2015年12月27日日曜日
なきまち
えっなんですか『 カトラ・トゥラーナ & 原マスミ 《弦楽バージョン》 復活ライブ!』って、えっ。いいなあ。
…いいなあ。
◇
伝記もの2つ。
1.
『評伝ナンシー関 心に一人のナンシーを』横田増生・著、読了。
読み終わった後になんか無性に『東京ガールズブラボー』(岡崎京子)読み直したくなった、80年代サブカル上京娘物語、ざっくりまとめるなってですか、時代の空気とか東京の特別感とかいろいろと思い起こすことがありましてね。
なんだろうな、今でも東京行けばこっちで見られないライブが見られてこっちで見られない芝居が見られて手に入りづらいお茶や本やCDが見つかって道端で芸能人とすれ違ったりできるんだのに、なんかやっぱり、「東京」の特別な感じって昔より(30年くらい前より)ずっと薄れてきてるような気がする、自分が年取ったせいもあるのかもしんない、行こうと思えば余裕で日帰りで行って帰ってこられるわけだし。
そんなふうにナンシー関のことより当時の東京に思いはせる読後でございました。というか当時自分がイメージしていた東京なんで、そもそもそんな都市ではなかったですよって言われるのかもしんない。
2.
『氷の花火 山口小夜子』松本貴子・監督、観賞。
綺麗だったよなあ、綺麗っていうか、端麗だよなあ今見ても。
めっちゃ山口小夜子ファンだったわけではないんですが見れば見入っちゃう美しさでしたよね、美の力っていうよりか魔力みたいなね、とりあえず、描いたもん。わしわし高校生の頃だったかしら。
その山口小夜子のモデルデビューからの経歴を、各界の人のインタビューをつないで辿る1時間半、ああこの頃の資生堂が一番好きだわ。
結城座の人形デザインとかもされたんですね。山口さんの方が人形らしいじゃないですか。
表現者のセルフコントロール力って凄いな…とか思う。
亡くなったのが確か王者舘の夏の公演の頃だったのよね、で、東京公演の時に天野さんがお客さんから「山口小夜子さんのお別れの会に行ってからこちらに来たけど、小夜子さんと王者舘はファンの傾向が重なってると思う」と言われたとか言ってたなあ、お客さんだったか評論家さんだったか、あがたさんだったかもしんない。
一つの美意識で作り込まれた世界、という点で通じるかもしんない、人工的な美というか、ナチュラルではないですよね、天野さんの芝居も山口小夜子も。嫌いな言葉だけど俗にいう「世界観」ってやつですか、設定とディテールがしっかりしてるんですよ。あちらの場合「山口小夜子」という設定を貫徹する、という。だもんでファン層がかぶってても不思議はないかなと。
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ナンシー関と山口小夜子。受信者の側と発信者の側から「見え方、見せ方」について表現し続けた2人の女性と言えますかしら。まとめるようなことでもないけど。
あとまあその、消しゴム彫って周囲を面白がらせているうちに仕事になってたとか、ドレメでモデル業を勧められて2年後にはパリコレデビューとか、なんというかこう、時代…みたいものは一瞬感じつつも、「何でも時代のせいにしてりゃあ、そりゃあ楽だわな」という田辺茂一(紀伊國屋書店創業者)の言葉を肝に銘じておくことにする。
◇
ぱいぱいでか美ですよ。
もしこの先ぱいぱいでか美が演技派女優とかになったとしてもですね、それを機に本名に改名とかしてほしくないです、だって芸能界から「ぱいぱいでか美」の名が消えるってものすごい喪失じゃないですか、この際ぱいぱいでか美本人のおっぱいが大きいかどうかは問題ではないのです、名前は呪力なのです、ぱいぱいでか美頑張れ。
