2017年1月12日木曜日

台湾補遺

台湾旅行の写真もうちょっと。
よその国のお金は子供銀行券感覚、どーもピンとこない。
お買い物で「どの単位のお金を出すのが最も適切か」がとっさにわかんないのね。
朝粥屋さんに行ったら日本人のお客さんがレジでお財布ガバッと開いて「要る分取ってってー(日本語)」ってお店のおばちゃんに頼んでた、そうしたくなる気持ちはちょっとわかる。

台中は激しい建物多かったなあ。
こんな煉瓦、年末にぺたぺたぬりぬりしたっけなあ。

帰りの機内食はジャイナ教徒用特別食。
「なんですかジャイナ教徒用って」という疑問に答えると、要するに根菜抜きのビーガンメニューだ。
ジャイナ教徒は徹底的な不殺生で、土を耕すと鍬でミミズさんやオケラさんやモグラさんを傷つけちゃうかもしれないから芋や根菜も食べないのだ。
じゃあ何食べるかっていうと地面から上に生る実とか種とか勝手に落ちてきた果実とからしい。
この日のメニューはチリビーンズとカリフラワーのカレー。
わしわしはビーガンでもジャイナ教徒でもないけど特別食のベジタリアンメニューはカレー率が高い(そして味に外れが少ない)と聞いてのチョイス。スパイスはいいね。

台北のファミリーマートで履歴書の用紙売っててつい買っちゃった。台湾式はシンプルだね。

林華泰茶行で購入のガラスのティーポット、家帰って箱見たら直火OK冷凍OKってえらい頑丈なガラス製品だった。
EILONG(宜龍)はもともと欧米輸出メインで茶器作ってたメーカーみたい。最近台湾国内向けに展開し始めて台北にショップもあるそうで。モダンと伝統柄の融和したデザインがお得意のようです。
お茶の問屋さんで買ったから500元くらいだった、おみやげ屋さんとかで買うともうちょっとするみたい。回紋柄がポイントですよ。

あと全然知らずに姉の趣向につきあって買った「蜜香紅茶」が日本で50g3000円の高級品種と知って吹き出しそうになりましたよ、150g買っちゃったから国内末端価格9000円くらい?うへー。
問屋さんなので1斤(600g)で2400元でした、まあそれでも充分「高級なお茶っ葉だなー」と思いましたけど…1斤1900元のと嗅ぎ比べさせてもらってより高価い方をオーダーしたのは私ですけど…
お茶はね、「え、なにこれ、着香したの?」と思うくらい濃厚なハニーフレイバー、蜜香とはよく言ったもんだ。完全天然香。ウンカが噛んだお茶の葉はこの蜜香がするとかで、その葉だけよって摘んで発酵させるらしい。果物はちょっと傷のあるもののほうが甘くなるというけれど、お茶っ葉にもそんなことがあるんだね。面白いね。

2017年1月10日火曜日

架空の博物館

現在日時1月10日、リアルタイムわしわしふたたびです。
いろいろてんこ盛りに慌ただしい1日を無事終えてほーっとしました。
坂本さんカッコよかったあ!
お耳汚しをしなくてももうこのままチェロリストソロライブで閉幕でいいんじゃないかな、とちらっと思いましたが予定通り朗読もして、まあ、まあ。
種々の都合でなかなかライブ日程が確定しなくて直前予告になったわりに人いっぱいでしたね。なんか思わぬ人が来てたりしてびっくりしたり。田岡さんの飲み友達系ね。
会場中央のトラスを取っ払って観客スペースを設けました。

そして会場での告知でも肩書「女優」書かれていたたまれない。もういっそ(自称)ってマジックペンで書き込んで回ろうかと思ったさ、自称してないけど。自称はしてないけど!
いやいやいや…わざわざありがとうございます…なんかキラキラしてるし…

ぶっちゃけ朗読って読むのも聞くのも苦手なのになんで朗読やりますって言っちゃったかなあ、うーん、勢いで。でもやったらやったで面白かったよ。
田岡さんの作った電車見てたらナボコフの短編『ベルリン案内』に「路面電車」って章があったなーって思い出して、読み直したら、なんだかすごく「あ、こういうことだ」と思ってどうかしてこの個展とこの文を合わせたいと思ったんだな。その手段として朗読しか思いつかなかったのですよ。
1920年にナボコフが想った2020年代の奇矯な作家とは、つまりまさにこういう人ではあるまいか、と。

