2011年2月27日日曜日

二月末

バウルー買った。


 


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箱の絵がいいなと思った。


 


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これがバウルー、さっそくねねむさんのチェック入ります。


 


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入国審査なみに入念に。


 


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「キケンはないみたいよ」


はいおつとめご苦労様。報告ありがとう。


 


バウルーとは。


ホットプレスサンドメーカーですな。


パンを挟んでコンロで焼きます。


 


キッチン雑貨屋さんで探すと電気式のホットサンドメーカーはよく見かけるけど、こうゆう直火式のはあんまり見かけない。


電気のは余熱に約5分、焼きに5分かかる。


直火式はオモテ・ウラ焼いて3分くらいで焼き上がり。


いらちなので直火式が欲しかった。


というかむかーし実家で直火式のホットサンドメーカー使ってたのでなんか気心が知れてて。


店頭にないのなら、と、めずらしくポチりました。


いろんなメーカーから出てますが、今回はお値段やや高、でも使用者の評判がやたらにいいイタリア商事の「バウルー」購入(※日本製)。


このオトコの大胸筋みたいな絶妙な曲線が、潰しすぎずなるすぎずイイ感じにパンをプレスしてサクサクにしてくれそうだったので。


届いたその日にさっそく定番のハム&チーズのホットサンドを作る、旨い。


だがしかし、おいしそうな写真が撮れませんでした。


 


これからパンが美味しくなる季節です。活躍してもらいます。


 



 


3月は。


オージャのダンス公演とおぐまさんの演劇教室の発表公演が完全まるかぶりで。


クレジット的にはオージャ美術担当は田岡さん、おぐおぐ美術担当はハイジさんという別動隊体制になってて。


しかし、まあ、なんだ、大変だ。ハイジさんに会ったら「日曜までの三日間で布地150m縫わなきゃいけない」とか言ってはったよ。


フレフレハイジ。エール送る。


そんなわけでハイジーオレンジ。3Dバージョン。


 


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はじめての3D作画がハイジーオレンジ、と。


予想はしてたが3D重いよ。いろいろ試してたら固まりかけたよ。


あと缶の口がステイタブになって長いのでプルトップの形状がもう思い出せないよ。



2011年2月25日金曜日

ばんびーオレンジ

自販機の商品みててしょもないダジャレを思いつき、


つい作ってしまったハイジーオレンジ。


 


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iPhone壁紙サイズ版


 


今日ははやく寝る予定だったのになにしてるの。


いきおいでハイジーアップルも作りたかったけどとりあえず林檎のちょうどいい素材が手元になったのでオレンジ先行で。


 


はまじーアップルも語呂はいいんだけどな。


はまじーアップルは果汗とか入ってそうだな。


 



2011年2月21日月曜日

本、包丁

辺見庸。


「たんば色」って言われてどんな色だかおよその予想もできなかったけど、青の鉱石なのね、胆礬。別名カルカンサイト。


拘置所の照明の明るさの描写が出てきて、ああ、そういや、いままで漠然と死刑執行室というものを薄ら暗い部屋として想像してたけど、防犯上の都合とか法医学上の手続きとかいろいろあること考えると、案外、コンビニエンスストアみたいにどこもかしこも明るく煌々と照らされた部屋なのかもしんないなー、十三階段の下までも。と、思い直す。


知られない場所の暗さ、昏さについて思う。何万ルーメンで照らしても知られないということをもってその場所は昏い。


 


お給料日の翌日はお札もって本屋さん。


基本情報のポケット参考書とセンダックの『まどのそとのそのまたむこう』(版元で絶版になっているのの店頭在庫みつけた)購入。


遅ればせながら平野耕太『ドリフターズ』読み始める。面白い。どこへゆくのだ。


 



 


ちゃんとした包丁を買おうと思って早5年。


いや、ちゃんとした鋼の包丁持ってるんですけどね、よく切れる、ただペティナイフなんだな。


カボチャもキャベツの千切りもこの小包丁でやってるけどやっぱり三徳包丁サイズの包丁欲しいな、と時々思うのね、でも本格的に困ってるわけじゃないから買うに至らないのね。


