2001年の東京を舞台にした漫画の中で。
作中人物達が頻繁に写メでやりとりをしていて。
特に何のひっかかりもなく普通に読んでたけど、別のキッカケで「あれ、そういえば2001年頃に『写真付きの携帯メール』って今ほど一般的だったっけ?」とふっと思い…
こんな時代だった。広告は2001年1月の。
2000年11月、国内初カメラ機能付携帯電話発売開始(J-PHONE、SH04)。
発売当初はまだ「写メール」という名称はなかった模様。
ちなみに「写メール」はJ-PHONEの登録商標。
そういえばそうだった、まだカラー液晶は珍しかった、折りたたみ型も珍しかった、着メロ作曲機能とか付いてた。アンテナ伸ばせた。そんな頃。
同じ時期(2000年11月)auは携帯電話用の外付け小型カメラを発売していた(商品名・Pashapa)。
外付け式は身近では使ってる人見たことなかったな。auの利用者が身近にあんまりいなかったしな。
その後auもカメラ内蔵型発売、それから2002年にはフラッシュ機能付きも出て、これは「こいつの名前教えて」「鏑木だよ」の浅野忠信のCMを覚えてる。
というわけで2001年頃は写メ黎明期だったんだなーと、テクノロジの歴史を振り返ったり進歩と普及のスピードに驚いたりしてみる。
更に遡って1999年、docomo、夏の最新機種。
懐かしいですねこのグリーン地に黒のモノクロ液晶。
この広告の載った雑誌では「西暦2000年問題」が特集されてました。
2000年に切り替わった瞬間コンピューターの誤作動でATMやライフラインが止まるとか発電所が爆発するとか、いろいろ書かれてますよ。風説の流布に当たらんかったのかこれ。そいや「ソ連時代の人工衛星が次々墜ちてくる」って噂も当時聞きました。無事でしたね。まあなによりです。
◇
大竹さんの『名古屋の喫茶店』の続刊出た。
あ、今度こそ喫茶レインボーの絶品の玉子サンド載ってる、おいしくなさそうな食品サンプルにも触れられていて思い余すところなし。
実家のそばに出来た武家屋敷みたいなしゃちこばったコーヒー屋さんは、ちかごろぶいぶい言わせている地元発の新参チェーンであるらし。
◇
青森・松栄堂という和菓子屋さんの名物は「味噌バターカレー牛乳どら焼き」であるという。
…すうどんかっ!
土星焼きかっ!
青森には、すうどんの味覚のルーツがあるのかもしれない。
そんなうどんも今では街で噂のこじゃれたこだわりのパン屋さんだけど。