塩浜ではスイッチャーが緑タキの入替作業中でした。緑のスイッチャーに緑のタキ(16両)、延々と続く緑色。

終演後、散らばる舞台。

打上げ二次会がなんかすごい居酒屋さんの二階でした。いや居酒屋はたぶん普通で二階の空間とシステムがすごいの。
昨年末のいわむら二階といい、只者じゃない二階席に縁があるな。面白いな。

帰りのお車の中で。
運転中のもちくんが「道がよく見えない」とつぶやいたのを、天野先生「地獄送りだね」と聞き間違える。
運転手に最もつぶやいてほしくないひとこと「地獄送りだね」。
ていうか一文字も合ってないすぎる。
天野さんの聞き違いは今に始まったことではないが、なんか正解との乖離が年を追って酷くなってませんか。

2017年1月7日土曜日

台湾最後

永樂市場外観
一階の魚屋さん?の商品台のカレンダー

迪化街周辺の建物いくつか
ドーリア式?
こっちはコリント式かな
目医者
歯医者
ごはん屋さんの裏手のわんこ

日が暮れれば古びた煉瓦の建物にぴかぴかのネオンが灯る。
なんだか全体に凝った古い造りの建物で街ができててしかもぬかりなくヨゴシがかかってて、いい仕事してますねえと言いたくなってしまう。修辞として逆なのはわかるんだけど「ジオラマの街に入り込んだみたい」という感じがして。相羽高徳とか荒木智とか、田岡一遠とか、ね。

最後の夜は遼寧街で海鮮。屋台方式じゃないけどここも夜市であるらしい。
店頭で食材みつくろってオーダーします。
アサヒガニ、ウマヅラハギ、鯛、クエっぽいやつ、キンキっぽいやつ、金目鯛っぽいやつはアカムツかなあ、イトヨリっぽいやつ、アンコウ、タチウオ、ジャノメガザミ、あとものすごく顔の長い謎の魚(アカヤガラ?)などなど。
瓜、ゴーヤ、香菜、台湾バジル、空芯菜、タロイモ、タケノコ、ケンサキイカ、サザエ、バイ貝、ハマグリ、アサリ、カキ、シジミ、ヨシエビ。
脇目もふらずに道を横断して行く猫。
と思ったら、ご贔屓のお店があったらしい、ついた途端に尻尾ピーンしてにゃーすかにゃーすか鳴きなさる。

お店ついた辺りから眠気と疲れで写真がめっきり少なくなるのです、わかりやすいな。
ホテルに帰って釈迦頭食べて翌朝に備えてきゅーっと寝る。

最終日はホテルを6時にチェックアウトして一路空港へ、8時15分の飛行機で帰国。
わしわし4日から仕事だから姉が気を遣って早く帰れる便にしてくれたんだな、もう1日休みがあれば迪化街あたり最終観光してから帰りたかったところです。食い倒れ旅もいいけど、私はやっぱりどこ行ってもお散歩が好きだ。普段の休日は特に目当てもなく5時間くらい散歩してるし。

宮原眼科で新年祝いにもらったプレゼント(どうやら「お買上げ幾ら以上」とかで貰えたらしい)、箱の謹賀新年感というか御目出度い感がすごい。
帰りのチャイナエアラインの通販カタログ、1月からの新商品が可愛い。あん、これ行きの機内だったら予約して帰りに受け取れたのにい(配達は台湾と中国大陸のみの商品)。
ちなみに中身は高粱酒。1500元くらいだったかな、これからチャイナエアライン乗る人誰か買ってきて。
同じく1月からの機内販売新商品。将棋とチェスを合わせたような「象棋」の立体駒。…軍象とかハンニバル・バルカかよ。

正月二日台湾

飛行機の中で台湾版字幕(繁体字中文)のシン・ゴジラを観てきたので「美國」がアメリカの中国語表記とわかっています。知らんかったら「美式咖啡」をどんな麗しい飲み物かと期待してしまうところだったぜ(美式咖啡=アメリカンコーヒー)。
あと飛行機の中で観たとかいうのは自分の中ではノーカンです。



正月二日、台北の朝は名物の朝粥屋さんであったかい豆乳に油條ぶっこんで葱散らしたやつ、と小籠包と韭菜包(にらまんじゅう)を頂く。
韭菜包、旨ー。にらぎっしり。
観光客も多かったけどほとんど地元民だったな、台湾の人の朝飯外食率は高いという。あれか名古屋人の喫茶店モーニング好きみたいなもんか。

