「ポジコロ入院記」
すげえ怖かった。寝る前に読むものじゃなかった。
でも面白い、というか、知れないことが知れて興味深くあった。
新型コロナの特徴に「急激に悪化する」というのがあって志村けん死んだ時にもよく言われてた。志村以前に「コロナを移してやるおじさん」が愛知県で出た時、居酒屋とフィリピンパブ梯子してカラオケ熱唱してたおっさんが、持病があったとはいえわずか2週間で死んだと聞かされてこの病気の怖さを知った、個人情報に配慮して患者の詳細は伏せられることが多いので、流行初期のうちにあれだけ詳細が知れたのは貴重ではある。
しかしあんな、「陽性出ちゃったから念のために入院しておきましょうね」みたいな状態から2週間で人は死ぬものなのか?という、病気の進行の様子がこの入院記を読むと詳しくわかる。
何が怖いって、一度症状が落ち着いてある程度時間的経過を置いてから再発熱するあたりだよ、もうこれほんとに的確に殺しにきてるとしか思えない。背後にまわりこんで殺す、的ないやらしい振舞い。なんだこのウイルス。ウイルスなんて、細菌と違って自己複製も碌にできねえ半人前のくせによう。
著者が医療関係者なのでところどころ薬効機序やらの解説が入るのもいいアクセントになってると思います。4/28の時点でまだ入院は続いているのでどきどきしながら追っかけています。食事が改善されるといいなあ。