連れられた鉄息子達(見たとこ未就学齢)が先頭車両の窓にへんばりついてずっとはしゃいでいた、気持ちわかる、はしゃぐよね騒ぐよねなんかわくわくするんだよね、飽きもせず。


そんなこんなでわくわくしどおしのプチ鉄旅でした、たのしー。

三岐鉄道の旅② 阿下喜街歩き

11時5分西桑名駅発、阿下喜駅着は12時5分でしたので、軽便鉄道博物館の展示品を見てモニ226型に乗って写真撮って、ってしてるとほどよい感じにハラが減ります。昼腹です。

丹生川駅と違って阿下喜周辺はそこそこごはん屋さんがあるらしいことは事前調査済みです。しかしせっかくこうして足を運んだからにはスマホで食べログ検索するんじゃなくてちょっくら現地調査しつつピンと来たものを食べたい、そんなイノカシラ系。
駅前駐輪場に掲げられた商工会の地図を見て、駅東にお店の建ち並ぶ街道ぽい筋を確認。もし休業日だったり廃業してたりした際は駅前の麺類食堂をセーフティネットとすることにして、店名からほどよい大衆食堂が想像される「まとば食堂」を目指して北勢庁舎方面へ歩き出す。
駅からすぐにはかけ流し天然温泉の阿下喜温泉もあります。

十字路の坂道を上って。
立派な二階家に注目しつつ近づくと「ウエスタンバーガー」ってあんた。一階と二階の二重人格館といい、いきなりハートわしづかみかよ。
駅前の地図に載ってたわ。ウエスタンバーガー。

いい感じの床屋さん。
ペプシ。
こんちろ。
玩具店の店内にはプラモの箱がびっちり積まれています。
うなぎ屋さん。今は一本奥に入った筋で営業中みたい。
古い洋館。

古い蔵のある立派なお屋敷が多いのです。さすが100年前のモダンな町、きっと物流交易で財なす家が多かったのです。
モータリゼーションの進展と高規格幹線道路の完成で阿下喜は交易拠点ではなくなりましたが、それで却って古いしっかりした造りの建物や街並みが今に残って、これいいんじゃないですか、ちょうどええ感じの散策観光地になりますよここ。

目指したまとば食堂は日曜休みで残念賞、一本裏の道で駅へ引き返すことにします。

学校らしき建物発見。
学校だ。
廃校を利用した喫茶店?
カッコイイ。
モダン門灯。
後で調べたら旧阿下喜小学校の跡地らしいです、昭和11年築。桜の季節はさぞ綺麗かろう。今回お休みだった喫茶部「桐林館阿下喜美術室」は日曜やってるときもあるらしい、要事前チェック。
体育館は武道場、プールは夏の町民プールとして利用されている様子。

駅までの道に「上木食堂」という古民家利用の今どきおしゃれ食堂&居酒屋がありましたが、阿下喜の人気スポットらしく外まで人が並んでいたのでそっと眺めて通り過ぎ。

駅前の麺類食堂で地産そば粉使用のおそば頂きました。数量限定で十割そばもあるそうです。時間がかかるって書いてあるから、十割そばは注文を受けてから麺打つのかもしんない。

お腹が満ちましたらボランティアさんの運行する「庭箱鉄道シャトルバス」に乗って丹生川へ参ります。庭箱鉄道バスはかわいらしいガイドさんもついて、建設中の新名神や阿下喜郵便局の旧館や、北勢圏域の来し方行く末を垣間見る10分間です。

2018年1月16日火曜日

三岐鉄道の旅① アゲアゲ阿下喜

さて今月は1週ずれて第2日曜に三岐鉄道の鉄道博物館が開くのであった。
今回は先月行かなかった北勢線阿下喜駅の軽便鉄道博物館に行ってみたく、そして先月現地で知った阿下喜-丹生川間を結ぶシャトルバスに乗って貨物鉄道博物館も再訪したく、あとC-PLフィルターを新たに入手したので試し撮りもしてみたく、とにかく北勢へ電車でGO。