それからなんでか美容院「GOD HAND HAIR SALON」へ。母は旅先で美容院に行く習慣らしい。安いしマッサージついてるしね。

スマホの画面見せて日本語とカタコト英語ちゃんぽんで「マミーズヘアスタイル、これ」「OK」みたいな簡単な注文で、ついでに私もちょっと切りそろえてもらう。入念なオイルシャンプー気持ちいい。あとヘッドスパを超オススメされた。断ったけど。
面倒くさがりなわしわしは国内でも美容院で「こんな仕上がりでいかがっすか?」されて「OKでーす」以外言ったことがないが、言葉も通じない異国で「ここのとこもうちょっと短くして!」て主張している母を見て「ばあさん強えな…」と思いました。

朝のうちに、ホテルの斜め向かいにある老舗茶葉問屋「林華泰茶行」でお茶葉買い出し。
姉にガイドされるままに行ったのだけど、お茶好きには有名なお茶問屋さんみたいです。だから昼近くなるとすごく混むのだな。小売は150gからOK。「ナントカ茶を見せて」っていうとランク違いのを何種類かセレクトして嗅がせてくれる。
東方美人と蜜香紅茶とポット買いました。キントーのワンタッチティーポットを中華風にアレンジしたみたいな意匠のガラスポット。年末にお気に入りのティープレスを割っちゃってブルーだったので、また渋可愛いポットに巡り会えて嬉しい。
あと客家花布柄の茶器セットですっごい可愛いのがあったけど値段書いてなくて、安いのと高いのが混在してたんで怖くて値段聞けなかった。安いのは200元くらいからあったし、古典柄のセットは1万元超もあったし、しかもそれらが同じ棚にごちゃっと置いてあるし。問屋さんだからな。

ホテルにいた金銀の羊君たち。

午後はホテルから5分ほど歩いたところにある迪化街という問屋街を散策、清代の昔から貿易で栄えた街だそうで、なるほど当時のモダーンな建物がまだあちこちに残っている。新しい建物もちょっと古風な造りにしてあったりして、あっこれ日本でいうとおかげ横丁とか彦根の城下町の観光用ストリートか?
永樂市場というビルでお土産の花布グッズ買い。一階は食品屋さん、二階は布地屋さんが集まったビルです。大塚屋、じゃなくて、長者町問屋街かな。
古い問屋の居並ぶ中にところどころ若い店主のおしゃれカフェや地元アーティスト集団のショップがあるのも、なんか長者町っぽいな。

迪化街の果物カフェで南国フルーツ盛り合わせ。熟れ熟れの釈迦頭(アテモヤ)旨い。

漢方薬店前、子供に無体なことをされているデブデブのダックスちゃん。
店の奥から出てくる出てくる、デブデブダックス×3。

松明け日本

現在日時1月7日、リアルタイムわしわしです。
虎馬鯨が「やっぱり全然違うのを一から書き始めた」と言うので「なんて大胆な」とびびる夢を見て目覚めました、初夢かもです。

明後日の田岡会場での坂本ライブ便乗朗読をよんドラ公式で告知して頂きました、が、肩書が「少年王者舘女優」にされているのを見て、神林的表情になる。(参照 バーナード嬢曰く2巻http://punietyan.tumblr.com/
少年王者舘所属だし役者だし女性だから少年王者舘女優で間違ってはいないんだよな…、とか自分を宥める。「役者」って肩書には特にひっかからないのに「女優」ってのには、なんか、びくっとするものがあるよねえ。「役者」とか「女優」とか付けなくて「少年王者舘の」って曖昧な紹介がしっくりくるなあ、もっと言うと少年王者舘だったり少年王者舘じゃなかったりするけど今のとこ少年王者舘のカシワナオミ。少年王者舘の、何?にぎやかし?ストーカー?「ウルトラの」父的な?曖昧に。

9日はナボコフの亡命時代の短いエッセイ読みます。
ナボコフの短編で一番大好きなのは『ロシアに届かなかった手紙』なのですが「スヴォロフ博物館」とか「タヴェリチェスキイ公園」とか音読するにはいきなりハードルが高すぎた、くそうロシア語め。

よい子が住んでるのがよい町なら、まぼろし探偵が棲んでいるのはまぼろしの街なのです。そこにはまぼろしの技術博物館があるのです。
そんな会場の雰囲気に調和するだろうか、デナ21形に合うだろうか、天狗さんには会えるだろうか、坂本さんのチェロと合うだろうか、ドキドキしてますよ。

2017年1月6日金曜日

飲食観光

台北駅前の植込みにいた子。
君、だれ?そして何?