包丁ってほんとにお値段もピンキリでシロートにゃ良し悪しわかんないのよねえ。できれば切れ味長持ちのがいいなあとか思うんだけど。


そういや、その昔『探偵ナイトスクープ』で、購入から数十年経てるけどものすごくよく切れる包丁の予備を買いたいから販売元を探してくださいって依頼あったな。


名古屋でプロ用に製造販売してる包丁屋さんだった。ちょうどその頃芝居の稽古で来名してたみやちゃんが放送を見たお母さんに「名古屋にいい包丁あるらしいから買ってきて」って頼まれたって言ってたっけな。


ナイトスクープの依頼者の場合はまたお手入れがとても良くって折々きちんと研ぎ直してたのが数十年変わらぬ切れ味の秘訣だったそうで。うーん、お手入れか。


お手入れに自信がない私としてはセラミックとかモリブデン鋼とかの比較的お手入れ知らずな素材がいいのかなあー、とかなんとか、考えるだけ考えて、で、買うに至らず。


 


今すぐ絶対必要なモノじゃなけりゃあ、こうやって、あーでもないこーでもないって物色してまわるのが楽しいんだよねえ。


そういう「ウィンドウショッピング」の楽しみは女性独特の感覚だって話を聞いたけど、そういうもんなんかな。


 


ちと脱線。


欧米人はフィクションにちょっと流血描写があるくらいでR指定だなんだって言うくせに、なんなんだこのセンスは。


 


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ナイフスタンド、アメリカ製。


 


こんなん置いたるキッチンやだよ。



2011年2月20日日曜日

かぜつよし

金曜朝。外廊下の火災報知機鳴る。


前回の教訓により、とっさに猫をわしづかみにしてキャリーバックに詰め込む。


きな臭かったりはしないのでとりあえずキャリーバック抱えて窓閉めて部屋の中で待機。外寒いんだもん。


前回、覚王山で上の部屋が小火出したときの教訓。


「一度部屋を出たら二度と戻れない覚悟で」


ナニゴト?マジで火事?どこで?誤報じゃないの?とかって何気に部屋を出るとそのまんま退避を余儀なくされる可能盛大です、燃えてるんだからアタリマエだが。


 


駆けつけた消防士さんと警官さんに安否確認されて、どうやら誤作動みたいだから避難しなくても大丈夫ですよ、で安心して待機。


消防士さんが建物回って安全点検が終了するまでの小一時間、けたたましく報知器鳴りっ放しだった。あれはひと通りの手順踏まないと止められないようになってるのかね。


部屋の中で、最初に消防士さんが来るまでの数分間、「もらい火で焼死なら外聞良いほうだからよかろう」「保険もおりるし」とか考えてた、うん、そろそろ春欝の時期で思考がダーク回路です。精神は身体。花粉症や日焼けと一緒。


 


夜は男子フィギュアSP見てた、羽生結弦の演技は見ててほんとに気持ちがいいなあ。


 


土曜日の朝は喫茶店でモーニング。


なんにつけ行動にパターンが出来ると。それが楽しかったり嬉しかったりもするし。ルーティンな流れを壊したくもなる。日常も。創作も。


蓄積があるのは素晴らしいことなんだけど。こなすだけなら面白みがなくて。


見せかけの安定なんか、と思い、でもよりどころは欲しい、と思う。


 


 


本屋さん。


辺見庸『たんば色の覚書』と蒼崎直さんの『官能小説家・烏賊川遙のかなしみ』購入。


蒼崎さん、「季刊スキマ」に執筆の漫画家。直接面識ないけど以前すうどんに「蒼崎直さんに会った?雰囲気が柏に似てるよ」と言われて縁があったら会ってみたいと思っている、すうどんから見た私の雰囲気ってどういうふうなんだろうと思って。


主人公・烏賊川遙先生の相棒の萌え絵師の名前が「モモジ」君で笑った。


 