三岐鉄道北勢線はあすなろう鉄道と同じく狭軌(ナローゲージ)なのである。軌間762mm、通称ニブロク(2フィート6インチ)。
おさるの運転手かしらっていうくらいちっこいよー
たまたまレア車両に乗れました、200系K77編成、緑とクリーム色は北勢線開業100周年記念カラー。車両と車両を連結器ではなく台車で結ぶ特殊構造とのこと。
車内からは連接台車は分かんないけどこの辺のパーツは特殊連結車両独特のはず。
あと車内には古い車両ならでは、旗日に旗を立てるためのポールスタンドがありました。
昭和の時代は各家庭の玄関にもデフォルトで旗日用のポールスタンドが作りつけられてたっけなー、お正月とか祝日にはおじいさんが朝から旗立てるんだよ。
向かいからノーマル型式の車両がやってきます。可愛い黄色だ。
藤原岳は雪化粧してますが平地はお天気に恵まれました。風もない穏やかな晴天です。

途中、東員あたりだったかに車庫がありまして、黄色の保線車両がちょこんと待機していました。…ナローゲージのバラスト運搬車、ちょーかわいい!運転するのはおさるの保線作業員?そしてナローゲージのマルチプルタイタンパもあるのかしら??
と、働く鉄道の旅は徐々に盛り上がりまして。
終点阿下喜、着。
駅のすぐ脇にある軽便鉄道博物館保存のめっちゃ可愛い北勢線旧車両が、既にホームから見えています。
ナローゲージのさらに半分サイズのミニナロー電車も運行中。
転車台は昔北勢線で使用されてた実物だそう。
よくわかる軌間比較。
旧車両とねじり橋の模型。

軽便鉄道博物館もボランティアさんの手作り感色濃い小さな博物館です。ナローにはこのプチな感じが似合うと思うー。
展示されてる北勢線の成り立ちなど読んで、元々阿下喜が関ヶ原-四日市港を結ぶ流通の要所だったことを知る。江戸時代は員弁川を利用した水路で、明治以降は小回りが利いて敷設費用もお安い軽便鉄道で、山から海へ物資を運んだのですと。
資料に添えられた100年くらい前の阿下喜の町の写真が意外なほどモダンで、煉瓦造りの洋館に垢抜けた着物美人、はー、温泉と猪くらいしかない秘境の山村かと思っててすみませんでしたって感じです。阿下喜は伊賀街道より都会。

さてこのノスタルジックな赤い電車はちゃんと中に入れるのです。
モケットも緋毛氈のように赤い。
古いメーターはなんかグッとくるよね。メーターで司令室を埋め尽くしたい松本零士の気持ちはちょっとわかるよね。



運転席周りのあれこれに盛り上がりは最高潮を迎え。
しっぱつしんこー。

2018年1月15日月曜日

大掃除と鍋と夢

土曜、オージャ事務所の退去前清掃、わしわし掃除の時に手洗い癖が出るので「水が出ない」って最悪の事態、と後から気がつく。こんな時には「後の祭り音頭」を作って舞い歌いたい、あとのまつりあとのまつり♪

退去前になって初めて風呂場に灯りが点くことを小林さんが発見したり、トイレの奥に納戸らしきスペースがあることに気づいたり。だって今まであんまり積極的に探検したくなかったんだもん。
昔の住人が裏庭にむりむり増築した感のほったて風呂場、部屋で服脱いでいったん外出て下駄履いて風呂に向かわねばならん系。

日が暮れてからは田岡さん主催のいわむらの2階で飲むやつ、鍋旨い。ハマグリでかい。そして安い。
なんか貝占いの跡があったよ。

去年のたぬきの話から伏見の下ネタ炉端焼の話になって、なんかそんなお下劣な話題のせいかその夜の夢は艶笑小噺が大得意という3人の落語家が下半身丸出しでとっておきのネタを披露してくれるという嬉しくない夢でした。やめてよ。

