ゼラニウムの庭。
本屋さんの店頭でそのようなタイトルが目に入って、花村萬月の『ゲルマニウムの夜』と語呂が似てるなあとかなんとか思う。
「ゲルマニウムの庭」だったらなんか肩こり治りそう。
ええと、よく見たらおーしま文豪の新作だった。ポプラ社刊。
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宝くじも当たんないしラッキネスと縁遠い生活なのにこういうのは当たっちまうのな!的な不慮の出来事に見舞われ、なんか、もう、猛烈に虚しい。
和を以って、小さく、正しく暮らしてたって、ろくでもないことしか訪れないんだ、畜生。
拗ねちらかす初冬であった。
フロア移動(所属チーム自体の配属部署変更)以来、日々チマチマとイヤなことうっとうしいことがあるのだけど、それで疲れて帰ってきたとこにこうゆう爆弾みたいなのが来るのは、ほんとうに、参る。
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寒いし空暗いしそれだけでもしゅんとするね。
悪いことしか起きない気がしてくるわけよ。
慣れたくないことに慣れてくるわけよ。
イヤなことにも慣れ。嫌いなことにも慣れ。楽しいことにも慣れ。好きなことにも慣れ。
平均化していくのね。淀むよね。高低も明暗も均されちゃってね。あたりまえみたいになってね。
そういうの、イヤなんですけど。