2015年2月13日金曜日

聞いたことと見たものと見たことと思ったこと

お昼。


チェーンのコーヒー店でファストなランチ。


さっきから店員さんの甲高い「ごゆっくりどうぞー」が早口すぎて「一気にどうぞー」に聞こえてしかたない。


「シーフードペペロンチーノお待たせしました、一気にどうぞー!」


一気にと言われてもな。


ていうか、ごゆっくりどうぞが早口ってのもな。意味と表現型が乖離しとる。古印体で書かれた「ポップでキュート」みたいな感じよ。


 



 


夜、駅コンコース。


和装にインバネスをまとった老紳士が歩いていた。


白髪の老紳士、ではあるけど、背が高くて体躯のよい、とても格好良い後ろ姿。やはり和装の老婦人とご一緒に。


絵になるなあと思った。


こうゆうのに憧れて若い人がとんび服着ても書生コスプレにしか見えないんだよなー。何が違うんだろう、年の功?着慣れ?


 



 


鉄ちゃん上長との雑談から横滑りしてカメラの話題、撮り鉄さんはカメオタさんの法則。


そうかー、思い返せばデジタルなカメラを使うようになってからゆうに10年以上経っているのか。


初デジカメは京セラFinecam S5だったなあなどと懐かしく思い出し、ついでに当時撮った画像を見返したりしてみる。


それいゆ高知公演が初撮りだったよ。みんな若いな。私も若いな。この頃の自分の顔、神経質そうなおねーチャンだなあ。今の顔の方が好きだな。


紙焼きの時代だと自分が死んだ後も家族とかがアルバム出してきて見返すもんだったろうけど、画像データ時代の昨今、自分がいなくなったら残った記録もアクセス不能になるんだろうなあ、と思う。


電子書籍化が進むと、いつかの将来は「作家の遺した蔵書で記念図書館」みたいなこともなくなりますねと誰だったかが書いてたな、電子化は、記録の個的化です、記録されたものも記憶されなくなる未来です。