病院の待合の壁にごりっぱな書が飾ってある。
堂々とした勢いで、おそらく草書の「累」の一文字がしたためてあるのだけど、その黒さその掠れそしてそのフォルム、ものすごくウナギである。めちゃ脂の乗ったやつ。
書を見て土用を思う夏であった。
現物見んと何のことかわからんやろな。
そいや病院の前の道にいつも立ってる警備の警官、大臣でも住んでるんかなーと思ってた、正解わかった、中国総領事館があるんでその警備だげな。ああそれであのものものしさか。納得の夏である。