2017年10月27日金曜日

電位と精神の過剰

日頃は宣言して明示的に定義したりーの数値化したりーのの世界が好きで、なんというかこう、見えてるものはコントロール下というかですね、整然としているのがスキでステキなんですけど、こういうことをしだすと途端に噴き出してくる自分の中のアンコントロールで過剰な感情や衝動に戸惑いながら、大笑いしたり大泣きしたりしています。そして感情以上にアンコントロールなのは自分の身体です。ノーコンと言ってもいい。

訓練やリハビリの末に脳内に新しい回路が出来る、シナプスが繋がってパルスが流れ出す瞬間てのがありまして、それを1つの到達点として身体に落とし込もうとしているわけです。反応反射音速光速。ちょっとまだ水路が怪しいので行き場のないパルスとパトスが溢れてダダ漏れなのです。イケリョウが根気よく教えてくれてたまに「よく出来ました」をくださいます。叱られると萎縮してますます失敗するタイプなので褒めていただくよりないのですが、さて褒められて伸びるのかどうか。いや、伸びるよ、朝顔だか蔦だかのようにくるくる伸び上がるよ。

稽古で疲労コンパイルな夜、かっちゃんが巨大おにぎりを作ってくれました。
濃いチューハイといいデカいおにぎりといい、かっちゃんは客に「足りない」と思われるのがものすごくイヤなんだろうな。

削れる時間っつったら睡眠時間くらいしかないんだもん、完徹明けのまま稽古行って踊ってその後も猛烈に寝てない週、会社の時点でもうふらふらだった、早く休暇に突入したい。

映画『アンナ・カレーニナ』の予告編見てた、舞踏会のシーン、手はせっせっせみたいなのしながら激しく踊ってたよ、なんであんな手と足がバラバラに動かせるかなあ。


この日記書くのに3日半かかってます。時間って速いわねー。

2017年10月23日月曜日

過ぎ去る

台風一過ですか。

嵐が過ぎ去って、青空と速い雲と風を堪能できる最高のお日和です。


嵐はいつも自分の中にあります。

2017年10月21日土曜日

たとえば、水仙

会社絡みで1日稽古をお休みする前日、自宅学習用に稽古を動画撮影。
映っていた自分の後ろ姿の緊張感の無さにかなり衝撃を受ける。
動いてる人間の後ろ姿じゃないよこの無防備さ、うつ伏せで寝てる人の背中だよ。ボブサップにのされた時の曙だよ(例えが古い)。
香箱組んでる猫の背中だってもっと一触即発の緊張感があるんだのに、まあなんたるちあ。
本域で修行します。2週間を切りました。

イムコウに「俺とかカシワとか物書きはつい自分を客観的に見ちゃうから、ナルシストにはなれないんだよナ」とか言われました。

そうかなあ、うぬぼれ屋さんじゃなきゃ物書いたり舞台に立ったりしないと思うけどなあ、うん、自惚れをやめれば他に惚れ手なし、ここに自分がいたらもっとカッコ良くなるよと思いつつそのイメージに一歩でも近づこうと。

2017年10月20日金曜日

このころ

来月の今頃は各務原で異機種大編隊を見ているのです、楽しみなのです。ええ、来月が楽しみなんですったら。

イムコウが打ち合わせの場で「カシワが白目剥いて踊ってる」とタレ込んでたよ、という逆タレ込みがありました。天網恢々因果は巡る陸蒸気。密告したことを密告される相互監視社会なのです。

目を回しながらたまにはイケハツ(=イケリョウ発のいいね!ポーズ)を貰って喜ぶ50がらみのボケ防止体操。いや、そうじゃなくて。

完全にシングルタスク脳なんですね、手を動かしながら別のリズムで足を動かす、歌いながら複数のステップを踏む、ちょっと集中力が切れると一瞬でどちらも崩壊する。そういや仕事と芝居の両立が不得手でもあった、二足のわらじが履けないタイプ。

ノってきたらもっといちびります。がんばってなんかいません的に。

楽しいですよ。でも寄る年波の冷や水で疲労困憊の末に気絶したよーに寝返りも打たず寝て起きたら肩が岩のように重かった、寝返り大事、超大事。

ウィークデイ用に4リットル鍋いっぱいに具汁炊くのも楽しい、念願の減圧鍋。これでもう調理中の寝落ちも怖くない、減圧調理サイコーです。

ランナーズハイかな、白目剥きながら楽しくて仕方ない。

大正時代の着物の着方、帯を胸高に締めた感じ、ちょっとタリアン夫人の流行らせたスタイルみたいなシルエットだなと思う。フランス革命のテルミドールクーデターの後の流行、ギリシア・ローマ風のドレス。


久しぶりに古い着物を大須やネットで見てまわるのも楽しい、結局しっくりくるのは手持ちのだったりするんだけど、それもまたよし。

2017年10月19日木曜日

10月後半

あと3時間眠りたい、あと3日踊りたい、あと3週間欲しい、まあそんなんばっかですわ。
なんか充実してますよ。ぎゅうぎゅう。

2017年10月10日火曜日

dreaming とgreeting

素敵古本屋を見つける素敵夢の翌日の夢は、隣室から猛烈な線香の匂いがしてお坊さんが大家さんと連れだってベランダでお経あげてる夢、「あっ事故物件ってやつですかい」と思ったあたりで目が覚めた実際には部屋がない側の隣だったな。

先週の嫌な夢は、なんか人数分の来年(か再来年)の予定表があってそこにスケジュール書き込んでる人がいるんだけどわしわしの予定表だけ無い、で、「そうか、私来年まで生きてないから予定表無いんだ」と寿命を悟る夢、天の予定表で寿命を知るパターンって中国志怪によく出てくるやつだ。

夢は自由だなあと思う、いっぱいチューブ繋がれて意識不明で寝ているだけでも、もし夢が見てられるならいいかもとちょっとだけ思った。


誕生日プレゼントにありちゃんからほぐしグッズもらう、わーい実用的、お風呂の中で使うやつ。リラーックス。よし早く貧血を治して湯船に浸かろう。

夏の間は少し筋腫関係が落ち着いてて貧血も改善してきていい調子と思った矢先、10月入ったらまた出血大爆発だよ、わんこそばみたいにばっしゃばっしゃ血が出て止まらなかったよ、鉄分貯金が一気に消えたよ、ターンが2回続くと平衡感覚が無くなるよ、なにこれ呪い?

