母の付き添いで眼科医院で手術前説明会に参加、老人性白内障の手術は火曜日午後、20分×5人のルーティン手術。なので説明会も5人1組で聞くスタイル。だがそこは老人性白内障、患者はみな老人、時間通りに来ているのは母ともう1人のおばあさん、遅れてくる爺さん達は「用もないのになんで来ないかんのだ」「薬もらったでまあ帰ってええな」等、人の話なんか聞かないタイプばっかで看護婦さんが手こずってた。気の毒。
うちの母がデイケアで可愛がられている訳が分かった気がしたよ、半ボケとはいえ素直だもんな。先生とか介護士さんの言うことまじめに聞くし、なんかしてもらうとありがとうねありがとうねってちゃんとお礼言うし、うん、可愛いばあさんだ。外ヅラが良いだけとも言うが、いややっぱり外ヅラも良いに越したことはない。
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疲れたり腹が立ったりの週だったので憂さ晴らしに甘いもん食べに行ったよ。
先月体調崩した時にプリン・ア・ラ・モード食べたくなって病床で画像ググってみつけた喫茶店へパフェ食べに。
この喫茶店のことはバカルトさんの本で知ってた、テーブルでコーヒーとホットミルクを注いで客の目の前でカフェオレ作ってくれるのが有名だそうで、そういえば子供の頃に町内に出来た洒落た喫茶店がカフェオレ目の前で注いでくれたっけなあ、昭和40年代の洒落た喫茶店。
ちょっとそういう懐かしい空気を吸いたくて喫茶ツヅキへ。
なんか
想像を超えていた
こっちも想像を超えていたプリンパフェ800円、でっかい!
大きいスイカとかドラゴンフルーツとかも入ってました。
カフェオレもパフェもコーヒーも軽食メニューも、総じてご店主のサービス精神が徹底している喫茶店でした。
このカフェオレで世界中に有名という喫茶ツヅキは中村区大門にありまして。
腹ごなしにちょっと大門散歩。
6年前通りかかった時廃墟だった中華料理屋は今も廃墟。
細かいところが凝った造りなのになー
こっちの中華料理屋は現役か?かつての贅を極めた建築、元遊郭。
タイル綺麗。
昭和33年に売春防止法が施行されて、元赤線の元遊郭は生き残りをかけてそれぞれ「料理屋」「旅館」「トルコ風呂」等に転業したそうで。
今はそこから更に広い敷地を活かして「デイケアセンター」へ転業している建物がぼちぼち。遊郭時代からのお馴染みの爺さんとかいるんだろうなあ、と思いはせる。
で、今もソープランドとして大門の伝統を守る店もありますが、風営法の関係でソープの建物ってもう建て直しができないらしいんだな。新しい建物にするともう営業許可が下りないんだって。
そんなわけで、お店の表面は大理石調のゴージャス洋風建築なのに中は木造平屋という、お面被せたようなインチキくさい建築物がソープ街に建ち並んでいるのです。お金がないからじゃないのよ、法律の縛りよ。
大門の元遊郭に通ってた人のブログには、中庭のあるロの字型の建物が多かったって書いてあったな。
で、Google航空写真を見るとどの建物が元遊郭かよくわかる。
久住さんが「スーパーとソープが向かい合って営業している!?そんなバカな!」と驚愕した名古屋の混沌地区、航空写真。
風営法のお陰で古い建築物が残ってるとも言えるのか、面白いね。