色の三原色とか光の三原色とか習いましたけど。
ペンキの混色には別の理論があるようです。
緑を感じる田岡グレーに「緑」も「青」も使われていないことに毎度変な感心をします。
照明とかカメラのホワイトバランスとかでも変わっちゃうので微妙な色味は伝えにくいけど
アトリエで見た時はかなりなグリーングレーだったの、錆青磁というのかな
こうゆうの見ると、ペンキを混ぜても混ぜても思う色が作れず一斗缶分のペンキを山に捨てたという逸話もむべなるかなと思うのです、井村さんのことだけど。
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芝居の感想とかは。
すっかりおばちゃん演劇ビッチで芝居の見方がすれっからしてるのでひねた感想しか出てこないです。
後ろの席の女性は要所要所で笑って最後はすすり泣いてて、ああもうなんて良いお客さんなんだろうなんて純なんだろうって、むしろそのことに身悶えする。
役者さんは熱くしっかりこなしてて。演出ははぐらかさない思いの外ストレートな見せ方で。それはよかったと思うんだけど。
台本の主軸の、このきな臭い時流への警鐘と啓蒙、そのやり方がどっか戦争のヒロイズムと紙一重なんじゃないかなあってモヤモヤモヤモヤして素直に受け入れられず。
なんだろうな、「イケメンの軍服姿に萌えてんじゃねえぞ」ってことかなあ、いや違うそこまでは思わなかった、思わなかったけど。
児童文学、佐野美津男の『ピカピカのぎろちょん』を思い出す。
ある日急に「ピロピロ」が起きて、学校は休みになりテレビは映らない、大人たちは大変だというばかりでなにも教えてくれない。
書かれて40年経ちました。大人になった子供たちも、やっぱり「ピロピロ」を把握も説明もできずにいる気がします。
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SOY SAUCEの瓶に書かれた「ソース」。
強引だなあ!と思って隣を見ると、
PEPPERの字の上には「塩」。お前もか。