2013年8月29日木曜日

ハニカム(東京2)

行きの新幹線で。


アイスコーヒーが飲みたいが氷入りは冷たすぎる、という感じだったので、車内販売のおねえさんに「アイスコーヒー、氷抜きできますか?」と尋ねた。


おねえさんは一瞬虚をつかれたような顔の後、「ぬるですけど、いいですか?」と訊き返した。


ぬるですか。


「ぬるがいいんです」と答えてお望みの氷なしコーヒー頂いた。


美人のおねえさんが真顔で「ぬるですけど…」と言う姿は、後からじわじわ可笑しい。


 



 


芝居の感想や覚えを書こうとすると時間かかりそうなのでとりあえず上京日記を先に書いちゃう。


あっ簡潔に言うと東京版面白かったですよ。


 


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宿泊先、アゴラの貼り紙のおねえさん。


なんとなくインテリゲンチャな伏し目。


に見えるのは「駒場東大前」のアトモスフィアのせいでしょうか。


 



 


楽日、美術班&ハマジ&もっちーと下北沢へ。


元気ならワッフル食べに行ったり新しくなった小田急線周りを無駄に見学したりしたかったんですけどね、昨日はしゃいで埠頭だのかき氷屋だの行った疲れとか豪雨ダメージとかがじんわり響いてて体力温存コースを選択。ロビーで地味作業のお手伝いして時間潰す。


 


楽日は事情により最後列の関係者席で観たので、楽でした。


原作者の隣だったのでどうしても反応が気になったり。


 


今日も、終演後は同窓会的な「ひさしぶりー」「なつかしー、元気だった?」なご挨拶をあちらこちらで交わす。


仲良しでもずっと一緒にいると気が詰まるんだのに、ちょっと間があいてから会うとなんか顔見ただけで嬉しい、まあだいたいそんなものか、人付き合いのインターバル。


距離感が密じゃなきゃ、「人は人、自分は自分」でいられるもんな。なんてな。


 



 


「後半のダンス、転調して7拍子になるんだよね?観ててどこで転調してるのかわからなくて不思議な感じする」


「あ、あれ最初は5拍子なんです。5拍子から転調して7拍子」


「変拍子から変拍子なんだ」


「そうなんですよ、で、やっぱり人の身体って左右で対になってるんで2とか4とか偶数の動きになりがちで…それでも3拍子はまだ作りやすいんですけどね、5とか7とかになってくると…」


「4+3の動きとかに分解しがちだよね」


「そこを一連の動きで作るのが難しかったですねー」


にゃるほろのう。


 



 


今回恵比寿で気にしたこと。


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恵比寿駅案内図。


西口・東口はよいとして、西口(西側)・西口(東側)って。


西口(東側)の自己喪失感たるや。あたしは誰?ここはどこ?



2013年8月28日水曜日

ハニカム(東京1)

東京バージョンを観に上京しました。


直前の名古屋がふたたび38℃超えの猛暑日でまた熱中症おこしたりしてたわけですが、ああ、もう、難儀。


急に来た酷めの腰痛も熱中症の症状だったらしいですわ。


万全な体調で本公演を見られるのはいつのことか。


 


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吐き気がなければとにかく飯を食え。


伝統的駅弁を見て久住さんのデビュー作「夜行」思い出す。


 



 


東京着いたら涼しかったんで「これなら楽勝じゃわい」と調子に乗って、竹芝にある伊豆諸島のアンテナショップ「東京愛らんど」寄って「幻の赤イカの塩辛」買ったりくさや買ったり島とうがらしの調味料買ったり。あ、アゴラ組と金ちゃんへの手土産。


あと恵比寿のアイスクリーム屋さん「櫻花」で白くま君食べたり。 


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つぶらな瞳の白くま君。


ふわふわかき氷に練乳、バニラアイス、杏、赤エンドウ。


 


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中にはあんこ、みかん…っていうか惨殺現場だこれ。


 


わたしかき氷あんまり得意じゃないんだけど白くま君すげーんまかったよ。


喉の奥が冷えて咳が止まらないながらも完食した。


暑さにも冷たさにも弱いっておばちゃんどうなってんの。


 



 