介護と娯楽

先週は母の通うデイサービスセンターがテレビで取り上げられていた。通所6年目だかの妖怪御老人、じゃない要介護老人である。
テレビ愛知の番組というので東海地方のローカル番組かなあと思ったら全国区だったようです。
介護施設の中に(リハビリ&リクリエーションの一環として)パチンコやらカジノやらがあったり天然温泉があったり、っていう夢のデイサービス、使用されるのはリハビリ運動に励むと貯まる館内通貨。母から聞いてたのでだいたいの感じは想像してたけど、思ってたのよりもさらにご立派な施設であった、いっぱい教室があって人もいっぱいでお子たちも出入りしてて、なんだか学校みたいだねえ。

館内通貨制の取り組みについて、社長さんが「要介護になるとお金の管理は家族が握って本人が自由にできるお金が無くなってしまう」と言ってたのが印象に残った。
ああそうだよな、というか、それが当然すぎて意識もしてなかったけど、お金も自由にできなくて車の運転もできなくて身体も思うように動かなくて、という状態は、ちょっとした軟禁状態に似ている。施設内限定とはいえお金を稼いで好きに使えるのはたぶん被介護者の尊厳や矜持にも関わってくるんだろうなあ。


母は陶芸コースでリハビリと芸術創造に励んでおりまして、取材入ったらしいけどカットされちゃってしょんぼりしてたっぽい。意外にお年寄りはテレビ出たいもんなんだな。相撲取りとか名古屋城とか犬とか猫とか五郎丸選手とか個性的な焼物を日々量産しておられるが、フラワーアレンジメントやフラダンスの方が華があるからかなあ。

2018年1月11日木曜日

俄鉄

年末はガチャガチャの廃電車コレクションにはまりかけ、欲しい車両だけが出ない例のアレで2回目の両替をしかけた瞬間にハッと正気を取り戻して「今日のところはここまでにしておいてやらあ」ってなったのですが。
その後、電車の墓場ごっこの参考画像を検索していて大井川鐵道千頭駅の留置車両群の写真に行き当たる、何ここ行きたい超行きたい。
大井川鐵道が鉄好みとは知っていたけどそれはSLとかトーマス機関車とか転車台とかその辺りの蒸気機関ロマンのせいと思って通り一遍にしか知らなかった、千頭駅とか新金谷駅とか静態保存パラダイスがあったなんて。トーマス自慢ついでに教えてくれたらいいのに、もう。

というわけで2018年の目標、「大井川鐵道に乗る」が加わりました。
戦闘機とか貨物列車とか廃電車とかどうして自分が乗れないものにばかり心を掴まれてしまうのか。アイドルや2次元(特にBL)に恋しちゃうようなものなのか。絶対的傍観というスタンスでこそ萌え悶えるものがある、のかもしれないかもしれない。


SLにはさほど特別興味ないのです。ト言いながら、リニア鉄道館で展示されてるシロクニのボイラー見学した時はワクっとした。外燃機関いいよね…

2018年1月9日火曜日

初の夢的な

誰も保管してなかった30年くらい昔のイベントのチラシをたまたま保存していて上岡龍太郎にお礼を言われる夢

という長くて込み入った夢を見ていました。今年に入ってまともに覚えてる最初の夢がこれ。なかなか夢らしい夢です。
以下、長くてとりとめもない夢の記録を目覚めてすぐのメモから。

