特殊な訓練がはじまった。
いやこないだのエロバー(ことプリシラ)で田岡さんが「柏が訓練受けるの?特殊な訓練か!」っていうから…(ホルモン鉄道の歌で「特殊な訓練ブルース」というのがあるらしい)
残念ね、特殊じゃないのよ。一般的な職業訓練。汎用性のある技術を習得しようと。
昨。
受講指示のため職安に行った。
名古屋東の安定所ってわたしの通ってた中学校のすぐそばなのよね。
自由が丘のがんセンターにも家族の世話で通いつめたし、8才~22才ごろの人格形成期を過ごした町。
なつかしーな、変わったな、変わらないな、など思いつつ自転車で駆け抜け。
受講指示の会場に中学の同級生がいた。奇遇にびっくりした。
同級生、というか、演劇部の4人組のひとり。クラスは一緒になったことがない(1学年10クラスのマンモス校だった)。
ちなみに4人組のうち一人は、現在ksec在。
30才くらいまでは時々うち(角田家)で4人集まってご飯会とかしてたんだけど、そのうち全員結婚して皆すぐ子もちになって、で疎遠になって、だから会うの10年ぶりとかかな。
もう日暮れだったので一緒にデニーズでごはん食べて、短い時間でお互いこの10年分のあらすじを話して。
いやあ。女の30代の10年間って。お互い笑って話してるけど、かなり、ずっしりくるね、ははは。
彼女はほんとに苦労を重ねてきてて、その分これからは楽になるといいなあと思う。
若い頃に商社の貿易事務やってて、それからシンガポールへ現地駐在員だったか語学留学だったかで数年暮らしてたので、「国際ビジネスコース受講でしょ!」「あたり!」
現場を離れてブランクが長いので貿易関係に返り咲くための受講だと言っていた。大丈夫、昔取った杵柄。
中学の4人組って全員ベクトル違いの個性派が揃っちゃってすごい仲良くてそれぞれがそれぞれの親とも仲良くて、
3年間4人ともクラスはバラバラだったけど放課後ずっと一緒で部活のない日も(まさにこの)デニーズの裏の駐車場でずーっとおしゃべりしてた、
中学生って一番無分別に無遠慮に言いたいこと言ってやりたいことやってなりたいものがあってバカで面白くってちゃんとそれぞれの人生みたいのが頭角現しはじめてて、一番、楽しかった、ある意味4人とも無敵だった、
懐かしいのと、変わったなと、変わってないなと、いろいろとで、別れ際にわけのわからない涙が出て困った。
「年取ると涙もろくなるよね、あたしは30過ぎたら泣かなくなったけど」と言われた。
会えて嬉しいのと彼女の身の上が胸に苦しいのと。
すこし、辛い話だった。どう対応していいかわからない。動揺する。
わたしらほんとうに、中学の時が最強だったんだなあ、と思った。
それはうれしい記憶なのよ。なのに泣く。
夜。
寝付かれず困った、前の晩ほとんど寝てないからすっと眠くなるかなと思ったのに。
不眠。
不安。
不眠で不安。
不安で不眠。
不眠のヒマが不安を生んで、不安が不眠のエサになる。
ひどく不安になって泣いてしまい、ああほんとに弱くなった、寝付けないまま3時半。
不安を保留にして最近あった楽しいことを思い出そうとするのに思い出せない。
いったん起きて不安の胸のうちを実況的に日記に書きかけ、止めて、消してもいちど床に就く。
この頃、書いては消し書いては消しが多くなった。
どうせなら楽しいことを残したいじゃない。
楽しいことだけ書いてたら楽しい日記帳になるじゃない。
500円玉貯金みたいに一日一つ楽しいの書いてったら一年で楽しいが365ストックできるじゃない。
でも500円玉貯金がなかなかできないのとおんなじでなかなか「楽しい」貯金も難しい。
その後、やっと寝付くも、明け方、悪い夢のため目覚める。胸の上でどっかりねねむさんが香箱組んでいなさった。胸重い→悪夢見るのパターンか。
胸の上じゃなくておふとんに入ってくださいよう。