スズナリ超盛況。


当日急に客足が伸びた感じの混み方だったな。


てことは評判いいのかな。そりゃなにより。


そんで会えると思ってなかった人に客席で次々バッタリ。いづれもご挨拶は近況報告から。


 



 


どんなに周囲のお喋り声が騒がしくても自分と会話してる相手の声はちゃんと聞こえる「カクテルパーティー効果」てなものがある、というか、人の情報処理能力として備わってると言われていますが。


わしわしパワーダウン時の省電力モードになるとこの効果が真っ先に機能オフします。


ぎゅうぎゅう詰め&大音量(芝居)に次ぐぎゅうぎゅう詰め&大音量(打ち上げ会場)にしんどくなって早々に退散、こじんまり少人数でお茶飲みながらのガールズトーク。


 


そしてその後突然の豪雨に見舞われます。東京は怖いとこじゃ。


だだ濡れになって更に弱ったところに宿舎でくさやにノックアウトされます。東京は怖いとこじゃ。あ、自分で買ってきたくさやだけどさ。


そんでも赤イカの塩辛は極旨でした。


これね 神津島の丸金商店「幻の赤イカの塩辛」


http://marukin-shouten.com/index.htm


お取り寄せ可能。


「甘口」「中辛」「辛口」「激辛」「超激辛」の5段階あるそうですがショップにあったのは「辛口」、ハイジさんにはこの辛口からくないそうで、うーん超辛口にチャレンジしていただきたい。


 


くさや初体験のわしわし、もうこんな体調でへろへろでのチャレンジだったのでもうあの強い匂いと塩気に完敗、何十年かぶりに口の中のものをだぁってそのまま出したい感じでした、いやちゃんと飲み込んだけど、即行うがいと歯磨きと大量の水飲み。


居酒屋の焼き枝豆には「これ靴下の臭いがする」ってクサイ判定する田岡さんが、くさやのことは「ばっか、これは臭いんじゃないよ、いい匂いじゃねえか、オメーラわかってねえな」と言いくるめてくるのが、なんというか突っ込みたくて仕方ないんだけどもうその気力もなく床に伏す。


体調万全の時に「新島のくさや食べ比べセット」でリベンジしてやる。まってろくさや。



2013年8月20日火曜日

まだむ・ばんぶー

暑い夜。


半額くらいで購入した無印良品のい草の抱きまくらを抱いて寝ている。


寝付けない夜にふと、「これ、中がビーズじゃなくて空洞のほうが熱がこもんなくていいんじゃね?」と思い…


あれ、そういうモノがなかったっけ?ああ、竹夫人だ!と、思い当たる。


竹夫人。


今どき通用するでしょうかこの言葉は。竹を編んで作った筒みたいな抱きまくらですね。俳句では夏の季語。


子供の時分にうちにあったんですよ、懐かしいなー、昭和の風物だな。


 


アマゾンで取り扱いはあるかしらと検索してみた。ふおっ。いちまんはっせんえん!こっちのは、さんまんななせんはっぴゃくえん!


はなぢふくわ。


やっぱ竹製品は職人さんが減ってるのかしら。


藤枕とかバンブーピローとかラタンクッションとかそれっぽい語句で探してみるけど、理想の形状のものでお手頃な価格のものはなし。


竹シーツを丸めて抱いて寝ればいいか?


 


それこそ無印良品あたりで製品化しないかなー。来夏でいいからさー。


「ニッポンの知恵。涼しく過ごす夏の工夫。」みたいなノリでさー。インドネシア製とかでいいからさー。竹夫人カムバック。


 



 


プリンタ様が本格的に不調である。


どう調整してもヘッドクリーニングしても、真っ赤。


思えば購入から10年ちょっと。うん、耐用年数はとっくに過ぎている。


さて。


以前ほど大量印刷する機会は多くないけど自宅プリンタはあった方が何かと便利。


いまどきの性能と価格調査してみた。


うーん。


近頃は複合機の方がメインなんだなー。


スキャナは持ってるんだよなあ、プリンタだけでいいんだよなあ、うーんうーん。


インク高いな、うーんうーん。


ああでも無線LAN対応はとても捗るなあ、これはいい、そーかそーか。


と、いつもの迷いモード。


お買い物に迷うのは、苦痛か、お楽しみか。一般的に、男性にはストレスで女性にはレジャーらしいですね。


わたしにはレジャーかな。デパート好きだし。家電屋巡りも好き。


 



 


年をとると、ほんと、リニューアルされたインタフェイスに馴染むのに時間がかかるようになります。というか、結局馴染めなかったり。


性能自体は変わってもインタフェイスは極力変更しないというのがユーザーにやさしいやり方なんじゃないかなーと思うんですよね。


でも世の中、性能はたいして変わってもいないくせに外身ばっかり派手に変更するサービスばかり、な気がする、ロゴ変更ばっかして旧態然とした企業とか?