実際に古きよき官能小説が成立しなくなってるって話は昔なんかで読んだなあ。団鬼六のインタビューだったかなあ、今どきは言葉が通じないって。


編集者が伊達帯を伊達巻と間違えて「なんで突然おせち料理が出てくるんですか?」って真顔で訊いてきたとか、「朱鷺色の蹴出し」を「ピンクの腰巻」に修正されたとか、うーん、たまたま編集者がそーいう人だった可能性もあるような、まとにかく官能小説の道具立て、和服の用語がとおらないって言ってはったな。和服に関してだけじゃあないんだろうけど。


 


「スキマ」つながり。


水嶋ヒロの処女作版元として急にクローズアップされた感のあるポプラ社(わたしは『かいけつゾロリ』シリーズの版元ってイメージ)、の新刊、大島真寿美『ピエタ』。


なんか新聞ですごいおっきい広告出てたよー。4分の1広告かなんか。すげーおーしま売り出されてるって他人事なのにドキドキしちゃったよ。


そんであらすじ紹介みて舞台が名古屋でも香港でもまして現代でもないので「えっ同姓同名の新人作家かっ?」って一瞬思っちゃったよ。


野間文芸賞とか獲れるといいですね、いやなんか、賑やかしに、ゴージャスな感じで。


そしておーしまさんには正規雇用決まったらごはん奢ってもらう約束なんだけどこれがなかなか遠いごはんだよ。



2011年2月18日金曜日

カニカクニ

日ごろ魅力ある文章ばかり読んでいる。で、偶然、びっくりするほど魅力のない文章を目にしてあーりゃーまーと思う。


問題は「文章」ということではないのかもしんない。文は人なり。見えていない人の言葉からは見えてこないのが当然なのかもしんない。


 


 


魅力。と言葉。


チャールズ・シミック著『コーネルの箱』読了、この繊細な小片たちもまた世界を収め配置した箱。小気味よい言葉のコンポジション。


 



 


反復と分岐、繰り返し繰り返し繰り返すのにいつも結末が違う。


 


どこかに向かって進んでいるなんてうそだろう?と思う、


でも終わりはくる、どんなとっちらかってまとまりなくて唐突でもそこが一応「アガリ」で「結末」、そこに向かってたんだなあってことになるのね。


大団円であれ、sudden deathであれ。


あとから見れば偶然も必然、まさにそこへ向かっていたように見えるんだろうけど。


 



2011年2月17日木曜日

むかしはものを

そいえば今池のピアゴ(元ユニー)が今年度いっぱいで閉店するとかで、ぼちぼち各階売り尽くしセールが始まっている。


馴染みの深い大型スーパーなので閉店の報はショックでしたわ。


クルマの無い身には街中駅前の大型店舗はありがたく、折々に収納家具だの寝具だの買っていたんだのに。


ネットでお買いもんするのあんまり好きじゃないのよね。利用は已むを得んときにとどめたい。リアル店舗好き。


 



 


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小学校の掃除道具入れ


 


投票日、それは児童・学校に無関係な者たちが堂々と校舎に立ち入れる日。


今どきの小学校はエアコン付いてるよ!とか、あ、でも技術家庭教室の箱馬っぽいイスはわたしらの頃と一緒だ、とか、きょどきょど観察。投票日の不審者。


 



 


いい歳なのでちゃんとおとなしく大人にして黙っとればよいものを、どうにも、うずうずとこらえかねて、もう、なんだかね、拗ね中年ですよ、とほほです。


明日はいい子になります。



2011年2月16日水曜日

フレイク

三日も続けて休みがあったというのに、最終日の夜に絵を描きはじめる無計画者。


よんじゅっちゃい、いつでも夏休み最終日状態。


ねむねむではじまる一週間。


 


そろそろ春やねえ、と、いうことで、「雪から花へ」てな絵を描きましたらドカ雪降りました。名古屋平地部じゃあ積もるほどの雪はなべて「ドカ雪」です。


交通機関乱れまくるったら。


 


雪から花へ


 


雪のこと六花ともいいますね。「六花亭」の六花。


牡丹雪て言葉もある。花に属するイメージなんだな。


 