実家からはTWGのお茶と茶器の詰め合わせが届きました、わーい実用的。Magic Moment Tea はココナツの甘い香り。リラーックス。ついでとか代用とかぞんざいな扱いに慣れつつあるこの頃、せめて自分で自分をトリートしよう。


夏の終わりにハンズメッセ行ったら暗記パン売ってました。
あの、スクイーズってんですか、低反発ウレタン製の。食べられない暗記パンは意味ねえよ。

そしてこないだスーパー買い物行ったら暗記ガム売ってました。
こっちはマジもんかよ。中高年専用。

2017年10月8日日曜日

to me

よんじゅうななちゃいお誕生日。
お誕生日はお祝いしようか?いやその日はわしわしが遅くなるから無理でしょう、とかなんとか言って今年はお祝いスルーの方向で動いていたのが急に予定が変わったのでついでに祝われに行く。47回目ともなるとお誕生日もぞんざいです。飲めればいいか、みたいな。

でもケーキは食べたかったので翌日電車に乗っていちじくケーキを食べに行く。創業46周年のケーキ屋さん、おじいちゃん現役。20歳でお店出したとしても66歳か。
コーヒーとセットにしてもらってお店の奥の半セルフ方式のイートインコーナーでいただく。
スポンジふわふわででらうまでした。
いちじくのケーキって意外に難しいよね、いちじくの水分や甘みとかがなんかクリームやスポンジと合ってない感じのケーキがたまにある。このじいちゃんのケーキ屋さんのは、いちじくとケーキの相性抜群。

なんかよい夢みた、お店の佇まいも品揃えもサイコーの完璧な古本屋さんを見つけてはしゃいでた、二階が銅板葺きになった古い長屋を改装してあって、その外観がもうかっこよくてかっこよくて写真撮ったりしてた。古本屋さんの店名は「ハナヨメ」だった。古本屋さんらしからぬファンシーな店名。場所はうりんこのそば。やけに具体的な夢だ。


金木犀香る秋の街を秋の雲見上げて歩く、今年もよい季節です。

2017年10月1日日曜日

10月

お気に入りの半幅帯と浴衣の組み合わせ、今年も出番ないままだったな
月下美人に月夜の街に蝙蝠の帯飾り。
帯飾りはパーツ組み合わせて自作したのよ。

大正ロマンといえば小林かいち。
市松模様じゃなくてクロスワードモチーフだったのね。

小酒井不木がガンガン書いてた頃は大正から昭和初期。まだ盧溝橋事件も何年か先、都会は豪華でモダンだった。
そんでもって時代はエログロナンセンス、「新青年」では竹中英太郎画伯が筆を揮っていなさった。
小酒井不木からエロはあんまり感じないけどそれはたぶんエロと感じる勘所が違うんだな、わしわしは恋人の心臓で萌える感性はあんまり持ち合わせていないんだよな、でもきっと当時はエロでグロでナンセンスで近代的で先端科学的だったのだ、そう、小酒井不木の短編を読んでて想起するのはあの当時のいかがわしい広告、「◯◯博士考案、世紀の大発明」の仰々しい惹句、「小酒井不木医学博士による驚嘆の科学的犯罪小説」だったんだろうなと思う。
猟奇方面以外にたまに書いてる落語みたいなとんちのオチのナンセンス短編は肩の力が抜けててまあまあ好き。少年探偵系はどっちかっていうとその「落語みたいなとんちのオチ」系統だと思った。
わしわしは推理小説ぜんぜん疎いからわからないけど、少年探偵、大人顔負けの洞察力と推理力を持った子供が大人と対等に、あるいは大人を従えて、難題難事件を解決するというの、今も少年漫画の王道だけど、この系統の起源って何だろうね。乱歩の少年探偵団が有名だけど不木の少年探偵シリーズの連載がそれに先立つこと10年、案外不木がジャンル先駆けなのかしら。

真夜中に少年探偵宛の電話が鳴って女優殺害が予告されて外国の怪盗団の影がチラついてって道具立てが、マガジンですかサンデーですか、いや少年倶楽部昭和3年5月号です、もう90年前に完成してたんだなって。
でもちょっと待て、昭和3年に電話で殺害予告って、個人宅に電話って、と思って当時の固定電話普及率に思いを馳せる、正式な普及率はわかんないけど東京府下で役場・会社・金持ちあたりは固定電話を引いてて庶民は基本呼び出し電話か電報の時代とのことである、少年探偵は富豪でもあったのかそれとも頭脳明晰ゆえに役場級の扱いを受けていたのか。そう思うとよりすごいな少年探偵。現代だったら庭にヘリポートがある的な?そこまではいかない?

10月になりました、gloのネオスティックが全国発売になります。夏に買いだめしてきたのがちょうど切れかけるタイミングでした、ナイス。

会社の喫煙室で会う人たちからはよく「タバコ休憩を咎めるような人はいないからもっと吸いにきていいですよ」とか言われる、喫煙仲間少ないと寂しいんだろうな。