 


各キャリア、お年寄りにスマートフォンを買わせようと躍起になって「らくらくスマホ」系を投入してますけどね、お年寄りが求めているのはむしろWillcomの「イエデンワ」的な、「ウチで使ってる電話と同じように使えるケイタイ電話」なんじゃないかなーって、思うんすよねえ。


かつてのショルダーホンみたいな形状でさ、専用ベルトで肩から下げて持ち歩いて、受話器を上げて「もしもし」って。


それこそWillcomあたりが作ってくんないかなー。かーちゃんに持たせるから。



2013年8月17日土曜日

アフターぼん

夏ですので、猫がフローリングの上であられもなくおなかあけっぴろげて寝ています。


しかし暑いからなーとエアコン入れますと、いつのまにか姿を消して、ベランダの窓とカーテンの間でほっかほかになってたりする。冷風が嫌いなんだな。


そして昼寝してるとほかほかになった猫に胸の上にどっかり乗られてとても苦しい。


 


体の不調に対して、だいじだいじに安静にしてやった方がいいのか、多少辛抱して耐性をつけてやった方がいいのか、なんか迷うのです、


正解は「不調の時には無理しない」なのだけど、ちったあ負荷に慣らしてやらないとますます貧弱になっていきそうで、ついエアコンを切った部屋でじみーに筋トレとかして顔面蒼白になってヤメる、


老人が自宅内で熱中症になるときの行動原理ってきっとこんなだ、「冷房なんか使ってたら暑さに弱い体になっちまうだろうが」とか言ってエアコン入れずに熱中症になるに違いない、と自らの行動をもって慮ってみる。


 


実家の母はリハビリのやり過ぎで坐骨神経痛様の症状が出ちゃったとか言ってました、年をとると、ほどほどにしないといけないのですな。


 


夏の不調には夏野菜と南の食べ物がよい、トマト、キュウリ、オクラ、ゴーヤチャンプルー。


カリウムとビタミンBを摂るのです。


 



 


先日、三菱東京UFJ銀行がコンビニATM手数料を有料化するらしい、というニュースが日経その他で報じられまして。


(公式では「正式な発表ではなくまだ検討段階」となっている)


わたしなどコンビニATMの利用率が異様に高いので、検討段階でもその余地があるならたまらんとネット銀行に新口座開設しました。


アカウント名、ログインパスワード、取引パスワード、WEB暗証番号、カード暗証番号…あああ、銀行カードの裏にマジックペンで暗証番号書いちゃうおばちゃんの心境がちょっとわかっちゃうぞこれ。


しかし住民票持って平日の窓口なんどに行かなくても口座が作れるのだから、便利な世の中になったものです。未来、未来。


 



 


何年か前、西丸震哉という学者さんが「41歳寿命説」というのを唱えて、著書がベストセラーになったことがあったっけなあ、てなことフッと思い出すよんじゅうにちゃい。


調べたら1990年出版。あれから20年以上経ってるのかあ。


現実になってたら、とりあえず少子高齢化は避けられたななどと思う2013年の夏であった。


 



 


できればあんまり偏りたくない、いろんな視点でものが見たい、別の考え方を受け入れる余地を残したい。


中庸なんてな上等なもんじゃない、あれかこれかと考えた挙句結論が出せなくなるへっぽこ回路しか積んでない。


それでも。


 


