2020年6月15日月曜日

記録されないことは記憶されない

そろそろプロポだ計画書作成だで業界が最初に忙しくなる時期にさしかかっております。
社員さんは基本在宅勤務なので執務室は閑散としています。
リモートでのやり取りにもTeamsにも慣れ始めています。

街中の人出も増えてきてじわっと日常が戻りつつあるような気がするときもありますが、比較的行動範囲に近いところで罹患者が出たと聞いて緊張感を新たにする日々です。
なんにも終わっちゃいないからね、でも最大の緊張感なんてそうそう持続できない。

危機感はありながら…常にどこか浮世離れした…SFの設定でも読んでいるような、離人症的な非現実感もあって、これもまた精神の均衡を図ろうとするシステムの発動なのかなあ、でも正常でいようとする機序で認知が歪むのはすでに正常ではないんじゃないかなあ、と、考える。

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オージャカンは夏のツアーを中止して、かわりにというかファンの皆さまのステイホームの一助に秘蔵アーカイブ映像の公開をしたり、通販再開したり、なんかかんか動き続けています。
でらくそ好きな『I KILL-イキル』(2006年)の記録映像公開は嬉しい。こっちが嬉しがってどうする、でも嬉しい。手前味噌ってやつですよ。


超かっこいいサカエちゃんや絶好調の☆之さんや、まだ客演時代のイケリョウやイケボの大介さんや、ひょっとこな日与津十子や、ゆうちんこの床屋ざかりの後頭部や、レイテの川を遡るノブさんや、ふみちゃんとにわじゅんの安定の保母さんコンビや、ちゃぶ台ガールズのアンサンブルの美しさや、キレッキレのはまじマジックや、夢の背景みたいにしらんまに細部の設定が入れ変わってる美術や、もういろんなことが最高潮すぎてでらくそ好き。そもそも下敷きになってる『絶対相対/キットアイタイ』が好きなんだけど、イキルの「生まれついての極悪非道な男の一代記」的な内容もタイトルと相俟って忘れ難い。

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人間、向き不向きちうかさ、特性や適性ちうもんがあるわけで、普段は昼行燈でも緊急事態や危機的状況、前代未聞や未曽有の事態にめっぽう強い人もあれば、日常的な業務はすごく得意で有能だけど突発の事態にはパニクったりバグっちゃったりする人も当然あると思うわけよ。
でもなんかこう、かなしいかな、今みたいな非常事態時の発言や行動に対して「今回のことであいつの本性がわかったな」って思いがちよね。特殊事態の特殊行動かもしんないのにね。

今回のことではね、団子先生がブレなかったのが、久しぶりにちょっといいなと思ったかな。
「不用の普及」、わしらの行ってきたことはそれでしかないのだ。それでいいのだ。