2018年12月24日月曜日

白色ダンス

「白紙の上のマリリン」於レピリエ。
昔からマリリンのイメージカラーは白だよなあって思うの、雪とか氷とかの感じでもある、何よりあふれんばかりのホワイトインテリジェンスが後光のように白く輝く、あ、あくまで舞台上の見え方の話です。
そういう白いマリリンを久しぶりに見たなあって思った。27年ぶりのソロ・アクト。

舞踏系にぜんぜん詳しくないので漠然とした印象の話になっちゃうけど
昔、暗黒方面の舞踏の人たちってなんかこう、自分の殻を破って剥き身の魂を晒け出すとか、そういう精神性が非常に強い表現に思えた。で、マリリンの復活ダンスみて、やっぱり、マリリンは舞踏出身だなあって思った。暗黒なのに白。晒す晒す、剥き身のマリリンを。

体裁を整えたり威嚇したりする為にゴテゴテといろんなものをはべらしたがったり、いつでもいいわけができるように用意している今時の小理屈ぽい表現行為に薄ら慣れてきていると、

マリリンの潔さは小気味がようございました。