2020年6月3日水曜日

空の青にも染まず

今年は地元神社のお祭りも、各地航空祭も軒並み中止であるなあと思っていたら、ブルーインパルスが東京上空を飛びなさった。
空を見るのはええもんやよね。

2018浜松航空祭

日本ダービーはコントレイルが無敗の2冠とかいってた、コントレイル(飛行機雲)にツキのある週末であった。

わしわしは別にミリオタではないのだけど、ナショジオの『メーデー!:航空機事故の真実と真相』シリーズが好きで、あとウィキペディアの航空機ポータルが好きで、一つ読むと関連記事で次々次々、一日中読んでいられる。
事故の記事なんでだんだん憂鬱になってくるところに、機長の判断で奇跡的に助かったり乗客の中にたまたまパイロット教官が乗り合わせていて助かったりする話が出てきて、こうゆう万に一つの話があるからすげえやと読み止まらない。万に一つと言えば、事故が発生することそのものがハインリヒの法則的に万に一つの重なりであるのだけど。
で、航空機事故への関心からちょっと現物に興味がわいて、この辺だと岐阜基地の「異機種大編隊」がなかなか変態らしいと小耳にはさんで各務原までのこのこ出かけて航空祭にはまったのであった。
だもんで今も展示機みると「こいつがピトー管ってやつですね」と、メーデー(で得た)知識の確認の場になる。あと咄嗟に浮かぶメーデー用語はアンチアイスオフかなあ。

大空には何も見えない誰もいない
ああプロペラと ただMECHANISM
エンジンの音以外 僕も誰もいない
ああプロペラと ただMECHANISM

青空と爆音ですよ。

2019岐阜航空祭。
異機種大編隊はTPC(Test Pilot Course)50周年記念のT字飛行。コールはTT兄弟で。あとたぶん異機種で縦列飛行って何気にめっちゃ難易度高いやつ。

岐阜の飛行開発実験団が凄かったり、プチ旅気分の浜松で見た米空軍パイロット"プリモ"大尉にTake My Breath Awayされたり、ちょっとずつ足を伸ばす範囲を広げつつあって、じゃあ今年はアグレッサー見に小松まで行ってみようかな、おみやげは噂の爆音米かな、と思った矢先のコロナであった。

平和平穏じゃないと見れないんだよ、去年の浜松エアフェスタは台風19号の災害派遣で中止になるかなって思った。去年は観艦式が中止になってたね。
2019岐阜航空祭、飛行開発実験団の特別塗装白いF-2。

はやくのんきにぷらぷら旅行したりお祭りでもみくちゃになったりできる世の中に戻るといいなあ、でももう「戻る」ってことはないのかな、何か、世の中が変わるのかな。