2日目3日目は台北市内のホテル泊。
これも歴史的建造物をリノベーションしたとかいうかっちょええ外観のホテル(中身は最新鋭)。

荷物を置いて総統府見学へ。
普段は見学に予約が必要だったり撮影不可だったりするそうなんだけど、祝日は一般公開日で予約不要。ただし本人確認証(パスポート)必須、ボディチェック有り、液体とか火器とか持込み禁止物品有り。
公開日とあって正門前にすごい行列。待っている間にリスがやってきました。いいエンタメや。そしてリスを見て慌ててiPhoneを構えてバースト撮影する人幾多。お国が違ってもみんなやることは同じ。
要所要所に小銃を担いだ憲兵さんが立ってるのでなんとなく無駄に緊張しますが、ボディチェックの検査官も観光客慣れしてますので一目見て「ジャパニーズ?」「イエス」「あー、ポケットの中のもの全部出して、ライター持ってたら預けてクダサーイ」とわかりやすい日本語で対応してくれました。なんで一目で日本人って分かったかなあ、中国語のアナウンス全無視してキョドりながらやって来たからかなあ。
んで私の前にチェック受けてた台湾人の家族連れのお母ちゃんが「ペットボトルは没収です」と言われてその場でペットボトルのジュース一気飲みし始め、たて続けに3本飲み干したのには感心したというかびびったというか。捨てるともったいないおばけが出るからね。うん。

会議室天井。
「昔の東京駅の丸の内コンコースみたい」と言いましたら、建築家やってる姉の解説、総統府の設計者は東京駅設計者(辰野金吾)のお弟子さん(長野宇平治)なんだそうで。日本国内では師弟で日銀本店・支店をあっちこっちに建ててらっしゃいますな。言われてみればあの時代の「銀行建築」風な。
樹木が南国感を添えています。

総統府見学の後は台北101へ、いやあ101って最新のおしゃれビルらしいとは聞いていたけど、ブルガリとかディオールとかみごとに縁のない世界のショッピングモールだったわ。
お目当のTWGのサロンでスカして茶しばいてみたけど気後れしていまひとついちびりきれず。買うつもりのお茶は品切れ(時期違い?)で飲み慣れたの買って帰る。
こんな何百種類もある中からリストだけ見て選べないので結局「いつものアレ」とか「お店のオススメ」とか「人気No. 1」になっちゃうのよね。

夜は家族で焼小籠包のお店。
食べてばっかり。
考えてみれば歩行不自由なおばあさんの旅先の楽しみって、食べることしかないんだな。


道の消火栓。

夜中にホテル近くの夜市見学。台湾旅行経験者からは揃って「台湾行くんだったら屋台行かなきゃ!」と言われていますが、食べてばっかでお腹いっぱいの上に年末からの寝不足でフワフワなんだよ、通り歩いて雰囲気を味わう。

青蛙印のタピオカドリンク屋さん。
「哇」「下蛋」は「ゲロゲーロ」「産みたて」的な。
漢字文化圏っていいな、だいたい分かるもの。

2017年1月5日木曜日

年始台湾

31日の夜は10時頃からホテルの敷地内で打ち上げ花火、えっニューイヤーの瞬間に合わせてとかじゃないんだ、ただの花火好きなのか。
敷地のあっちこっちまんべんなく移動しながら打ち上げてたのでお部屋の窓からも真正面に花火が見えてました。
0時には街中で花火が打ち上がって派手だなあって。オマツリだなあ。花火好きなんだなあ。日本じゃ除夜の鐘が煩いって苦情が来るご時世だというのに真夜中にどえらい音でっかい花火連発、いいなあ新年の景気づけって感じで。

翌日は朝からたらふく食べてそれから朝温泉としゃれこんだ後、台中のスイーツショップ・宮原眼科へ。
日本統治時代に宮原さんていう眼医者さんが建てた建物を近年リノベーションしておしゃれ甘味屋にしたのだな。
吹抜けの天井が高い。
真下から見上げる天井と赤いぼんぼり。
1階がショップ、2階3階がティーサロン。
足の悪い家族がいるのでサロンへは秘密のエレベーターを案内してもらう。
背の高い本棚の裏の秘密のボタンを押してニンジャのようにお姉さんが隠し扉を開けてくれるよ。
憧れの隠し扉ですよ。


2階席もかっこいい造り。

窓の外にも気になりすぎる建物、廃墟じゃないのよ超現役の商業ビル。

スイーツ屋さんだからスイーツ頂く。
宮原眼科の来歴。

スイーツタイムのあいだ時間借りして荷物乗せたままにして貰ってたタクシーの運転手さん(若者)が、おみやげって言って3人分の三明治(サンドイッチ)用意して待ってくれてた。ええ子や。
洪瑞珍、なんか人気のサンドイッチ屋さんなんだそうです。パンが蒸しパンみたいにふわふわでほのかに甘い。こら人気だわ。
高鐡新幹線の中でおいしく頂きました。