2015年12月24日木曜日
寝床から猫
目が覚めると猫…
という生活がまた来るとはねえ。
「羽生くんポスターよりアタシを見なさい」
チャコさんホームシック治ったんすか…良かったですね。
動いてる姿が好きなのであんまりスチルに興味はないですとか言い続けてきましたが、今季はポスター目当てに普段買わない雑誌を購入…
いきがけの駄賃でスポルティーバも買っちゃおうかしら…
今季はやたらにフィギュア専門ムック(雑誌?)が出てるのであっちもこっちも買ってたら破産しそうなイキオイですしちょっと厳選したいですよね、と。
このポスターで感心するのは右の顔と左の顔がぜんぜん違うことだな、向かって右側は柔らかいシャイな顔してて左側は不敵な野心家の顔してる、羽生ファンのハートをずっきゅんする萌ギャップがこの写真1枚に。
ライティングとかタイミングとかカメラマンやディレクターの狙いとかいろいろ合わさって、旨い写真だなあ、と。
「そんなことより抱っこしてくれ」
2015年12月20日日曜日
冬の太陽フレアとストレイライト
洋菓子・喫茶のボンボンでサバラン。
これ食べた後、シロップこぼしてないのに必ず両手がベタベタしてる。
にじみでる甘露か。
◇
桃屋の花らっきょう。
いつもらっきょう買うときはスーパーの冷蔵コーナーにある岩下のらっきょう漬買ってた。
ふと瓶詰めコーナー見てて、そういえば桃屋のらっきょうっていうのもあったなあ、と思い出す。
桃屋の他の瓶詰め商品とは瓶の形が違うんだな。ちょっと凝った作り。
瓶とラベルがかわいくなってきて、買っちゃった。
食品のジャケ買い、多いです。
◇
そうだ、ドイツ語の発音法則的に「シュトレン」が正しいらしい。
でも初めて聞いた時からずっと「シュトーレン」だったから「シュトーレン」って言っちゃう。
23歳くらいの時に会社絡みで(義理とかあって)購入した長栄軒のシュトーレンが旨かったんだよね、それから20年超。
今年のドレスデンのシュトーレンは、干しぶどう多めで保存性良さそうな(水分少なそうな)ずっしりどっしりシュトーレン。
ドレスデンの正統派シュトーレンは材料の配分比率が決められているとか聞いたけどそうゆう特別なものでなければかなりバリエーション豊からしく、これまで食べたものにもパンっぽいのやパウンドケーキっぽいの、フルーツっぽいのやナッツっぽいの、洋酒が効いてるの、スパイスが効いてるの、いろんなんあって好きなのも外したのもある、で記憶のなんとかも加味されて、長栄軒のがいちばん美味しかったと今も思う。あとル・シュプリームのシュトーレンは生地も具もアーモンド多めで独特だったな。
ドレスデン風景カードが入ってた。
◇
ドレスデンのシュトーレン買った翌日、「ドレスデンと言えば…確か第二次世界大戦の時に無防備都市宣言をしたにもかかわらず壊滅的爆撃を受けた都市だったような…」と検索し、出てきた詳細な爆撃記録を読んで半日澱む。
効率化…しちゃいけないことって…ありますよね…人殺しとか…
そんでもって東京大空襲のことは子供の頃からよく聞いてたからだいたい知ってたけど、よその国のことは自分全然知らないんだなってことにも澱む。
そんでドレスデンが無防備都市宣言をしていたのかどうかは議論の的らしくてはっきりわからないまま。
◇
カメラ嫌いのおっさんを振り向きざまに撮る。
きりりとしてますよ!目ヤニついてるけど!
