2016年6月20日月曜日

追憶でもなく

自分が子どもだった頃おじさんおばさんだった人たちがフト気づくとおじいさんおばあさんになっています、好きだった俳優さんとかね。


年をとるというのはそういうことですね、自分だけじゃなく周りも同じだけ階段上がるんやもんね。アタリマエだけど。


 


いつだったか、まあハタチはとっくに越えた頃、松本さんに「こないだカシワにそっくりの女子高生が制服で維新派の手伝いに来てて、女子高生だったのは10年も前なのにあんたが来たと思った、わしもアホやな」てな意味のことを言われた、少年ノ玉の稽古・本番に毎日制服着て行ってたのでその時の続きと錯覚したらしい。そういうもんか。そういうもんだな。記憶の中の他人って年取らないんだよ、ちゃんとその後も会ってるのに。カメの結婚式の二次会でやった余興が松本さんのハートにずっきゅんで帰り熱烈な求愛ダンス(ダチョウの舞みたいな)を躍ってくれたこともよい思い出。


 


出会った頃の松本さんは40才そこそこだったのでわたしもその後何回会っても40代の松本さんと比較して「あっ年とってる」と思ったっけ、何年経っても何回会っても記憶のサムネイルが更新されない。


 


たぶんこの先もそうだな。