なんといったっけ、ベーコンが『新機関』で唱えた陥りやすい偏見、「4つのイドラ」か。今なら認知バイアスって言うんかね。


小さな人間ですので狭い見識の中から世界を探るよりしょうがないんだけど、それでもちっとは、右から左から上から下から後ろから前から、キュビズムな思考で、さ。



2013年8月13日火曜日

ナツのネツ

暑さでダウン…


炎天下で肉体労働ってえわけでもないのに、典型的な熱疲労症状で早退、週末は冷やした部屋の中でおとなしく過ごす。


年々暑さへの適応力が下がっていきますな…。


オージャカンは金曜の夜に観ました、まあ、そういう体調で集中力も低いので、観劇向きではまったくない。


久々に岩村君に会えたなーとか、金ちゃんと猫話やご飯話したなーとか、そんな。


 


聞くとこによると土曜のマチネでは照明卓が熱暴走したかなんかで序盤で芝居止めて復旧後に一からやり直したとか、そのくらい名古屋暑かったのです、人もキカイも熱暴走中。


そして照明卓が復旧するまでの穴埋めにアツンドさんが舞台でギター鳴らしてナガブチツヨシを3曲披露した、という噂も聞きましたが、ガセかもしれません、オージャの開演前のナガブチツヨシ、想像、できる?


 


暑さにやられてから急に腰が痛くなって、うーん、関節痛?


医者でもらったロキソニン飲んでるけどあんま効かないのね、いたたたた。 


 


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「勉強に スポーツに ふ菓子」。


100メートルダッシュ10本の後にそっとふ菓子を差し入れる女子マネに、わたしはなりたい。



2013年8月6日火曜日

初日マニア


商業演劇やら映画やら、世には初日マニアという人たちが一定数いらっしゃいまして、ある程度ポピュラーな嗜好だと思いますが。
ことオージャカンに関していえば、わざわざ初日を好んで観にいかはる人は、きっとドMかドSか端に極まってると思っています。
いや、初日にしか発現しない初々しさも緊張感も、一回限りのレアテイストではありますが、いやまあ。

わしわし、オージャカンの初日舞台ファンというようなディープなマニアではないですけど、仕込み初日の真夜中過ぎが好きで、よくこの日を狙って終電過ぎに見舞いに行きます。
ハマジ君が徹夜で映像加工してるタイムですね。
今夜もいきなり豪雨の中、仕込み見舞いに行ってきました。
楽屋ではなおちんと田岡さんがギター弾きがたり中でした。
赤い目のハマジ君に甘いものを差し入れつつ、画像処理にちょっかいかけつつ、なおちんのアンチクライマックスな替え歌や突発和歌を聞いて、建てたてほやほやの舞台を覗いて、干し梅差し入れて帰りました。

緊張感と、期待と、野望と、うずまくアイディアと、制約とのせめぎ合いと、適度な追い詰められ感と、やっとここまでこぎつけた感と、台風前夜の胸さわぎみたいな、仕込み第一夜。
好きなんですねえこの感じが。
今でも。



2013年8月5日月曜日

1958

あっというまに搬入日だそうですよ。


叩き場片付けの手伝いにちろっと顔出す。


積込みの真っ最中だったのでちょっと積込む。


本日ほぼ唯一お役に立てたのは、退出時に鍵の在り処を発見したこと。


 


 


ぷち抜けの吹き抜け部から見上げる二階の壁に、1958年のカレンダー発見。 


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さあもうひとふんばりするとおいしいビールなのですよ。


わたしは帰りますけどね。



2013年8月4日日曜日

吹き上げる商店街

暑いんだけど、ちょっと風が涼しいんですね。


遠くで雨が降ってるときの風の感じ。


 


恒例の叩き場見舞いに吹上まで。


飯田街道の古い住宅街を歩いて7分。


古民家をぷち抜いた叩き場で伊東タっちゃん、ハイジさん、田岡さん、奮闘中。


ハイジさん「よく場所が分かったねー」


わしわし「こないだハイジさんがものすご詳しく場所教えてくれたんじゃないですか、飯田街道沿いでグローブマートの近くで酒屋の隣って」


ハイジさん「あ、そうだった…」


 


イムじいに渡すものがあったのだけど本日不在。


 


今回の叩き場はトモヒロさんが新たに手掛けるフリースペース&バー?の予定地だとかで、目下永澤さんが改築中。


オープンしたら、また、来ましょう。


 


ヘルシアコーヒー飲んで自転車で帰宅。


途中、自転車屋覗く、丸石のシャフトドライブを眺めて、見るだけ。


 


8月、本番近づいています、今年もまた。