寒くなるのか暖かくなるのか、明けるのか暮れるのか、どちらにも見えるしどちらでもある、しののめの空の色みたいな季節ですね。



2011年2月8日火曜日

如月といえばハニー

イムコウがHIV検査受けてきたという。


なんでもHIV啓蒙関係の仕事を引き受けたとかで、それで取材がてら実体験してきはったらしい。


「あれな、結果待ってる間妙に緊張するんだよ」


「なんすか、思い当たるフシがあるんですか」


「いやだって俺、オヤジがラバウル征ってるし…」


激しく関係ないと思います&お父上がラバウル帰りっていう事実が世代を感じさせます。


イムコウ当年64歳、なにかと現役。枯れやがれ寿。


 



 


そおいえば一番最初の春のぼんぼりでやったマッキーズの記録ビデオが今ハシヤンのところにあるはずです。


何年か前に8mmビデオからのデジタル化をお願いして、そのまま投げっぱなし。急いでないもんでつい忘れてた。


イムコウとマリリンと団子先生の金粉即席ダンスも収録。


そろそろハシヤンに連絡とってみましょうか。


 



 


酒屋で。母娘らしい二人が。


「あとはマンゴーマイタケ買おうか」


「え、何を?」


「マンゴーマイタケ」


…通りすがりに小耳にしただけだが、確かに二度とも「マンゴーマイタケ」と聞こえた。


絶対そんなこと言ってるわけはないのにと思って聞いてもそう聞こえてしまったときの当惑であるよ。


どうなのよマンゴーマイタケ。


 



 


カメラマンがカカポ(フクロウオウム)に襲われてる動画(性的な意味で)。


http://www.youtube.com/watch?v=9T1vfsHYiKY


左右の翼でぱったぱったぱったぱったが可愛いです。


見ているうちにこのカメラマンさん、カカポっぽい顔だちをしているような気がしてきた。


 



 


一日が早くて、一週間が早くて、でも週末にはなかなかたどりつかない。


アスファルトの道歩きながら、同時に空想の階段を登る日々。



2011年2月4日金曜日

チャレンジャー

映画の惹句。
「本当の失敗とは挑戦しないことだ」
ふむ。そうですか。
では
「本当の挑戦とは失敗することだ」
と返しておこう。
どっちにしても失敗なんじゃないですかー。やだー。
すべての道は失敗に通ず。

でもそう思っとくと気が楽かもしんない、失敗は必要よ。


2011年2月1日火曜日

メイド・イン・フィクション

成田美名子が『花よりも花の如く』いう能楽師マンガを描いてはりますな。


お能好きには共感するところの多いマンガですわ。たぶんもともと凝り性なんだろうけど細い部分にも気をつけてよくよくお能の魅力を描いてはると思った。


魅力そのものがすごく細いところに宿ってると思うんですよね。ほんのわずかこくりと首を傾けたときの面の表情の変化にときめくとかそんなことに似て。


で、その連載の中で、TVサスペンスで能楽師絡みの展開が出てくるときの扱い方のぞんざいさをネタにしてた回があって。


ぞんざいっていうかちょっとでもお能知ってたら有り得ないってわかりそうな超展開とかね。アリバイ作りのために替え玉が舞台に出ていました、とかの。それぜってーバレるだろう!


さっきNHKでやってた推理物ドラマをたまたま観てたらまさしく超展開系だった。


初っ端から、本番(シテ幕入り)直後の鏡の間でシテが一人きりとか。この能楽堂の揚幕はオートマチックか!


つい面白がって最後までみちゃったよ。


能楽師のご自宅の応接間の隣の部屋が能舞台だったり、面打ち師がいつ何時でも作務衣だったり、面打ち師の自宅にはギャラリーみたいに能面がズラリと剥き身で並べられていたり、そんでやっぱり本番でシテ方が他人とすりかわっていたりしかも共演者が誰ひとりとして気づいてなかったり、エキゾチックでミラクルなジャパンを堪能しました。


出演・味方玄、能楽考証・観世喜正、ちゃんとした能楽師たちが関わっててどうしてこうなるんだろう。よくあることで慣れてるのかなあ。


能楽が小馬鹿にされてるようで私はしょんぼりするんだが。