2018年10月25日木曜日

はいしゃさん

アクセサリーで湿疹出るから金属アレルギーがあるのは分かっている、で、どの金属のアレルギーなのかは、パッチテスト受けてないんで分からない。

一昨年指に水泡状の湿疹が出てそっから1年半ほど寛解と増悪を繰り返していた、今は治ってる。町の小さなクリニックで診てもらって、菌ではないウイルスではない、まあなんかのアレルギーでしょう、とステロイド貰ってた。
なんのアレルギーでしょうねと尋いたらそんなん分かりませんよとのことであった、小さなクリニックでは原因究明より対症優先である。

ネットで「汗疱」や「掌蹠膿胞症」で調べると「シャンプーが原因だった」とか「口腔内金属のアレルギーが原因だった」とか出てくる、子供の頃からいっぱい虫歯治療して口の中は金属だらけだ、しかし詰め物総とっかえはハードルが高いな。

で、なんとかかんとかその難治性湿疹も押さえ込んでしばらく経ったこの頃、10年ぶりかそれ以上ぶりかで歯医者さんに通った。昔神経を抜いた歯の周囲が痛むので診てもらって、まあ、ついでに悪いとこあったから治療。

10年歯医者行ってなかったわけは、以前かかってた凄く丁寧で腕も評判もいいかかりつけ歯科医が辞めちゃったから次を決めかねていたのよ。街中に歯医者さんはいっぱいあるけど、数の分だけアタリハズレの振れ幅が大きいとつくづく思ったの。腕前もだし、人柄というか、自費診療を頻りに勧めてくるとこもちょっと嬉しくない。
できれば知り合いのクチコミでオススメされたいけどなかなかそんな評判もないので、自力で探して、結局「平日遅くまでやってる」「とりあえず検索して悪い噂は出てこない」歯医者さんに予約を入れた。

先生お一人でやってるとこで、それは来るたんびに違う雇われの先生に当たる大きい病院よりずっといい、とても快活にまめに話してくれる先生で愛想も良い。短髪で両耳にいっぱいピアスしてて助手も男性でBGMはいつも男性ボーカルのバラード調J-POP、徳永英明とかそういうので、なんかこう、隠す気ないなこの先生、って思った、そういえば話す感じはがんばちゃんに似ている。
歯を削ってるときもまめに実況してくれるので、何されてるかどこまで進んでるか分かんなくて不安とかそういうことがない。これは嬉しい。

ほいでひと通りの通院が終わる頃にそういえばと思い出して、口の中の古い金属(アマルガム)があったら外したいけどできるかどうか訊いてみた。金属全とっかえはハードル高いのでとりあえず毒性が噂されているアマルガム(主原料が無機水銀)からなんとかしてみようと。
ほしたら2箇所、たぶんハタチくらいの頃に治した歯の詰め物がアマルガムで、そうですねこれアレルギーの原因になりうるやつです、ということでその2箇所のアマルガム除去をしてもらった。替わりにレジンが詰まったので見た目も自然になりましたよ。
それでもまだ原因不明のアレルギーが出るようなら残りの金属(パラジウム合金)を非金属に替えていきましょう、こことここの歯までは保険治療で可能です、と教えてもらった、10年前からさらに随分と保険でカバーできる範囲が広がったのねえ。

後からさらに調べると、2016年の改正以降、金属アレルギーの診断書があれば口腔内金属は全部保険適用で非金属素材に替えられると知る、へー。パッチテストがちょっと難儀だけど今はそういう手もあるのね。


というわけで歯肉炎と虫歯と奥歯の噛み合わせを治して歯石とアマルガムの除去をしましたよ、あごが軽いのはプラシーボかしら、一説によればアレルギーの他にヒステリーや不定愁訴、脱毛、不整脈、片頭痛等もアマルガムが原因という、そこまで言うと盛りすぎな気がするんだけどどうかしら、これで一気に超健康体になれるのかしら。