関西の芸人さん数人でやるトークイベントのシークレットゲストに上岡龍太郎が出るとかで、でスタッフさん(イベントプロデューサー?)が「昔1回だけこういう形式のライブイベントを名古屋でやったらしいんだけど、すごく小規模にやったものなので当時のチラシとか資料がどこにも残ってなくって」って言ってて、「あ、それわたし持ってます」、高校生の頃アングラな芝居観に行ってもらったチラシの中にあったのを今も保管してたという夢設定、「えっじゃあ当日貸してもらえる?」「いいですよ」、自分の古いチラシコレクションファイルを探す、A4版でタイポグラフィとひさうちみちおのワンポイントイラストを組み合わせたチラシであった。
でイベント当日会場に着くがまだ開始まではかなり時間があるので会場脇のお店で一杯ひっかけてこうかってする、ちっちゃいほったて小屋みたいなんに木のドアで中が見えない飲食店、店名はドアにペンキで「行司」と書いてあった、で開けたらご家庭の煮物みたいな醤油とみりん系のいい匂いがふわっと漂ってくる店内、席はカウンターだけで地元のおじちゃん達でいっぱい、昭和から変わってない内装とお品書き、おかみさんが振り返って「もう席空いてないのよ」と言うので諦める。いい雰囲気だったなー、ぜひまた行ってみたいなー、まだ4時なのに満員って相当いい店に違いないぜ、とか言いながら、まだ早いけどとりあえず会場入りする。
イベントステージにはさっき見たような古い飲み屋のカウンター風のセットが建ってる、常連さんが集って酒のつまみにあーだこーだ内輪話をするノリでトークするという演出らしい、客席に座ってた上岡龍太郎が「あ、昔のチラシ残しててくれたんはあなたですか、ありがとう」とか丁寧に挨拶してくれた、いやあの、イベントのチラシとかつい捨てられないたちで、とかなんとか返すと、その頃の雑誌でこんなんがあったけど読んでみませんか、と、30年くらい前の関西のサブカルチャー誌を見せてくれたんでお借りしてスタッフ楽屋で読む。
で、本番つつがなく終わったみたいなんで(観とけよ)、撤収作業の中を歩いてると誰かからワイヤレスマイク戻しといてって渡される、すぐそこで戸崎が作業してたんで「このワイヤレス音響さんの?」「えっ今回はうち用意してないよ、会館か舞監のじゃないかなあ」「分かった聞いてみる」「あ待って、これ元々うちの弟のやつだ、やっぱ私がもらっとくわ」みたいなやり取りがあって、そのへんでふわーんと目が覚めた。

旅先設定だったのかなあ、知ってる場所や店がいっこも出てこない夢であった。30年くらい前の関西小劇場イベントでチラシ画がひさうちさんとか、ところどころ妙に辻褄が合ってるのがおかしかった。
チラシはねー、保存してるけど別にそれが役に立つことってないよねー、ただ要不要じゃなくて捨てられないのよ、気質だから。



2018年1月8日月曜日

あなたの待つのも松の内〜♪

へー。
大晦日に名古屋市交通局の1日乗車券を買うと有効期限が元日の6時までになるんだねー。
除夜の鐘突きに行ったり二年参り行ったり夜明け前の市内寺社初詣巡りしたりできそうだねー。
とか言いつつ、実際にはもう寒いし眠いし人混みでウイルスもらうの怖いしで家であったかくして0時回った瞬間に就寝しましたけどね。年だからね。
そして新年起きて早々に手羽元カレーを鍋いっぱい作り始めた、31日に買い物行ったら消費期限ギリギリの手羽元が半額だったもんで。
今年はそんな感じで平素感重視の年明けでした。一人分のおせち作ってインスタ投稿するの飽きたってことよ。おせちもいいけどカレーもね。

アマゾンの箱を片っ端から畳んだり筋トレしたり、平素感溢れる連休でした。なかなか楽しい。
部屋の大掃除はなかなか進まないが、パソコン内のデータ整理はかなり進んだ。とりあえずテキトーなフォルダ名でとりあえずデスクトップに保存するのほんと良くない。仕事ではちゃんとできることがなんで家だとできない(しない)んだろー。中身見てリネームと移動を繰り返し、やっとデスクトップ上のアイコンがゴミ箱+外付けドライブのショートカットのみのスッキリした画面になりましたよ。

飲み初めは少人数で。
大正村とか昭和村とかの民具展示みたいな風情よねー。カッコいい。

あと最寄りの神社に初詣いっておみくじ引いたり、そこそこお正月気分です。


ガチャガチャの「廃電車」シリーズにハマったりもしてた。
電車の墓場を作って楽しく遊ぼう。
なにこのニッチ需要。なにこれヤバイ。