この毛布ふわふわ〜、チャコしあわせ〜。
あんたもたいがいふわふわやで。
2015年12月18日金曜日
2015年12月17日木曜日
冬食
会社でコピー機の裏側をゴソゴソやらなきゃいけない事態になり、無防備に裏側開けたら舞い踊る埃、くしゃみ連発、とまらぬ鼻水、慌ててイソジンでうがいしたけどじわじわ痛みを増す喉、で、翌朝喉痛酷くなってて半休とって耳鼻咽喉科行ったら「鼻と喉の境目のところが炎症おこしてますねー」、会社のコピー機裏どんだけ毒溜めてるんだ。もうこんなの労災だ労災。
喉の炎症は発熱に直結しますので喉痛は怖いのです。
今年の冬は野菜が安いのです、白菜や大根や白ねぎや。
喉痛には白ねぎなのです、鍋用のぶっといの買ってきてコンソメ煮、ことこと炊いてとろとろを食べています。
あと生姜とかニンニクとかも食べたくて、顔がンまい、じゃない、カオマンガイ(海南鶏飯)作る、炊飯器で作るやつ。できたできた、ンまいンまい。
ぶっとい白ねぎ一本乗せて炊いてもおいしいかもですね、ネギのせカオマンガイ。ねぎがとろとろして鶏がほこほこして、よさげ。
◇
フィギュアスケートの国際ルールは毎年毎年ちょこちょこ改正があるのです、羽生一強すぎてまたルール改正くるんじゃね?と一部で噂されてまして(特定の選手に偏らないようにするため)、羽生くん自身インタビューでそんなこと言ってた、が…
どう改正しても羽生不利になる方向が見えないな。
今季は着氷ミスの減点が大きくなったりしてるそうですが、着氷もきれいでエッジも正確となると…
…国際試合はコーチの国籍別でエントリーにしろとか…そのくらいしかイチャモンつけられねーな(別にイチャモンつけるためにルール改正しているわけではないのは知ってるけど)。
クマのプーさん似とか言われて「あれはユヅルの趣味で」と不本意そうなブライアン・オーサーコーチの現役時代、カルガリーオリンピックあたりの映像見ると紅顔の美青年で時間の流れを思います、が、名古屋スケート王国が誇る山田コーチが今とほとんど変わらないおばさまっぷりでそのことにも驚く、永遠の中年か。日本では伊藤みどり全盛の頃です。
やっぱり同時期に活躍したアイスダンスのベステミアノワ・ブキン組の、ブキンの息子が今アイスダンスで活躍中と聞いて時間の流れを思います。わしわしがいちばんフィギュアにはまってた頃で、大好きなペアだったのよ。
そうか息子が活躍する時代か。おばちゃん年取るわけやで。しかし山田コーチは変わらない。
◇
今年は11月の末頃にシュトーレン買いまして、ちびちび食べています。
アドベント…とかいうんだっけ、シュトーレン的に正しい頂き方ですが、別に正しい作法を気にしたわけでもなくなりゆきです。
今年のシュトーレンはたまたま見かけた本場ドレスデン製のシュトーレンです。正統派ですね。箱を開けると「こりゃ完食に4週間かかるわけだ」と納得の大きさでした。ドイツ人は本気だ。あと「ビール純粋令」と同じくドレスデンのシュトーレンも材料比が決まっているそうな、ドイツ人は本気だ。
スパイスいっぱい入れたグリューワインとスライスしたシュトーレン、クリスマスを待つってのはよくわかんないけど「冬に向かう」という気分は高まっていきます。
いいですね。
2015年12月14日月曜日
真冬の夏日
金曜、獣医通い、なんだこの陽気、12月じゃに夏日を記録したそうな。
汗だくで獣医から帰って、とりあえずシャワー、もう役所めぐりは後日にしていったん寝る。
夕方起きて鶴舞。ゆうちんことしげちゃんとチェロとアコーディオンの即興イベントへ。
しげちゃんの絵見ると、ちょっとニキ・ド・サンファルを思い出す、具体的に似てるのじゃなく、パワーの噴き出しとか解放とか、そういう強い印象が。
今回は水平線1本引いての描きだしなので、天地開闢と思う。
翌日、地下鉄のサービスセンターで住民票ぶじ交付、ひきつづき名駅の旅券センターへ申請用紙もらいに。ルーセントタワーへの長い長い地下通路はじめて歩く、新宿駅から都庁への通路みたいな。
◇
フック的なものを買いに東急ハンズ。
該当の金具コーナーの札が
ひーとん
よーとー
で、なんか可笑し可愛いかった。
先が輪状になってるフックの正式名称はヒートンというのか、そういや大きさは違うけどアクセサリー用のパーツにもヒートンてあるな、言われてみれば同じ形状だ。
よーとーは、「洋灯吊り」からきていることを後から知る、日本語なんかい。というか洋灯渡来以前の日本じゃあの形状の引っ掛け金具は存在しなかったんかい。提灯とか、どうしてたんだろ。
◇
ミガキニシンを「磨き鰊」だと思っていた人は多い。
わしわしはカタクチイワシを「堅口鰯」だと思って、対になる「柔口鰯」もいるんだろうと思っていたよ、昔。
◇
ハビエル・フェルナンデスはスペイン代表のフィギュアスケーター。
ハビエル・エルナンデスはメキシコ代表のサッカー選手。
はいここ試験に出ますよ。
◇
Amazon年末セール中…
買う予定なくざっくりセール予定品見てたら出てきた「名前長いので修正します」、
元はどんな名前だったやら…
2015年12月11日金曜日
2015年12月10日木曜日
2015年12月8日火曜日
カニカクニ
金曜、家族旅行で金沢へカニ食べに行く予定が、天候不良で特急しらさぎもサンダーバードも運休という珍しい目に遭い気づいたら広島でカキ旅行してました。
ま、それはそれでええんです。
太平洋側はのどかないいお天気だったこと!
