日ごろ魅力ある文章ばかり読んでいる。で、偶然、びっくりするほど魅力のない文章を目にしてあーりゃーまーと思う。
問題は「文章」ということではないのかもしんない。文は人なり。見えていない人の言葉からは見えてこないのが当然なのかもしんない。
魅力。と言葉。
チャールズ・シミック著『コーネルの箱』読了、この繊細な小片たちもまた世界を収め配置した箱。小気味よい言葉のコンポジション。
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反復と分岐、繰り返し繰り返し繰り返すのにいつも結末が違う。
どこかに向かって進んでいるなんてうそだろう?と思う、
でも終わりはくる、どんなとっちらかってまとまりなくて唐突でもそこが一応「アガリ」で「結末」、そこに向かってたんだなあってことになるのね。
大団円であれ、sudden deathであれ。
あとから見れば偶然も必然、まさにそこへ向かっていたように見えるんだろうけど。