2013年8月6日火曜日

初日マニア


商業演劇やら映画やら、世には初日マニアという人たちが一定数いらっしゃいまして、ある程度ポピュラーな嗜好だと思いますが。
ことオージャカンに関していえば、わざわざ初日を好んで観にいかはる人は、きっとドMかドSか端に極まってると思っています。
いや、初日にしか発現しない初々しさも緊張感も、一回限りのレアテイストではありますが、いやまあ。

わしわし、オージャカンの初日舞台ファンというようなディープなマニアではないですけど、仕込み初日の真夜中過ぎが好きで、よくこの日を狙って終電過ぎに見舞いに行きます。
ハマジ君が徹夜で映像加工してるタイムですね。
今夜もいきなり豪雨の中、仕込み見舞いに行ってきました。
楽屋ではなおちんと田岡さんがギター弾きがたり中でした。
赤い目のハマジ君に甘いものを差し入れつつ、画像処理にちょっかいかけつつ、なおちんのアンチクライマックスな替え歌や突発和歌を聞いて、建てたてほやほやの舞台を覗いて、干し梅差し入れて帰りました。

緊張感と、期待と、野望と、うずまくアイディアと、制約とのせめぎ合いと、適度な追い詰められ感と、やっとここまでこぎつけた感と、台風前夜の胸さわぎみたいな、仕込み第一夜。
好きなんですねえこの感じが。
今でも。