荒れ模様の北陸に行くからとユニクロonユニクロ更にカシミア、という真冬仕様で臨みましたのにねー。
ま、それはそれで。
広島は路面電車が走る街なんですね。
しかも車掌さんがいるのですね。
車掌さんの制服がかわいい感じでした。
土曜に宮島行くのに電車の中で一日乗車券(フェリー乗船可)を買いましたら、車掌さんが要所要所でポイント観光案内までしてくれまして、地元愛に溢れたエピソードが語られるのを楽しめました。なんかトクした。
宮島渡って厳島神社ぐるっと参拝したのに景色とかの記憶が薄いのは、足元不如意の母の手を引いて「はいココ段差あるよ」「こっからダラダラ坂になるから踏ん張って」とか足元ばっか見てたからだな。
あと鹿ばっか見てた。
奈良の鹿は我が物顔でひゃっはーしながら紙もの強奪しに来てコワイですが、宮島の鹿はこんにちは…ってご挨拶して通りすぎるおりこうさんたちでした。
浜辺と鹿というのも、ここ以外であんまり聞かない取り合わせだ。
海の幸山の幸、堪能してきましたよ。
◇
いろいろと性格などもわかってきまして、お互いの生活パターンなども把握しはじめまして。
おっさんは飼い主さんに「残サム(残念なハンサム)」と呼ばれていたのが納得の絶妙な残念さです。
なんだろうな、奥目なんだな、目元がギボアイコに似てるよな。眉毛が寝癖で下がってるともうムラヤマトミイチかっていう。
性格はお人よしです。いつもレディーファーストでね。そして忠犬のように聞き分けがよい。年の功かね。
チャコさんはうち来た当初は好奇心旺盛で懐っこくてどこに行くにも付いて回って「あ、そこがお風呂場ね!」「そっちにもお部屋があるの?見たい見たい!」的なはしゃぎっぷりだったのが、3日目の夜に急に、ほんと突然に、「ママがお迎えに来ない!」と気づいたらしくブルー入ってしまわれ…玄関やキッチンで子猫みたいな心細い声でニィニィ鳴いていらっしゃいました。
これはあれだ…親戚の家に泊りがけで遊びにきた小学生が夜になったら急におうちに帰りたくなって泣くやつ…ホームシック。
その後鳴くのは止めたのですが、まだどーにもホームシックです。しかたないか。
ゆっくりうちになじんでおくれ。
2015年12月1日火曜日
アフガン脱出
切ろう切ろうと思いつつほっといたら伸びた、的な髪型をいつもしています。
やっと切りました。アフガニスタンの犬から前髪のあるシーズーって感じか。
◇
いろいろ検討して、結局、オークションサイトで新しめの中古コンロ買う。
もし不満があってもこの値段ならいいかって思えるし。
中古の調理道具ってちょっとなんとなくヤなんだけど、そもそも元々が部屋の備品の20年ものだし「なにを今更」である。
で、
鍋焦げ焦げは見逃してください
めっちゃ測って「59.2cmまでいける!」とキチキチぴったりサイズに挑戦、キッチリ納める。
あと普段使いは右バーナーがメインなので結局左強火(右がタイマー付)のにしたよ。炒め物より煮物が圧倒的に多いもんすからね。
味噌おでん作成中…
明日のお弁当も激しく茶色い。
◇
11月の中頃より、訳あって訳ありの猫がいます。
チャコさん7歳です。
おっさん10歳です。
チャコさんはお手手もお顔も小さくて懐っこい構われたがり屋さんです。
おっさんは7kg超の大猫で白猫オッドアイです。ハンサム要素に溢れていますが全体的に残念なおっさんです。そしてガタイはいかついですがかなりおっとりしたお人好しです。
よろしくお願いしますね…